シーズン1・アウトロ 涙と過去を埋めて(上)

ビデオ屋にとても裕福そうなお客さんが来た、話してみよう。

…やってきたお客さんと話してみよう…

【?】ムービーあくま

ヒューゴ
失敬、どうかヒューゴ…と呼んでもらえるだろうか。
さしあたって俺のことは、いち収集家だと思ってくれていい。
貴店のことは、新エリー都で最も趣のあるビデオ屋だと聞いていてね。
今日はこうして門扉をくぐる幸運に恵まれたわけだが…
成程、評判に違わぬ佇まいだ。
慎ましやかでありながら洗練され、品格の中にも温もりがある。
黒夜のなかをあてどなく彷徨う途上で見つけた、煌々と輝く灯火…
そんな、心休まる店構えと言えるだろう。
それだけに留まらない。
どうやらここには、名のある者たちがこぞって出入りしているよう
じゃないか。
それも治安局や、対ホロウ行動部のエリートたちが…
店長のお二人は若くして有望であるようだな。
ご立派なことだ。

①そうそう、そうなんですよ
②【?】

リン
お客さんったら…
もう、お上手なんだから!
まあその通りなんだけどね!

ヒューゴ
これは一点の曇りなく、我が心からの言葉だ。
貴店からは非常に特別な「何か」を感じる。
ゆえに…
あの情報についても、おそらくは真実なのだろう。
そう、「悪魔の子」。

①!?
②【?】

リン
…!?
い、今なんて?
ごめんなさい、ちょっとよく聞こえなくて…

ヒューゴ
おっと、お二人とも…
何やら狼狽しているように見受けられるな。
『悪魔の子』とは、俺が求めている古い映画のタイトルでね。
さして脚光を浴びた作品でもないゆえに、状態のよいビデオテープを見つけられていないのだ。
それとも…
何か、君たち自身の琴線に触れてしまったかな?

①考えすぎだよ
②【?】

リン
えっ?
ふ、深読みしすぎだって。
私たちも聞いたことのない映画だったから、まだそんなのがあったんだあ…
って思っただけ。

ヒューゴ
ああ…
お二人に罪はない。
この映画は些かニッチにすぎるきらいがあるからな。
悪魔の二文字を冠してこそいるが、その実は吸血鬼にまつわる伝説を根幹に据えている。
ご存知だろうが、吸血鬼とは旧文明の折に一世を風靡した虚構の概念…
青白い肌、仰々しい装い、一見して謎めいて危うげだが…
お高くとまった面皮の下には、恐るべき牙を隠している。
…そう、吸血の業だ。

①なんと言うか…
②【?】

リン
えーと…
それで言うとお客さんって、その…
すっごく、吸血鬼っぽいね…?

ヒューゴ
ハッハッハ…!
誉め言葉として受け取っておこう。
だが惜しいかな、この新エリー都に吸血鬼などというものは存在しないのだ。
この俺も、血を吸わないと生きていけないような体質ではない。
強いて言えば、低血糖ぎみなことが悩みではあるがね。
ビデオに話を戻すが、筋書きはこうだ。
吸血鬼となってしまった主人公が、長きにわたる陰謀のすえに罪業深き「父親」を殺し、自らもまた灰となって消えてしまう…

①悲劇だね
②【?】

リン
それは、悲しいお話だねえ…

ヒューゴ
悪くない結末だと思うがね。
主人公が己の本懐を遂げたのなら…
それにあたって、死という代価を支払っただけのことだ。
やれやれ、貴店ほどの店であっても俺の求めるビデオはなかった…
残念だ。
ついては、この店でいま貸し出している映画をひとつ残らずレンタルさせてもらおうか…

①まいどあり、社長さん
②【?】

リン
ええっ!
急に太っ腹だねえ…!
よっ、社長さん!

ヒューゴ
なに、ニッチでつまらん映画の話に付き合ってもらったのだ…
礼のひとつもしなければな。
正直に言おう。
俺の収集家としての目には、貴店そのものが大いに伸びしろあるコレクションとして映っている。
ゆえに、俺がここで使う金のすべては自己満足と投資だと思ってもらいたい。

①うちの店が、コレクション?
②【?】

リン
コレクションの定義が、すっごく幅広いんだねぇ…
さすが収集家。

ヒューゴ
仕事柄、少しだけ知っているんだが…
新エリー都の一部「上澄み」の連中には、「人体の諸器官」をコレクションしている者もいるそうだ。
ハハハハ…
あくまで界隈の噂に過ぎないがね。
いささか刺激が強すぎたかな。

①ううん、ちっとも
②【?】

リン
ううん、ちっとも。
これでも都会に揉まれて色々見てきたからね!

ヒューゴ
ああ、俺の杞憂だったようだな。
むべなるかな…
この店に出入りする人々の多様さを思えば、店長くんの人脈も、経験も、推し量れようというもの。
それで思い出したんだがね…
近いうちに業界でも著名なオークションが開催されるんだが、収集家垂涎の品々が並ぶ予定だ。
それこそ、市場に出回っていない貴重なビデオなども…
もし参加したいと思ったなら、ぜひとも俺に声をかけてくれたまえ。
さきほどルミナスクエアを通りがかった時も、なにやら宣伝に勤しんでいるのを見かけたな。
抽選会のような催しをしているようだ。
興味があるなら運を試しに行くといいだろう…
何か面白いことがあるかもしれない。
とりわけあの界隈は、「上流」にもっとも近いといえるだろうからな。
結局のところ、秘密が明らかになるのは、いつだって光を背にしたときだ…
それでは今日はこれにてお二方、またお会いしよう。

【?】タイトル画像

アキラ
リン、あのヒューゴという人の喋り方は…
少し変わっていたな。
なんだかうさんくさいくらいだった。

①前にどこかで会った気がする

アキラ
僕も思い出したよ、やはり気のせいじゃなかったか。
あのコンテストで…
彼はいきなり棄権したんだったな。
とはいえ、まるで初対面のような対応には引っ掛かる…
僕たちのことを忘れてしまったんだろうか?
それとも理由があってそんなフリを…?

-------------------------

②あれが中二病ってやつかも

アキラ
そう言われると…
確かに彼の話し方は、中二病と言えなくもなかったな。

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アキラ
何であれ、彼の太っ腹には感謝だな。
今回の収入で数ヶ月分の電気代が賄える…
今日はついているぞ。

①ついてるといったら
②抽選会のことを言ってたっけ

アキラ
そうだった、ルミナスクエアでオークションの宣伝を兼ねて抽選会があるとか言っていたっけか。
リン、まさか君…

①運試ししてこようかな
②上流階級の世界を味わってこようかな

アキラ
まあ、今日は予想外の収入もあったからな…
リンが行きたいなら止めないさ。
でも、あまり負けすぎないよう気をつけてくれ。

①勝ちに行くよ!
②参加することに意義があるからね

アキラ
ああ、リンならきっと特賞も夢じゃない。
今日は僕が店番しておくから、早めに済ませてきてくれ。

収集家のヒューゴさんがルミナスクエアでオークション関連の抽選イベントがあるって言ってた。
今日は運が良さそうだし、ルミナスクエアに行って参加してみよう。


…ルミナスクエアへ行き抽選に参加しよう…

抽選会のスタッフ
豪華景品がずらり!
運だめしはいかがですかー?


ソフィおばあさん
人が多いねえ…

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抽選会のスタッフ
皆さん!
先着順ですので、割り込まないようお願いします~

抽選会のスタッフ
こんにちは、抽選ですか?
ただいま込み合っておりますので、最後尾に並んで頂いてよろしいでしょうか!

抽選イベントに参加する人はやっぱり少なくないね、先に並ぼっか。

…並んで抽選を待とう…

ヒューゴ
やはり来てくれたか、店長くん。

>あなたもいたんだね

ヒューゴ
予測できないからこそ、運命は人を魅了する。
ゆえにチャンスさえあれば、俺はそれを試すことを厭わない。
とはいえ、随分と混み合っていることだ。
ここを訪れる人は皆、自らの幸運に全幅の信頼を置いているようだな。

そこで突然、ひとりの人物が強引に列の先頭に割り込んだ…

ソフィおばあさん
ちょっとあんた、割り込みなんてやめなさいよ!

カーティス
なんだ割り込みくらい、僕が誰だか知らないとでもいうのか?

①誰だろうがダメだよ
②それで、どちらさん?

カーティス
お前――!
ものを知らないやつだな…!
目の前のポスターを見たか?
そこにいらっしゃるハルトマン様こそ、我が一族の現当主にあらせられるぞ!
お前たちがここでくじ引きに興じていられるのも、ハルトマン様の後援あってこそなんだ。
我が一族の社会貢献はそれに限らず…

①で?
②割り込みと何の関係が?

カーティス
まったく、ものわかりの悪いやつだ!
これは・我が一族が・わざわざ・催してやったイベントなんだ。
僕に優先的な権利があることくらい当たり前だろう!

①そんなルールあるか!
②誰がそれにOKを出したの?

抽選会のスタッフ
えっと…
私ただのバイトなので…
優先…
なんとかについては何も聞いてないです。

カーティス
チッ、ここまで僕のメンツを踏みにじられたのは初めてだ…
待っていろ、こんなもん電話ひとつで――
待った、財布は?
僕の財布がどこにもないぞ!?
…そうかそうか、だからわざわざ僕の気を引くようなマネをしたんだな!
その隙に財布を…!
この泥棒!

>えっ?私?

カーティス
そうだ!
僕に一番近かったのはお前だろう、今すぐ僕の財布を返せ!

ヒューゴ
根拠もなしにそのような物言い…
良い習慣とは言い難いものだ。

カーティス
フンッ、僕は勘が鋭いからな。
最初からお前たちにはどうも違和感があった…
それ見たことか!

ヒューゴ
…この男の説得は、いささか骨が折れそうだ。

泥棒だと勘違いされたみたい…
誤解されたままじゃいけない、カーティスと話し合おう。


…カーティスと話し合おう…

「正体」
カーティスと激しい口論をすることになってしまったが、最終的にヒューゴさんと一緒に相手を言い負かした…

リン
(なーんかエラソーな人だなあ…
こういう人にはちょっとくらい強気で行ったほうがいいんだよね。

カーティス
ふん、隠したって無駄だ。
お前の正体はとっくに見破っている!
善人ぶっているが、その裏に別の顔を隠して…
巧みな手腕で多くの人々を悩ませている…
おまけにその道で知らぬ者はなく、名声や地位もほしいまま…
そう、お前こそが――
新エリー都でもっとも悪名高い怪盗団、モッキンバードだ!

①その通り!

リン
よくわかったね、私があのモッキンバードだって!
だからって、私があんたのものを盗んだかどうかはぜんぜん別の話だけど!

カーティス
しゃあっ!
見たことか、自分で認めやがった!

ヒューゴ
…真面目に取り合いたくない気持ちは、察するに余りあるがね…
この手の胡乱な告発を、安易に認めるべきではない。

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②【?】

-------------------------

③【?】

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カーティス
とにかく、そんなことはどうでもよくてだなあ…!
お前、僕が誰なのか知らないだろう!
僕はカーティス・レイヴンロック――
あのTOPSの中でも知られた一族、レイヴンロック家の人間だ!
僕を怒らせてみろ!
絶対に後悔するぞ!

①TOPSのくせにくじ引きに?

リン
ふーん?
TOPSに連なる家柄の人なんかが、なんで私たち庶民と福引きの列に並んでるの?

ヒューゴ
攻撃は最大の防御…
君はそれに長けているようだ。

カーティス
それは…
うちの当主がイベントの後援をしてるからだ!
いわゆる視察的なアレであって、くじ引きはついでにすぎない!
ぼぼぼ僕が金欠に見えるっていうのか!?

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②【?】

-------------------------

③【?】

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カーティス
とにかく、僕のそばにいたのはお前だけだ、財布を盗ったのはお前に決まってる!
さっさと認めたらどうだ!
財布を盗ったのはお前に決まってる!
さっさと認めたらどうだ!

①(身の潔白を証明しよう)

リン
誤解だってば、財布なんて取らないよ!
近くにいたのだってただの偶然だし。

カーティス
そんな偶然が重なってたまるか!
最初から悪事を企んで近づいてきたんだろ!

ヒューゴ
甘いな。
この手合いは下手に出れば出るほどつけあがる。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

カーティス
ごほん…
いずれにせよ、僕の財布がなくなったことに変わりはない!
ディニーがこれでもかと詰まった財布がな!
誰かが責任を取らなくちゃならない!

①探すのを手伝ってあげようか?

リン
…じゃあ探すのを手伝ってあげよっか?
どっかに落としてるだけかもしんないし。

カーティス
いやあ、財布を落として気付かないってことはないだろう…!

ヒューゴ
切り口は悪くないが、惜しいな。
効き目としてはいまひとつだ。

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②【?】

-------------------------

③【?】

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ヒューゴ
レイヴンロック家の家人よ。
貴公の告発にいかなる根拠もないことは火を見るよりも明らかだ。
貴公の装い…
上辺は小奇麗だが、よくよく見れば皺が目立つ。
おおかた一張羅なのだろう。
それもずいぶん長いこと愛用しているようだ。
袖口についている生乾きのそれは…
インクか?
抽選が終わってしまいやしないかと、勤め先から急ぎ駆け付けたのでは?
総合すると、貴公はあまり裕福ではなく、慎重さとも無縁…
財布に愛想をつかされたのも貴公自身の過ちだ。
もっとも、たいした額は入っていなかったのだろうが。
ではなぜ、「盗まれた」などと虚言をしたのか…
一族の名声をあてにして、せめて煙草銭を巻き上げようと画策したのではないかね?

カーティス
こっ、こいつ…!
でたらめをスラスラと…!

ヒューゴ
いずれにせよ、必要だな?
謝罪が。

カーティス
く、くそ!
お前たちの顔は覚えたからな…
首洗って待ってろ!

カーティスとの議論に勝ったけど、どうもヒューゴさんの様子が変だよ…
さっきのことを話してみよう。


…ヒューゴさんと話そう…

「真の公平」
カーティスが財布を失くしたことに、ヒューゴさんが関わっているかもしれないと気づいた…

ヒューゴ
俺は、無辜の人々が不当な罪を着せられるのが何よりも耐えられないのだ。
ともあれ無事に解決した。
このことは綺麗さっぱり忘れたまえ。

①助け舟を出してくれてありがとう
②【?】

リン
助け舟を出してくれてよかった…
じゃなきゃあいつまだゴネてたと思うよ、たぶん。

ヒューゴ
俺は何もしていない。
これは君自身の手でつかみ取った勝利だ。
幸い、あの男も然るべき罰を受けた。
かような愚行に及んだ時点で、覚悟はできていたはずだがね。
誰かに害をなさんとすれば、まったく同じことを報いとして受ける…
俺に言わせれば、それこそが真の「公平」なのだ。
我々の住む世界には、この種の公平が著しく欠けている。
そうだろう?
従って俺は、「公平」を期すためであれば、時に特別な手段に依ることもやぶさかではない。

>なんか怖いこと言ってる…?

リン
なんか怖いことみたいに聞こえるけど、まさか…

ヒューゴ
秀逸な映画というものが、早々に結末を明かさないのと同様に…
君には思う存分真実を求める権利がある。
いずれにせよ、この場でまみえたことは僥倖以外の何物でもない。
君と俺の邂逅を記念して…
この抽選券を受け取ってくれたまえ。
君に幸運をもたらし、汚らわしき者たちや、取るに足らない物事を忘れさせてくれると願っているよ。
ああ…
そうだ、TOPS傘下にいるレイヴンロック家のことは、君も聞いたことくらいあるだろう。
かつてこそTOPSにおいて絶大な存在感を誇り、飛ぶ鳥を落とす勢いであったことは事実だ。
だが惜しいかな、盛者必衰は世の常でもある。
現状はもはや…
資産と評判の両面において、かつての栄光には遠く及ばない。
彼らレイヴンロック家にとっては因果応報ともいえるがね。

>何か因縁でもあったの?

ヒューゴ
ハハハハ…
知ってのとおり俺は収集家なのだ。
あの手の上流階級と関わることは避けられない。
とはいえ、その中でも厄介な手合いであることは確かだと言えよう。
邪険にして狡猾、手段を選ばないとは彼らのための言葉だ。
TOPSにおいてそれが珍しいかと問われれば…
とはいえ、とりわけ嫌悪される部類であることは間違いない。
先ほどのカーティスがよい例だな。
傍系であることを歯牙にもかけない威張り散らしよう、君も見たはずだ。
いち収集家にすぎない俺には到底太刀打ちできないのだよ。
そうでなければ…
とにかく今後、レイヴンロック家の人間に出会うことがあれば、距離を取ることをすすめる――
無論、TOPSの人間なら誰であれそうすべきだがね。
何しろTOPS財政ユニオンは、新エリー都を頂きで統べる者たち
少なくともそのうちの一方と言えるからな。
当然、もう一方とはメイフラワー家に代表される市政勢力だ。
両者は水面下において犬猿の仲でね。
新エリー都という陽だまりに、彼らのような存在は二つと入れない――
俺からすれば、ただの内ゲバなのだが。
おっと、少しばかり話し込みすぎたか。
今日のところはこれでお開きとしよう。
機会があれば、また。

ヒューゴさんが去った後、道端に財布で遊んでるネコを見かけた。
財布は空みたいだけど…


ミア
あれっ、なんかポッケの中のディニーが増えてるような?

イーダ
私も…
こんなにお金持ってきてたっけ…

ソフィおばあさん
おやまあ、親切な人がお金をくれたのかしらねえ?

試しにポケットに手をいれたら、ヒューゴさんのくれた抽選券があった。
とりあえず引き換えに行こう…

抽選券
【?】
ヒューゴがくれた抽選券。
どんなものが当たるのかな…

ヒューゴさんが宝くじをくれた、スタッフさんのところで引き換えてみよう、当たるかもしれないよ!

…抽選会のスタッフのところで宝くじを引き換えよう…

抽選会のスタッフ
景品の交換はこちらへどうぞ〜

抽選会のスタッフ
先ほどはありがとうございました。
あなたとお友達がいなければ、あの人とのやりとりはだいぶ長引いてしまいそうでしたから…
あ、賞品の交換ですよね?
ではチェックさせて頂きますね、あなたの抽選券で当たったのは――
とっ、特賞です!
本抽選会で唯一の特賞が出ました!

①ほんと!?
②私が?

抽選会のスタッフ
抽選券は嘘をつきませんから!
今日の特賞はあなたのものです!
おめでとうございます!

イーダ
情けは人のためならず、ってやつ?

抽選会のスタッフ
賞品は50000ディニーです、こちらをどうぞ!

まさか本当に当たるなんて!
戻ってお兄ちゃんと話そう。


…ビデオ屋に戻って、お兄ちゃんと話そう…

アキラ
なんだって、本当に当たったのかい?
しかも特賞?

①うん
②ヒューゴさんの抽選券だけどね…

アキラ
うーん、とはいえ特賞なのに5万ディニーぽっちとはね…
道徳的な観点で言うと、ヒューゴさんにもすこしお裾分けしたほうがいいんだろうか?

①確かにそうかも…
②彼からしたら端金かも

アキラ
…とはいえ、ヒューゴさんの連絡先は聞かずじまいだったからな…
仕方ない、この話は今度来てくれた時にしよう。

ブリンガーの案件に新たな進展があったみたい、お兄ちゃんと話してみよう。

…お兄ちゃんと話そう…

アキラ
リン、さっきのニュースでブリンガー事件の調査結果について報じていたよ。
監察官いわく、全てはブリンガー個人がやったことという結論のようだ。
治安局は内部監査のただ中というから、大物関係者が多く浮かび上がると思っていたけれど。

①ちょっとあやしいかも
②意図的に伏せられたかも

アキラ
それもそうだ。
讃頌会が関わっているし、治安局としてもいたずらに公にはしたくないだろう。
なんだか、恐ろしい秘密が裏に隠れている気がする。
リン、スマホが鳴ってるみたいだ、誰かからメッセージかもしれない、早くチェックしよう。

▼ノックノック:『ライカン』

プロキシ様、突然のご連絡をお許しください。
恐れ入りますが、これからお時間がございますでしょうか?
重要な件がございますので、直接お話しさせていただきたく存じます。

①時間ならあるけど
②良いことじゃなさそうだね

時間ならあるけど、良いことじゃなさそうだね

私めの拙い見解ですが、少なくとも悪い事とは言えないと考えております。
お時間をいただけて大変ありがたく存じます。
それでは少々お待ちくださいませ。
私とエレンは五分後、ビデオ屋に伺います。

ライカンさんとエレンが訪ねてきた、話してみよう。

…ライカンさんとエレンと話そう…

ライカン
プロキシ様、この度は重要な件についてご相談したく参りました。
しかしその前に、まずはお伝えしなければならないことがございます。
ヴィクトリア家政がお仕えするご主人様について…

エレン
そ。
たぶんまだ知らないでしょ。

アキラ
確かに知らないけれど…
君たちの謎めいたご主人様…
というところだろう?

ライカン
左様。
私共ヴィクトリア家政がお仕えするのは、メイフラワー家の現当主
そして、新エリー都の市長閣下でもあらせられるお方でございます。

①市長…?
②私が知ってる、あの市長…?

ライカン
はっ、新エリー都の市長閣下はただお一人でございますゆえ、あなた様がご想像されている人物かと。

エレン
だいじょぶだって。
市長ったって、フツーの人には変わりないし。
まー会ったことないけど…

アキラ
流石に飲み込むまで時間が欲しいな…
大物に仕えているだろうとは予想していたけれど、まさか市長クラスだったとは…

ライカン
実のところ、お二方とお話しをしたいというのは市長閣下のご意向でございまして。
なにせお二方はブリンガーとサクリファイスの件に、深く関与されておりますから。

①市長が…私たちと話がしたいって?
②私たち、なにかやらかした?

ライカン
お二方のご懸念は十分に理解しております。
ご安心ください。
私めの名誉にかけて申し上げますが、市長閣下にはいかなる悪意の類もなく、お二方にいかなる責任を問うこともございません。
また、物理的な対面ではないこともお伝えしておきましょう。

①そこまで言うなら…
②話してみよっか

ライカン
感謝いたします。
それでは早速、市長閣下にお取次ぎをしたく。

ヴィクトリア家政の主は市長さんだったんだ、市長は私たちと話したがっていたから…
ライカンさんを通して連絡をとってみよう。


…市長さんと連絡を取ろう…

「市長のプレゼント」
市長の協力のもとH.D.Dシステムをアップグレードし、エーテル適性の制限を無くした。
これで、より長い時間ホロウに滞在できるようになった。


ライカン
市長閣下、お二人をお連れしました。

市長
こうして君たちと言葉を交わす機会を得られて、嬉しい限りだ。
親愛なる子供たち。
ヘーリオス研究所は、あたたかな場所だった。

①知ってるんですか…!?
②【?】

リン
ご存知なんですか?
…あの場所のことを!

市長
もちろんだとも、君たちの先生のこともね。
カローレ君は…
素敵な人だったな。
旧都陥落の青が彼女にあると聞かされたときは、なんとも残念に思ったものだ。

①先生は無実です
②【?】

リン
先生は無実です!
あのことには、何か裏があるに決まってます!

市長
ああ、そうであればどれだけいいか。
ただ…
旧都の陥落がもたらしたものはあまりに大きかった。
君たちが、その不当な余波を受けていることについても…
子供たちよ、この数年の苦労は大変なものだったろう。

①私たちが先生の潔白を証明します
②【?】

リン
いつか…
私たち、先生の潔白を証明する証拠を見つけます!

市長
ああ、君たちの成功を祈っているよ。
今回連絡を取るに至ったのは、ある重要なことを君たちに教えるためだ。
君たちの…について。
私は、カローレ君が生前遺したデータを発見した。
君たちの目に入っているインプラント…
その副作用を緩和する方法を、彼女は長い時間をかけて求めていたようだ。

①先生…
②【?】

リン
先生…
ずっと私たちのことを気にかけてくれてたんだ。

市長
その通りだ。
ゆえに私は、これが彼女の遺志に他ならないと考えている。
かつての友として、彼女の課題を全うする手助けをしたい。
簡潔に言うと、君たちの目に埋め込まれたインプラントは大脳と直結しており、その動作は君たちの体がどれだけ負荷に耐えられるかに依存している。
このため、H.D.Dシステムが君たちの身体機能の一部を占有することで、いくつかの問題を引き起こしていた。
その最たるものが――
システムの使用によって、君たちに生来備わっているエーテル適性が抑制されてしまうことだ。
カローレ君が遺したデータサンプルを元に、私は人員を雇い研究を行わせた。
時間はかかってしまったが、H.D.Dシステムのアップグレードプランが遂に完成したのだ。
これにより、H.D.Dシステムは動作時の消費エネルギーを大幅に抑えることが可能になる。
結果として、君たちのエーテル適性は大きく向上――
正確には、本来の適性に戻るだろう。

①つまり…生身でホロウに入れるようになる?
②【?】

リン
システムをアップグレードしたら、自分の体でホロウに入れるようになるってことですか?
つまり、イアスに頑張ってもらわなくても

市長
そうだ。
適応には時間こそかかるだろうが、徐々に慣れていくだろう。
今後は、マルセルグループの技術者に君たちの体の状態をチェックさせる。
君たちの消耗を抑え、エーテル適性が滞りなく回復するようにな。

①ありがとうございます
②【?】

リン
そんなすごい技術が…
ありがとうございます!

市長
…私に礼を言う必要はない。
君たちが感謝すべきは、カローレ君のほうだ。
他にも、こちらで把握している情報によると、これまでに分かっている以上の力が、君たちの目には秘められている――
もっとも、これは私が君たちへの接触を控えていた理由でもあるのだが。
君たちの体内には、新エリー都全土に影響を与えかねないものが隠されているかもしれない。
力とは、よく研がれた刃物のようなもの。
その刃が正しい方向に向けられるか、それが肝要なのだ。
新エリー都市長として、私にはすべての市民の安全に対する義務がある。
これまで、君たちのことを観察させてもらっていたが――
今のところ、ヴィクトリア家政の面々からは賞賛しか聞いていないな。

ライカン
僭越ながら…
リン様も、アキラ様も、善良かつ誠実なお人柄でいらっしゃいます。
お二人であれば、彼らの力を正しい方向に向けることができると…
このライカン、信じております。

エレン
そ。
二人とも悪い人じゃないし。

アキラ
なんというか、恐縮ですね。
その力というのが、どんなものかは皆目わかりませんが…
絵に描いた餅とならないかだけが心配です。

市長
むろん、そうはならない。
今はまだ十分な情報が集まっていない段階でね。
価値ある情報が見つかり次第共有しよう。
ではこれよりライカン君に君たちのH.D.Dシステムをアップグレードしてもらう。
安心してほしい、アップグレードの全行程は君たちにも見てもらう。
君たちにもシステム面の知識はあるだろうから、それぞれの作業がどういうものかわかるはずだ。

ライカン
それではプロキシ様、失礼いたします。

ライカンさんがH.D.Dシステムの複雑なアップグレード処置を行っていく…

「解放」
HDDシステムをアップデートした後、市長からホロウ内でデータを集める依頼を受け取った。
ホロウに入って試してみよう。


しばらくすると、体の奥底で見えない枷を解かれたような感覚がした。
目と脳に鈍い痛みがあったが、程なくして清々しさと軽やかさに変わる。
まるで世界を覆っていたベールが取り払われたような…
不思議な力が、体中を駆け巡っていく。

市長
具合はどうかな?

リン
今のところいい感じ…です…

アキラ
本当かい?
僕はなぜだか…
ちょっと…
気持ちが悪いな…

市長
体質によるものだろう。
君の体が変化を受け入れるのには、ある程度時間がかかるだろう。
万一のため、回復するまでは無暗にホロウへ入らない方がいい。

アキラ
なるほど…
大丈夫だ。
回復するまではリンの助手に努めよう。

市長
しかし、君たちのうち一人がこれほど早く適応できたことは注目に値する。
いま、君のエーテル適性は大多数のホロウ調査員と同じレベルに達している。
特別なホロウでない限りは入ることができるだろう。
だが最初に入るときは、くれぐれも慎重にいきなさい。
ライカン君、エレン君、付き添ってあげるように。
ちょうど今、地下鉄のホロウでデータスタンドがいくつかトラブルを起こしている。
経験を積んだプロキシが必要なのだ。
君に任せたい。
むろん、報酬を支払うれっきとした依頼だ。
ここからの旅は、ゆっくりと進んでいけばいい。
時間をかければ、君自身の本当の力を見つけることができるだろう。

市長さんの助けでH.D.Dシステムをアップデートし、エーテル適性がある程度回復した。
ライカンさんとエレンと一緒にホロウに入り、市長さんの依頼を片付けよう。


…ライカンさんとエレンと一緒にホロウに入ろう…

ライカン
プロキシ様、準備ができましたら共にホロウへ参りましょう。
ご安心ください、私めとエレンがお守りいたします、あなた様に手傷を負わせることは決してございません。

>≪生まれ変わったかのよう

市長さんの依頼を無事に終えた、市長さんに話そう。

…市長さんと連絡を取ろう…

「盗まれたコア」
市長さんはサクリファイスから謎のコアを抽出したが、どういうわけかコアは盗まれ、しかもオークションに出品されてしまった。
市長さんはオークションでコアの落札してほしいようだ。


ライカン
市長閣下、ご依頼は滞りなく完了致しましてございます。
「パエトーン」様についても、大変に優れたパフォーマンスを発揮なされました。

市長
よろしい。
君たちには、やはり天賦の才がある。
実のところ、今回君たちに接触を図ったのはもうひとつ…
協力してもらいたい重要事項があるからなのだ。
君たちに、とあるオークションにて競り落としてもらいたい品がある。

①オークション?まさか…
②【?】

リン
あ、それ聞いたことあるかもしれないです…
近々、上流階級の人たち御用達のオークションが開かれる、って…

市長
その通り。
…君たちに白羽の矢を立てたのは、ますます正しい選択だったようだ。
単刀直入に言おう。
この件は…
君たちがかつて遭遇した「サクリファイス」と関係がある。

アキラ
「サクリファイス」…!
まさか、また現れたのか!?

市長
かつて君たちが、工事現場で打ち負かしたあのサクリファイスだよ。
治安局に回収させ、調査を行っていたものだ。
その結果、サクリファイスはホロウの外でも存在を維持することができるという、恐るべき力を持つこと、そして体内には人間のDNAが組み込まれていることが判明した。
そのサクリファイスの体内から、我々は奇妙なコアを摘出することに成功したのだが…
コアにもまた、サクリファイス同様謎めいた力が働いておりエーテル環境から離れた場所でも存続できるのだ。
しかしあろうことか、コアはしばらく前に盗まれてしまってね…
それも、新エリー都で最も厳重なセキュリティが敷かれたラボからだ。
私は内部の犯行とみている。
長いこと行方を探させていたものの…
それがどこで見つかったと思う?
なんと件のオークションの案内だよ。
何者かが、不届きにもサクリファイスのコアを埋め込んだ品をオークションに出品したということだ。

①それを私たちに競り落とせと?
②【?】

リン
わ、私たちがそれを競り落とすんですか…!?
でもどうして私たちに…

市長
サクリファイスはその被害をもたらす力もさることながら、不確定な要素が多すぎる。
現時点で、あれのことを知る人間は少ない方がいい。
そして私は知ってのとおり、オークションという場に出ていくにはふさわしくない立場にある。
またコアが盗難に遭ったという経緯から、身の回りを徹底して洗いなおしている最中でね。
【?】率直に言って、今の私にとり信頼のおける人材というのは多くないのだ。
信頼のおける人材というのは多くないのだ。
だが安心してほしい。
資金は豊富に用意したし、ヴィクトリア家政の面々が全面的に君たちを補佐しよう。
もちろん、すべては…
二人が私に力を貸してくれるか、その一点にかかっているわけだが。

①やってみましょう
②【?】

リン
や…やるだけやってみます!

市長
感謝する。
君たちはやはり、信頼に値する同志だ。
目下、唯一の問題は…
オークションが招待制であることでね。
主催者がTOPSの関係者である以上、招待状を入手するのに遠回りを強いられるのだ。
もちろん、できるだけ早く手に入れるよう手配はする。
そこからは、どうか頼んだぞ。

【?】市長さんは電話を切った。

ライカン
プロキシ様、何か思うところがあるご様子ですね。

①市長さんとTOPSの関係について…
②【?】

リン
市長さんって、なんかTOPSとは仲良しって感じじゃないみたいだね…?

ライカン
ご明察でございます。
ご存じのとおり、新エリー都市政の運営体系がメイフラワー家によって創設されたものである一方、TOPSは複数の企業から成る営利目的の連合体
権力を持つ者と、利潤を追求する者の間には…
えてして軋轢が起こりやすいものでございます。
招待状の入手に些か手間取っているのも、同様の理由…
TOPSの関与がなければ、一切のことははるかに簡単なのですが。
しかしご安心ください。
障害は可能な限り排除いたします。
そのためにも、わずかながらお時間を頂戴したく。
ほかにご質問がないようであれば、これにて失礼させて頂きます。
良き一日をお過ごしください。

市長さんは私たちにオークションでサクリファイスのコアに関わるコレクションを落札して欲しいみたい、でも先に招待状を手に入れる方法を探さなくちゃ、この前の収集家のヒューゴさんに連絡を取ってみるのが良いかもしれない…
お兄ちゃんとこのことを話してみよう。


…お兄ちゃんと話そう…

「ちょっとした細工」
ヒューゴさんが残したちょっとしたなぞなぞを解き、彼に連絡した。
ヒューゴさんが招待状を探す手伝いをしてくれることになったが、彼も私たちに頼みたいことがあるようだ。


アキラ
僕たちがオークションのことを聞いたのは、自称収集家のヒューゴさんからだ。
彼を探すのが手っ取り早い気がするな。
とはいえ、肝心の連絡先がないんだよな…
声をかけてくれとは言っていたものの、電話番号すらくれなかった。
もしかして彼、けっこう天然なところがあるんだろうか。

①私たちが気づいてないだけ?
②【?】

リン
ひょっとして…
連絡先を残してってくれたことに、私たちが気づいてないだけじゃ?

アキラ
ヒューゴさんが僕たちにくれたものと言えば…
抽選券だろう、それと帰り際に残していった、奇妙な暗号のようなもの。
たしか、「秘密が明らかになるのは、いつだって光を背にしたとき」
だったか。
中二病患者か?
…待てよ、ひょっとして…

【?】抽選券を照明にかざしてみると、空白部分に電話番号のような一連の数字がはっきりと浮かび上がった…
「光を背に」って…
そのまんまじゃん!

アキラ
…ははあ。
ヒューゴさんはどうやらミステリーの見過ぎなようだ。
とにかく、まずは連絡してみようか。

ヒューゴ
これはこれは、我が秘蔵っ子の店長くんじゃないか。
俺が残したさな秘密に、気づいてくれたようだな。
なかなか連絡をくれないものだから、あのとき何か粗相があったのではないか…
と気を揉んでいたところだ。

①実は、手伝ってほしいことが
②【?】

リン
実はちょっと手伝ってほしくて、前に話してくれたオークション、興味あるんだけど…
ヒューゴさんなら、招待状のほうなんとかならない?

ヒューゴ
お二人があの催しに興味を持ってくれたとは。
このヒューゴ、喜んでお手伝いしよう…
と、言いたいところなのだがね。
折悪しく、仕事の方が立て込んでいるのだ。
ここは公平に…
お二人も俺に手を貸してくれれば、ご所望の招待状を探す時間も捻出できよう。
いかがかな?

①そもそもどんな仕事を?
②【?】

リン
ヒューゴさんの仕事って、そもそも何…?
私にできることだったらいいけど、危ないのはちょっと…

ヒューゴ
安心したまえ。
秘蔵っ子の店長くんを危険な目に遭わせたりするものか。
具体的な話は、面と向かってするとしよう。
ルミナスクエアのガーデニングショップ「朝露」にて…
待っている。

ヒューゴさんが招待状を手配してくれることになったけど、先に手伝って欲しいことがあるみたい…
ヒューゴさんと花屋の前で会おう。


…ヒューゴさんとルミナスクエアのガーデニングショップで会おう…

ヒューゴ
来てくれたな、わが友よ。
時間にも正確だ

ヒューゴ
手短に話そう、ある人物を追跡して欲しいのだ。
彼のやることなすことを尽く記録し、俺に知らせてくれたまえ。
その人物とは――
ハルトマン・レイヴンロックだ。

>それは、レイヴンロック家の当主の?

ヒューゴ
そうとも。
彼のスケジュールは手に入れてある、しばらく後、この辺りで誰かと会う予定のはずだ。
彼らがやりとりしている具体的な詳細が、俺には必要なのだ。
むろん引き換えに、招待状は俺が手配しよう。

①理由を聞いてもいい?
②いわゆるビジネス戦争ってやつ…?

ヒューゴ
包み隠さず言おう。
俺がこれまでに手に入れた情報によると、レイヴンロック家が何やらよからぬ計画を企んでいるようでね。
そこで、顔の知られていない君に頼みたいのだ。
安心したまえ、これは違法なことではない。
偶然…
彼の近くで「話が聞こえてしまった」だけだ。
治安局を呼ばれたところでどうにもできまい。
――それに、君は治安局にも人脈があることだしな。

①そこまで知ってたなんて
②治安局だけじゃないけどね

ヒューゴ
ならば、良い知らせを待たせてもらうとしよう。

ランさんは何か話したいことがあるみたい、話を聞いてみよう。

…花屋の店主と話そう…

ラン
いらっしゃいませ。
あの金髪のお方とはお友達だったのですね。

>知り合いなの?

ラン
ええ、常連さまですし、いつも大変羽振りがよいですから。
ですが、彼がお求めになるお花は墓前に供えるような品種のものばかりです。
亡くなった親族のためだとか…
なにやら、物語のあるお方のようですね。

ヒューゴさんは私たちにレイヴンロック家のハルトマンを尾行して、情報を入手して欲しいみたい…
こっそりハルトマンについて行き、気付かれないように気を付けよう。


…ハルトマンを尾行しよう…

★近くにカーティス?

ハルトマン
手間かけさせやがって

ハルトマン
…些細なことは省け。
俺の時間は貴重なんだ、要点だけ言え。
臓器…?
あれはもうとっくに終わった話だろう、主導する人間もいなくなったのだからな。
あの女には期待していたが、このザマとはな…
とにかく、この件はもう打ち切りだ。
証拠はなにひとつ残すなよ。
わかったか?
ところで…
例の薬は全て試したんだろうな?
問題がないならそれでいい、こいつはお前の命よりもよほど価値があるものだ。
…フン、万に一つのミスも許さんぞ。
忘れるな、我々の提携相手は危険な連中ばかりだ…
必ず成し遂げろ、失敗は許されん。

ハルトマンに気付かれないよう、引き続き尾行しよう。

…引き続きハルトマンを尾行しよう…

ハルトマン
今度こそ、わが一族を再び頂点の座へと返り咲かせる…

ハルトマン
新しくはじめた保険のほうはどうだ。
順調か?

怪しい青年
順調です。
しかしハルトマン様、これで本当に儲けが出るのでしょうか?
我々の資金はすでに…

ハルトマン
チッ、金になどなるものか。
損が出なければ御の字のといったところだ。
全てはエドモンド様のご命令だ…
一族の評判を上向かせるには、慈善事業もやむなしだとな。

怪しい青年
彼ら、手におえない不採算事業を我々に丸投げしているともとれませんか?
さすがにそれは――

ハルトマン
口を慎め。
すべて承知の上だ。
TOPS内部での発言権を取り戻すには、着実に段階を踏んでいかねばならん…
フン、やり遂げてみせようではないか。

聞いた情報を整理した後、ヒューゴさんと約束して、花屋の前で情報交換をすることにした…

ハルトマンのところから情報を手に入れた、ヒューゴさんにこのことを話そう。

…ヒューゴさんと情報を交換しよう…

「家族」
ヒューゴさんに、以前ハルトマンを尾行したことについて話した。
そしてヒューゴには既に亡くなった妹がいたことを知った…


ヒューゴ
またお会いできてうれしい限りだ。
相も変わらず、君は優雅にして人を惹きつける。
例の件についてだが、いくらか進展があったのではないかね?

【?】密かに探りを入れたハルトマンに関する情報をヒューゴに伝えた…
彼は目を伏せとても集中して聞き入っていたが、無意識かな?
緻密な細工のコインを2枚、その青白く細長い指先でもてあそんでいる。
話が要点に差し掛かると、ようやく彼は細かな点を確認しはじめた…
これまでに見たことのない、真剣な様子で…

ヒューゴ
なるほど…
俺が想像していたよりもことは複雑なようだ。
協力に心から感謝する。
これはお二人のために用意した招待状だ。
うち1通は、実を言うと俺に宛てたものでね。
ちょうどその日は用事があって、出席することができないのだよ。
もう1通については、ちょっとした手段を使わざるをえなかった…
どうかこの2通の出所については、何人にも漏らさないと約束してくれたまえ。
そうでないと俺は、心ない者の手によって八つ裂きにされてしまうかもしれない。

①八つ裂き…!?
②【?】

リン
や、八つ裂き!?
そのオークションって、そんなにやばい感じなの…?

ヒューゴ
虎に向かって皮をくれと求める者が、無事で済む道理もあるまい…
常にある程度のリスクはあって然るべきだ。
何より公平のために。
だが、俺は店長くんの人となりに全幅の信頼を置いているのだ。
この命は君に託そう。

①内緒にしておくね
②【?】

リン
安心して、誰にも言わないから!
お兄ちゃんにもちゃんと言っとくし!

ヒューゴ
実は、かねてより言おうと思っていたのだがね…
君たちご兄妹の関係は実に素敵だ。
羨ましい限りだよ。
教えてくれ、店長くん。
君は「肉親との関係」というものを、どう定義している?

①頼るに値する関係
②【?】

リン
お互い頼れる関係…かな、私とお兄ちゃんみたいにね。
どんなことがあっても、少なくとも私にはお兄ちゃんがいるし、お兄ちゃんには私がいる!

ヒューゴ
素晴らしい、実に君らしい答えだ。
俺にもかつて妹がいた。
腹違いではあったがね。

①かつて…?
②【?】

リン
かつて、って…?
喧嘩別れでもしちゃったんですか?

ヒューゴ
喧嘩などしたことはない、してみたいとは思っていたが。
惜しいかな…
その機会はついぞ得られなかった。
彼女がいなくなってずいぶん経つ。
もはや顔もおぼろげだ。

①それは…
②【?】

リン
そうだったんだ、ごめんなさい…
気を落とさないでね。

ヒューゴ
なに、俺のほうから始めた話だ。
言ったように、もうずいぶん昔の話なのでな。
さてと…
何事もなければ、ハルトマン氏も此度のオークションにやって来るだろう。
君も見た通り、あの男はレイヴンロック家の家督を継ぐものだけあって身分にふさわしい秘密を抱えている。
彼と言葉を交わすようなことがあれば、くれぐれも用心したまえ。
地位ある者は、そうでない者をあまねく見下し、自らの野心を満たすために一切の代価を惜しまない。
「上流階級」が聞いて呆れる。
こういう手合いにこそ然るべき罰を期待したいものだが…
惜しいかな、運命の天秤にはいつだって傾きが存在するのだ…
進んでそれを正す者が現れない限り。
またしても話が逸れたようだ、今日はこのあたりにしておこう。
これからちょっとした用事があるのでね、これにて失礼する。
オークションを楽しんできたまえ。

▼ノックノック:『ライカン』

①ライカンさん、招待状だよ
②あっさり手に入れちゃった!

流石はプロキシ様、私の方は進捗が少々遅れておりました。
では、後続の事項について確認するため、そちらに伺います。
しばしお待ちを。

オークションの招待状
【?】すくしょ
オークション会場に入るための招待状。
丁寧に作られている招待状。
ほのかに香りもする。

ライカンさんが招待状を確認しに来る、話しに行こう。

…ビデオ屋に戻りライカンさんと話そう…

ライカン
プロキシ様、お会いできて大変嬉しく存じます

エレン
おひさ

ライカン
……

①ライカンさん、どうかしたの?
②表情が険しいね

ライカン
何やら「におい」が…
いえ、何でもございません。
私の気のせいでしょう。
プロキシ様、あなた様が手に入れたという招待状を、私にも見せて頂けないでしょうか?

①もちろんいいよ!
②まさか偽物とかじゃないよね…

ライカン
ふむ…
これは確かに本物でございます。
これだけの短時間で手に入れられたことは、お見事と言うほかないでしょう。
ただ、私めの見間違いでなければ…
この招待状の出所はTOPSとお見受けします。
あなた様は、TOPSともご縁があったのでしょうか?

①TOPSにコネがあるから

ライカン
なるほど。
あなた様のコネクションはやはり侮れないものがございますね。

-------------------------

②TOPSコネのある友達がいてね

ライカン
あなた様のご友人、でございましたか…
なるほど。
ひとかどの人物ではあるようです。

-------------------------

ライカン
ご安心ください。
あなた様が多くを語らないのであれば、私も詮索するような真似はいたしません。
それでは、またオークションにてお会いしましょう。
どうか良き一日を。

ライカンさんを送り出した、お兄ちゃんと話そう。

…お兄ちゃんと話そう…

アキラ
これで招待状は手に入った。
あとはゆっくり休んで、オークションに備えよう。

①ゆっくり休んで、オークションに備える
②まだ別の用事がある

ついにオークションが開催される日がやってきた、ルミナスクエアへ行きオークションに参加しよう。

…ルミナスクエアへ行きオークションに参加しよう…

スタッフ
招待状を確認いたしました。
お客様、VIPラウンジのご利用はなさいますか?

①VIPラウンジに入る
②まだ大丈夫

アキラ
さすがはVIPラウンジだな。
洗練された上流の雰囲気だ。

①わざわざ招待制なだけあるね
②高そうなスイーツにドリンクも…

アキラ
少し早く着いたみたいだ、ライカンさんたちはまだ来ていないな…
先にここを見て回るのはどうだい?
高級そうなスイーツや飲み物もあることだしね。

その時、すぐ近くから哀願するような声が聞こえてきた…

???
お願いします、どうか助けてください…
もう他にどうしようもないんです…

アキラ
あそこで何かあったみたいだ、見に行ってみよう。

【?】ムービー

謎の少女
虚言

【?】本文

謎の少女に出会い、しばらくわからない話を聞いていた…
彼女と話そう。


…謎の少女と話そう…

「詐欺」
シエナという女性が、ビビアンにとあるコレクションの落札を手伝ってほしいと頼んだ。
しかし、それを詐欺だと思ったビビアンは、騙されないようにと警告してくれた。

謎の少女
思った通りなのです。

①何を言ってるの?
②【?】

リン
な、なになに…?
よく分かってないけど…

謎の少女
言葉で表現できることには限界があるのです。
今のあなたに理解できないとしても、それは普通のこと――
すぐにわかるのです。
わたしが何を言わんとしているか…

シエナ
おっ、お嬢さん――
私を詐欺師だと疑っているのはわかっています。
でも…
あれは本当のことなんです!
あのコレクションは私の夫が遺したものです。
生活が苦しくて、質に入れざるを得ませんでしたが…
誰ともわからない人の手に渡ってしまうところをただ見ているのは、耐えられないんです…!
だからどうか、あれを競り落とすのを手伝っていただけませんか…!
あのコレクションには、実は傷がついています。
競り落としたあと、裏で手続きをする際に運営へ指摘してください。
そうすれば出品そのものが無効となり、質屋へと戻っていくでしょう…
あなたがお金を払う必要もありません!
もちろん手間賃として、いくらかお支払いいたします…!
多くはありませんが、私の用意できるすべてを…
だからどうか…!

ミラ
ママ、泣かないで…

謎の少女
……
あなたのお話が事実だとして、そのために来たわけではないのです。
第一、わたしとなんの関係が?
あなたが不幸になろうと、わたしの知ったことではないのです。

シエナ
お嬢さん、そんな…
お金に困っているようには見えないのに、どうしてそこまで冷徹になれるんです…!
お隣にいらっしゃるお上品そうなご友人も、きっとそう思っていらっしゃいますよね!

①え?
②【?】

リン
…え?私?

シエナ
そうです!
もしよろしければ、お願いを聞いていただけないでしょうか――

謎の少女
まもなくオークションが始まるのです。
どうやってここに紛れ込んだのかは知らないですけれど…
小さい子ともども警備員に突き出されたいのですか?

シエナ
……!

謎の少女
それと、あなた。

【?】少女は冷ややかな視線をこちらに向けた。

謎の少女
ささやかな忠告をしてあげるのです。
オークションは戦場、安易な同情は命取り…
そんなふうにしていると、今に身ぐるみはがされてすってんてんにされるのです。

ビビアン
それと、わたしはビビアン。
お見知りおきいただければ嬉しいのです。

ビビアン
安易な同情は命取り、誰のことも容易く信じてはいけないのです。

-------------------------

スタッフ
お客様、ルミナスクエアへお戻りになりますか?

①ルミナスクエアへ戻る
②まだ大丈夫

-------------------------

オークションが始まる前に、ライカンさんと話そう。

…ライカンさんと話そう…

司会者
まもなくオークション第一部を開始します。
お席についてお待ちください

ビビアン
すぐに、手に入れられるのです…

ライカン
プロキシ様、ご無事でしょうか?
なにやらトラブルに巻き込まれたようにお見受けしました。

①大丈夫だよ
②大した問題じゃないよ

ライカン
そのようであれば安心いたしました。
実は、会話がいくらか耳に入ってしまったのですが…
率直に申し上げますと、このようなオークションに彼女のような親子連れが客人として招待されているのには…
少しばかり違和感を覚えます。
ともすると、あの謎めいたビビアン様の仰る通り、正規のものではない手段という可能性もございますね。
何やら裏がありそうな気も…
ですが、話をオークションに戻しましょう。
プロキシ様、ご興味を惹かれた品がございましたら入札して頂いても構いません。
ご主人様がご負担くださるとのことですので。

①ほんとに?
②じゃあお言葉に甘えちゃうよ!

ライカン
ご安心ください、ご主人様の予算は潤沢でございますから。
およそ通常のオークションに出回るような品であれば支障はないかと。
もっとも、我々の追い求める「あの品」を狙う勢力が、他にいなければ、ではございますが…
そのような状況が起きた場合は、臨機応変に対処するといたしましょう。
あなた様のお知恵を信頼しております。

ライカンさんと話してると、いきなり招かれざる客が近づいてきた…

カーティス
またお前か…!
しかも、今度は別の奴と一緒だと?
あの自惚れ屋のパツキンはどこ行った!?

ライカン
…「自惚れ屋のパツキン」?

①話せば長くなるけど…
②友達のことだから…

カーティス
フン、お前のような庶民風情がこのオークションに参加できるとは…
どこで招待状を手に入れたのか、エドモンド様は大層ご興味を持たれるだろうな!

>誰のこと?

カーティス
エドモンド様のことさえ知らないのか?
彼はTOPSの重鎮で、TOPSそのものを代表して発言される権限を持つほどのお方だぞ!
このオークションにも、後々お顔を見せに来られる予定だ。
彼の額に刻まれた高貴な印は、お前もひとたび見れば二度と忘れないさ。
はあ、なんでこんなやつに説明してやらなきゃならないんだ。
どうせ理解できないと分かっているのに…
せいぜい僕と同じ品に目をつけないことだな、僕は絶対に勝つぞ!

捨て台詞を放った後、カーティスは慌ただしく去っていった…

ライカン
プロキシ様。
今しがたの彼は、ずいぶんとあなた様に敵意を向けられているようでした。
何やら過去にトラブルのあったご様子…
しかしながら、まもなく時間でございます。
まずは入場するといたしましょう。

オークションの前半がついに始まった、スタッフの案内通りオークション会場に入ろう。

…前半のオークション会場に入ろう…

オークションの司会者
お客様、招待状を拝見してもよろしいでしょうか?

①(招待状を渡す)
②ちょっと待って

オークションの司会者
招待状を確認いたしました。
当オークションへお越しくださり、誠にありがとうございます。
こちらへどうぞ――

オークション会場に入った…
前半の部には多種多様な品が並んだが「例のもの」はなく、ふと、奇妙でどこかユニークなゴールドボンプ像が目に入った…
せっかく予算に余裕があるし、落札してみよ。
幸運なことに、ライバルは一人しかいない。
不幸なことに、それはあのカーティスだった…
これなら勝つしかない、前回と同じように!
どういうわけか、あの謎めいたビビアンという少女も今回の対決に興味を持ったみたいで、私たちの隣にやってきた…

カーティスと同じコレクションに目をつけた、彼と競り合おう。

…オークションに参加しよう…

「オークション」
理想のコレクションを落札するため、再びカーティスと激しい交渉をすることに…
ビビアンの協力のおかげで、最終的には落札することができた。

リン
たしかこいつ、レイヴンロック家の一員とか言ってた割にこっそり福引きに並んでたよね…
やっぱあんまおカネないんじゃない?

カーティス
まさかこんなところでお前と鉢合わせるとはな…!
ここで会ったが百年目!
今度こそ負けないからな!

①少しだけ値をつり上げよう

リン
とにかく…
まずはちょっとだけ値をつり上げてみよっと…
10%アップ!

カーティス
ケチな一手だ!
さすがは庶民!
こっちは50%だ!

ビビアン
オークションでは、何よりもまず初手が重要…
勝ちに逸っている出鼻をくじくべきなのです。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

カーティス
とっとと諦めた方が身のためだぞ!
こいつは、絶対に僕が競り落とす。

①とにかく、お金を投入しよう

リン
じゃ、もっと頑張らなきゃね。
司会者さん、20%上乗せ!

カーティス
お…お前、いったいどこからそんな多額のディニーを!

ビビアン
妥当な選択ですが…
若干無駄遣いのケがあるのです。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

カーティス
分かった…
不毛なつり上げ合戦はやめよう…
…どうやらこの品に興味があるのは、僕たちだけのようじゃないか。
ここは談合といかないか?

①譲歩はしないよ

リン
譲歩ならしないから!

カーティス
ぐっ、取り付く島もないとはこのことだ…

ビビアン
相手に揺さぶりをかけるなら、今が好機なのです。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

カーティス
お前の執念も相当だな。
こんなちゃちなもの…
僕と争ってまで手に入れたい品なのか?

①顔色一つ変えずに値をつり上げる

リン
その通りだよ!
この無限と言ってもいいディニーこそ、私たちの最大の強みなんだから!
…司会者さん、もっと上げて!

カーティス
おいおい、この品の妥当な価値はとっくに越えてるぞ…
もういい、お前たちに譲ってやる!

ビビアン
ちょっとオーバーですけれど、まあ許容範囲内なのです。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

【?】最終的にカーティスに勝利し、このコレクションを競り落とした…

ビビアン
何はともあれ、落札できてよかったのです。
わたしに言わせれば…
あの品のデザインはいささか前衛的過ぎるかと。
まあ、人の好みにとやかく言う趣味もないのです。
結局のところ、芸術のもっとも尊い価値とは、人々がそれに注ぐ愛なのですから。

ビビアンも目をつけているコレクションがあるみたい…
話してみよう。


…引き続きオークションに参加しよう…

「手のひら返し」
オークションの前半、シエナの頼みを詐欺だと言っていたビビアンが、結局そのコレクションを落札した…

司会者
次に控えております品は、大変なものでございますよ。
ある伝説的な芸術家の遺作でありまして、新エリー都全土に二つとないものでございます!
この芸術家の経歴もまた特筆すべきなのですが…
生前、彼は無名でした。
その作品が偶然見いだされ、評価されたのは彼が世を去ったあとでございます。
そのため正真正銘、彼の作品と呼ばれるものは極めて少なく、どれも大変に貴重なもの。
ましてこれが作家人生のピリオドとくれば尚更でございます。
皆様におかれましては、努々見逃されることなきよう!
さて、前置きはこれぐらいにしてさっそくいたしましょう!
まずは2億ディニーから!

カーティス
5億までに落札できれば、たいした損でもない…
3億だ!

リン
お兄ちゃん、私の見間違いじゃなかったらだけど…
あれ、ビビアンが落札してほしいって頼まれてたやつだよね?

アキラ
ああ、きっとそうだ。
僕たちの予算に余裕があれば、代わりに競り落としてあげることもできたけれど…

ビビアン
10億。

シエナ
……!

カーティス
おいおい…
いくら遺作とはいえ、たいした出来でもない作品に、いきなり10億というのは…
ふん…!
おおかた、どこぞのご令嬢が社会勉強にでも来たんだろうな!
自分で稼いだこともない金なんて、いくら使おうとただの数字だ…

リン
あれ、ビビアンじゃない?
ふうん…
「オークションは戦場、安易な同情は命取り…」とか言ってたのにこっそり落札してあげるつもりだったんだ!

アキラ
まあ、別にこっそりでもなんでもないけれどね。
ぶっちぎりの最高額を、堂々と提示しているわけだから…

司会者
おっと、こちらの高貴なお嬢さんは素晴らしい審美眼をお持ちのご様子!
早々に驚愕の入札額が飛び出しました!
さあ、こちらのお嬢さんに挑まれる方はいらっしゃいませんか?
将来的に倍の価値となるやもしれませんよ!

ビビアン
やめたほうがいいのです。
どれだけ高額になろうと、今夜、わたしは必ずあれを競り落とします

司会者
おおっと…
このお嬢さん、自信満々です!
さて時間も迫ってまいりました。
10億です!
皆様いかがですか?
…我こそはという方は?
それでは、10億での落札です!

ビビアン
……

司会者
さて、皆様。
本オークションはこれにて前半が終了となります!
皆様には休憩室にお戻りいただき、しばしの休息ののち、更に貴重な品々をご覧いただきます。
それでは、また後半にお会いしましょう!

やや抽象的な芸術品
【?】
オークションで落札した芸術品。
抽象的だが、ある種の美しさを感じさせる。

-------------------------

ライカン
あなた様が落札されたこちらのアートですが…
確かに一風変わったものでございますね。
私も以前、お客様のためこれと似た個性的な彫像を探したことがございます。

①お客様って、執事としての?

ライカン
左様でございます。
雇い主様のご要望に沿うことは、執事として当然の役目でございますから。

-------------------------

②お客様って、「あれ」だった頃の?

ライカン
…いえ。
あなた様が仰るタイミングにおいて、「お客様」という概念はそもそも存在しておりませんでしたから。

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①はたして落札する価値はあったかな…?

ライカン
ふむ、商業的な価値を踏まえたうえで申し上げれば…
あまり損得をお考えになるべきではないかと。
あなた様のお気に召したのであれば、それは間違いなく価値あるものと言ってよいはずでございます。

-------------------------

②落札するほどのものじゃなかったかも

ライカン
あなた様のお気に召したものであれば、決してそのようなことはございません。
コレクションを評価する基準は常に、ご主人様の好みが第一でございますから。

-------------------------

ライカン
あちらのビビアン様も、この種のコレクションに対してはたいへん目利きのできるご様子…
少々、気にかかるところでございます。

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カーティス
ハ…ハルトマン様!
まさかハルトマン様も来てくださるとは!

ハルトマン
…確保しておきたい重要な品があってな。
フン、わざわざ競売などという手順を踏まねばならないとはな。
あれの裏にいる売り手は一体何者だ…

-------------------------

ビビアンにはシエナの話を聞かない方がいいとアドバイスされたけど、結局あのコレクションを落札してる…
彼女と話してみよう。


…ビビアンと話そう…

優雅な客
ここのコーヒーは、まぁ…
及第点といったところですかね

傲慢な客
…見ない顔が多いな。
てっきり見知った顔ばかりかと思っていたが


「『物語』を売る」
ビビアンはシエナの詐欺について説明し、落札したのはコレクションのためだと言った。

ビビアン
…なんなのです。
その目は。
ではあんなこと言ってたけど根は優しいタイプなんだ」
なんて、考えていませんよね?

①どうして分かったの…!?
②【?】

リン
ど、どうして分かったの…!?

ビビアン
ふっ、図星なのです。
先に言っておきますが、わたし…
あの人を助けるつもりなんてさらさらないのです。
さっき落札した品も、彼女にあげたりはしません。
あれは詐欺の常套手段ですから。

①詐欺?
②【?】

リン
さ、詐欺?
あの人が詐欺師だって言うの?

ビビアン
いかに自分の境遇が悲惨かを強調しつつ、競りを無効にする方法があるとほのめかしてきましたね?
あなたは一銭も支払わなくていい、なんて言いつつ…
ですがそんなルールは存在しないのです。
高額で落札したお金は帰ってこず、手元に残るのはおよそ価値に見合わない品…
そうなってしまったら後悔しても時すでに遅しなのです。

①とか言いつつ、落札してたんじゃ…?
②【?】

リン
とか言いつつ、結局あんたは自分で落札しちゃってたよね?

ビビアン
わたしが惹かれたのは、あの芸術家にまつわる物語ですから。
芸術品の売買というものは、実質的にその品に宿る物語をやりとりしている…
そうは思いませんか?
わたしは、わたしが代価を払うに値する物語にお金を払うのです。
――なんて、これも嘘なのです。
あなたは信じてしまったみたいですが。

①⋯⋯
②【?】

リン
し、信じちゃってた…

ビビアン
もう一度、さな忠告をしてあげるのです。
目に見えるものだけを信じていては、お話になりません。
誰もがみな、自分の目的を隠すことに慣れすぎているのです。
時には目に見えないものこそが、真実だということもあります。

【?】ビビアンは急に距離をつめてきたかと思うと、瞬きをし、声に出さないまま唇を動かした——
「プ・ロ・キ・シ・さ・ん」
まさか、ビビアンは私たちの正体を知ってるの…!?

ビビアン
次は、あの偽善者どもではなくわたしからの招待状を受け取ってほしいのです。
秘密だらけのお友達、またお会いしましょう…
なのです。

-------------------------

ビビアン
はあ…
「パエトーン」様…
今ごろ、どこで何をされているのでしょう…
――じゃなくて、今だけは「パエトーン」様のことを頭から追い出さないといけないのです!
やるべきことが済んでから、またゆっくり思いを馳せるとします…

-------------------------

オークションの後半が始まった、スタッフの案内通りオークション会場に入ろう。

…後半のオークション会場に入ろう…

司会者
オークション第二部を開始します、お席にお戻りください

オークションの司会者
お客様、間もなくオークションの後半が始まります。
入場されますか?

①入場する
②もうすこし後で

あのサクリファイスのコアに関わるコレクションを落札して、市長さんからの依頼を達成しよう。

…市長さんが必要なコレクションを競り落とそう…

「注目の一品」
オークション後半でついにサクリファイスのコアが登場した。
が、それは「勇者の外套」という服の装飾になっていた。
これがお目当ての人が多いようだ。


司会者
レディース&ジェントルマン!
ようこそお戻りくださいました。
続いての品こそ、本オークション最大の目玉――
比類するものなき「勇者の外套」でございます!
はるか昔、真に勇気ある者だけが袖を通すことを許されたというこの逸品…
更に驚くべきは、襟元にあしらわれた奇妙な宝石でございます。
私もこのようなものを見るのは初めてです…
何やら、怪しげな魔力のようなものを漂わせていますね!

サクリファイスのコア
【?】
サクリファイスから摘出した奇妙なコア、不吉な気配が漂っている。
何か不思議な力が秘められているらしい。

リン
お兄ちゃん、あの宝石みたいなやつ…
私たちが探してる「アレ」だよね!

アキラ
妙だな…
あんなに重要なものが、無防備な状態で服のいち装飾になっているなんて…

ライカン
……

ビビアン
…仰々しいったらありゃしないのです。

エドモンド
今日は…
ずいぶんと賑わっているようじゃないか。
相応しい者から場違いな者まで、あまねくこの場に寄せ集めてしまったようだな。

ハルトマン
「勇者の外套」か…
フン、センスのかけらもない名前だ。
だがなんとしても手に入れてやるぞ――
レイヴンロック家の栄光に懸けて。

???
…はい、「例のもの」です。
どうやら本物のようですが。
はっ、見張っておきます。

「一歩及ばず」
ハルトマンと激しい入札合戦を繰り広げたが、結局憎たらしい資本家に負けてしまった。

激しい競り合いの末、残る入札者は2名となった。
自分たち、そしてレイヴンロックの現当主…
ハルトマン。

ハルトマン
まさか、俺相手にここまで食い下がってくるやつがいるとはな…
このまま値のつり上げを続けたところで意味がない。
はっきり言って、俺は金なんぞより時間の方が惜しいのでな。
そこでだ、正直に言ってみろ――
何が欲しい?

リン
(一筋縄じゃいかなそう…
ここは駆け引きに出るしかないみたい…)

①勇者の外套がほしい

リン
別に何もいらないよ。
「勇者の外套」以外はね!

ハルトマン
…それは困ったな。
俺もこの品のためにオークションに参加したのだ。
どうやら我々は争うほかないようだ。

ライカン
ハルトマン様のような方との交渉において、本音を吐露してしまうことは、弱みを握られることと同義でございます。
努々ご注意ください。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

ハルトマン
勇者の外套以外にも、価値ある品はまだまだ存在する…
焦ることはない。
より魅力的な品に出会えるかもしれないぞ。

①私は服が欲しいの

リン
私は別にコレクターでもないし、珍しいものを集めるのが目的でもないの。
ただ、あの服が気に入っただけ!

ハルトマン
…なるほど。
実のところ、俺が欲しいのは宝石のほうでね。
今すぐ手を引いてくれるようなら、服だけはお前にやろう。
どうかな?

ライカン
…芳しくありませんね。
足をすくわれてしまいました。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

ハルトマン
欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れる…
それが我々レイヴンロック家のやり方だ。
信じられないのなら、どこへなりと行って聞いて回ればいい。

①脅してるの?

リン
それ、脅し?
レイヴンロック家の名前を背負ってここにいるあんたが、みんなの前で私に何しようって言うわけ!

ハルトマン
何も。
ただ、俺が欲しいものを横取りする気なら――
それなりの覚悟をして頂きたいまでだ。

ライカン
…彼の手の者は、少なくない数が会場入りしているはずです。
我々は警戒を強めた方がよいでしょう。

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

ハルトマン
いいか友よ、俺の時間は貴重なんだ。
お前とこうして問答をしている間にも、ずいぶんと損失が出た。
礼と言ってはなんだが、ディニーは要らないか?
それで手を引いてくれると助かる。

①お金じゃ解決できない

リン
お金で解決できると思ったら大間違いだよ!
なんと私、いまはお金には困ってないんだよね~!

ハルトマン
まったく意固地にもほどがあるな…

-------------------------

②【?】

-------------------------

③【?】

-------------------------

ハルトマン
…チッ、この俺にここまで歯向かってきた人間も久しぶりだ。
もういい。
交渉で埒が明かないのなら、実力行使に出るまでだ。
言っておくが、どれだけ高額になろうと俺は譲らんぞ。

リン
市長さんからいっぱい貰ったとはいえ、この悪の資本家みたいな人に敵うかは…
ちょっとわからないね。

激しい競り合いののち、最終的にハルトマンが天文学的な金額で勇者の外套を落札した…

「満を持しての登場」
結局、モッキンバードはヒューゴさんだった。
怪盗として現れたヒューゴさんは、皆の目の前で勇者の外套、そしてサクリファイスのコアを盗んだ…


ハルトマン
ハハハ…!
どうもどうも。
やはり最後に勝つのは、俺だったようだ。
これにて、こちらの品は俺のものとなった。
改めて、皆には心からの感謝を――

リン
あとちょっとで勝てたのに!
悪徳資本家め~…!

アキラ
ん?
ヒューゴさんからDMだ。
…上を見たまえ…?

【?】
な、何が起きたの!?

【?】
明かりが消えた…!?

ビビアン
……

シエラ
なに…停電?

ミラ
ママぁ…
怖いよぉ…

ライカン
……

ヒューゴ
レディース・アンド・ジェントルメン!
オークションを楽しんでいるだろうか?
冗長かつくだらん前座に付き合わせてしまったことをお詫びしよう。
能のないやつほどきまってよく囀るものだ…
どうか許してやってくれたまえ

リン
あの人…
なんだか見覚えがあるような…

アキラ
まさか…

ハルトマン
なにを突っ立っている!?
不法侵入だぞ!
とっ捕まえろ!

ヒューゴ
無礼な。
俺はただ、俺のものを取り戻しに来ただけなのだがね。

ハルトマン
い、いつの間に!?

ヒューゴ
さて、今宵のショーも終わりが近づいている…
会場のみな皆様、最後までどうか…
素敵な夜を
モッキンバードより、心を込めて。

ハルトマン
…やつを追え!
あのコソ泥を逃がしてみろ!
給料はないと思え!

ライカンさんは何か話したいことがあるみたい。
話を聞いてみよう。


…ライカンさんと話そう…

ライカン
ここに現れるとは…
しかも我々と同じ、コアに狙いを定めて…


「宿縁の仲」
ライカンさんとヒューゴさんに関する情報を交換したところ、モッキンバードはかつて彼らがともに立ち上げたものだと分かった。
理念の違いで袂を分かったらしい。
ライカンさんはヒューゴさんの逃走ルートを予測できると言った…


ライカン
……
真実を申しますと、先ほど現れた、あの…
モッキンバードなる輩とは、面識がございます。

①信じてもらえないかもだけど
②【?】

リン
信じてもらえないかもしれないけど、実は私も…
あの人、知り合いなの。

ライカン
なんと、あなた様も…?

【?】ライカンさんにヒューゴさんのことを簡潔に伝えた…
隠すつもりはなかったことを特に強調しつつ。

ライカン
あの男との間に、そのようなことが。
…もうずいぶん昔のことでございます。
私がヒューゴとともに、怪盗団「モッキンバード」を立ち上げたのは…
幼稚で壮大な夢を掲げ、自分たちが正しいと思うことを1つずつ成し遂げてゆきました。
当初はすべてが順調だったのです。
――あんなことが起こるまでは。
今思えば、予兆はあったのかもしれません。
誰も気づく者がいなかったか、あるいは気づくこと自体を避けていたか…
いずれにせよ、私はモッキンバードから足を洗い、市長閣下が差し伸べてくださった手を取りました。
当然、穏便に別れることは叶わず、今やヒューゴとは宿縁の仲という有様ではございますが。
恐れながら…
あなた様は、あの男をどう見ますか?

①悪い人には見えない…
②【?】

リン
悪い人には思えないけどね…
いちおう、この間は助けてくれたし。

ライカン
…左様でございますか。
私が思うに、それはあなた様に近づくためあの男が用意した偽りの姿ではないかと。
いずれにせよ、彼は危険な男でございます。
今のところ彼の目的は明らかではありませんが、サクリファイスのコアを明け渡してはならないことだけは確かかと。
幸い、私は過去の経験からヒューゴの逃走経路をおおよそ推測できます。
追っ手を容易に振り切るのに適したルート、それはすなわち…
ホロウの中でございます。
ついては、プロキシ様――

①時間がない、このまま行こう!
②【?】

リン
時間がもったいないし、このまま行っちゃお!
なんか今の私、自分でも怖いくらい調子がいいの!

ライカン
かしこまりました。
では、私と共にこちらへ!

ライカンさんはヒューゴさんの逃走経路を知っているみたい、彼と一緒にホロウに入りヒューゴを追おう。

…ライカンさんと一緒にヒューゴさんを追おう…

ライカン
プロキシ様、こちらの方向でございます。
ここからホロウに入れば、彼に追いつくことが可能でしょう。
ところで、ご親族様の方は…

>先に帰ったよ!

ライカン
左様でございますか、安心いたしました。
ご安心ください、ホロウの中では私めが、あなた様をお守りいたします。

①ケンカになったりしないよね?

ライカン
…そうならないことを、切に願っております。
とはいえ、最終的にどうなるかは…
彼の態度次第かと。

-------------------------

②彼をよく理解してるんだね

ライカン
…私と彼は、かつて最高の相棒同士でした。
それについて改めることはないでしょう。

-------------------------

ライカン
プロキシ様、準備ができましたら、今すぐホロウへ参りましょう。


【?】タイトル

…【?】れんらく…

「予告状」
市長さんのもとに予告状が届いた。
何者かがサクリファイスを利用して新エリー都に復讐するというものだった。
市長さんは私たちの安全を心配して、協力を拒否し、秘密裏に調査することを決定した。

ライカン
申し訳ございません、プロキシ様。
不愉快な昔話をお聞かせしてしまいました。
ヒューゴは名門の一族に生まれましたが、家族…
とりわけ父親との間には大きな軋轢がありました。
あの男は実の父をひたすら恨み、自ら手にかける機会を伺っていたのでございます。
家中で公平ではない扱いを受け続けたヒューゴは、やがてそこを出奔しジャックと私に出会うことになるのです。
そしてモッキンバードの「失敗」もまた…
彼の家族と深い関係を持つことになりました。
いつもどおりの仕事…
そう思っていたのが、実際は彼の復讐に加担していたのですから。
ヒューゴは私だけではなく、その場にいたすべての者を利用しました。
彼の選択を批判するつもりはございません。
ですが、利己的な動機で他者の生命を踏みにじるような相棒を、容認することはできませんでした。
…一族の暗い影は、今なおあの男を蝕んでいるのかもしれません。
いずれにせよ、サクリファイスのコアはヒューゴの手にあります。
まずは市長閣下にご連絡し、次の行動を起こす前に助言を仰ぎましょう。

【?】市長さんへの電話はすぐにつながった。

市長
親愛なる子供たちよ、また声を聞けて喜ばしい限りだ。
ライカン君から話は聞いている。
サクリファイスのコアはモッキンバードに盗まれてしまったそうだな。
これについては、我々が対処しよう。

①お手伝いできることはありますか?
②【?】

リン
何かお手伝いできることはありませんか?
その、私たち、頂いた任務を果たせなかったので…

市長
いや…
君たちはよくやってくれたよ。
ただ、これから起こるであろうことに君たちを巻き込むわけにはいかないのだ。

①もっと危険なことも経験してきました
②【?】

リン
危ないことならもうさんざん巻き込まれてきたし、今更どうってこともないです!
それに、モッキンバードの彼とはやり取りしていたこともあるので力になれるかもしれません!

市長
…その気持ちはしかと受け取った、ただ…
そうだな。
君たちのことは十分信頼している。
この際だから、正直に話してもいいだろう。
少し前、私は1通の予告状を受け取ったのだ。

ライカン
…市長閣下!

市長
ライカン君、彼らを危険な目に遭わせたくないという気持ちはわかる。
私も同じだよ。
だが、本当のことを知っておくべきだ。
予告状は、サクリファイスの力を利用して新エリー都に復讐を果たすという旨の内容だった。

①復讐…?
②【?】

リン
復讐って、どういうことですか…?

市長
…予告状を送りつけてきた人物、あるいは組織かもしれんが…
サクリファイスを用いた新エリー都への襲撃を計画しているようだな
これまでの調査で判明していることのいくつかも、この推測を裏付けるものだった。
君たちも知ってのとおり、サクリファイスの力は未知数で、制御することもできない。
あれを兵器として利用する者が現れるなどと…
この情報が漏洩すれば、社会は大混乱に陥るだろう。
二人には、くれぐれも内密にしておくよう
念を押しておく。

①だったら、なおさら助けが必要では?
②【?】

リン
でもそれなら、なおさら私たちも参加すべきだと思うんです!
きっと力になります!

市長
言った通り、本件がもたらす危険は度を越している。
あくまで君たちは新エリー都市民であり、市長である私が守るべき存在だ。
それに…
君たちの身に何かあれば、カローレ君が生きていたとして絶対に私を許してはくれないだろう。
とにかく、この件についてこれ以上は話せないのだ。
安心したまえ、新エリー都市政がうまく対処する。

ライカン
そのとおりです。
プロキシ様、どうか私共を信じてお任せください。

市長
では今日はここまでとしよう。
また会おう、子供たちよ。

長い一日を終えた、お兄ちゃんに今日あったことを話そう。

…お兄ちゃんと話そう…

アキラ
リン、市長さんとライカンさんはこの件に介入してほしくない様子だったけれど…

>じゃあ自力で調査しよ

アキラ
そうだな、あの予告状がもし本当だったら、新エリー都全体の安全に関わる一大事だ…
サクリファイス、讃頌会、ブリンガー…
裏には何か秘密が隠されていることは間違いない。
それが先生に関係しているとしたら…
いずれにしても、黙って見ていられるものか。
時間を見つけて戦略を立てようか。
とはいえ今日でなくてもいいだろう。
色々あったからね…
そういえばリン、何か思わなかったかい。
ヒューゴさんの普段と、モッキンバードのときとの違いはマスクだけだった…

①思った
②マスクさえつければわからない、的な…

アキラ
ふだんは伊達メガネをかけておいて、いざとなったら外す超人キャラがいたっけな…
あんな感じだ。
冗談はこの辺にしようか、今のうちに休んでおこう。

ぐっすりと眠れたおかげで、体力が完全に回復した。

十分に休んだら、お兄ちゃんと讃頌会の調査について話し合おう。

…お兄ちゃんと話し合おう…

アキラ
リン、それじゃあさっそく讃頌会のこと…
どう調べるか話そうか。

>ブリンガーの件から調べよっか

アキラ
ああ、僕も同感だ。
監察官があそこまで性急に結論を出したことには、どこか引っ掛かっていた。
ここはやはり、朱鳶さんに状況を聞いてみないと…

>治安局で調べてこよっか

アキラ
じゃあ頼んだ、終わったら早く帰ってきてくれ。
僕もインターノットで情報を集めておくよ。

讃頌会を調べるなら、まずはブリンガーの事件から始めよう。
治安局へ行き朱鳶さんと話そう。


…治安局へ行き朱鳶さんに会おう…

朱鳶
残業して、今晩のうちに報告書をあげちゃいましょう…
来てくれたんですね

朱鳶
あっ、リンちゃんでしたか。
何かご用ですか?

>ブリンガーについて聞きたいことが…

朱鳶
…あなた達もニュースを見たんですね。
監察官は、あの事件を「ブリンガー個人の行い」として締めくくりました。
私も違和感を覚えて、自分で調べてみようとしたんですがずいぶんと横槍を入れられてしまって…
目に見えない力が、私の介入を拒んでいるような…
そんなふうに感じました。

>すごく怪しいね

朱鳶
そうですね。
私はただでさえデリケートな立場にいますから、それも一因かもしれません。
私が知る限り、事件解決となった後、ブリンガー長官が残した物品は処理のため全て対ホロウ行動部へ送られました。
とはいえ治安局内でも既にチェックはしたものですから怪しいところを見落としていたかは…
もし気になるようでしたら、後で向こうへ行って聞いてみてください。
それと治安局の同僚達も、多少はブリンガー長官と一緒に働いたことがありますし何か知っていることがあるかもしれません。
私も一緒に調査したいんですが、最近はどうしても忙しくて…
この前は臓器売買なんて事件が起きましたし、不審な失踪までも…

>大丈夫、一旦は自分で調べてみるよ

朱鳶
わかりました。
何か問題があれば、いつでも私を呼んでくださいね。

近くの治安官たちとブリンガーのことを話して、情報収集しよう。

…近くにいる治安官たちと話そう

渋い治安官
市民さん、何かお困りのことでも?

>プリンガーのことは知ってる?

渋い治安官
ブリンガー、って…
待った、まさかブン屋じゃないだろうな?

①もちろん違うよ
②ただの好奇心旺盛な市民だよ

渋い治安官
まあ、それならいいか。
上の人間から、ブリンガーのことは口止めされてるんでね。
どこぞの週刊誌にでもすっぱ抜かれちゃたまらないだろうからな…
昔はいいやつだったんだ。
どうしてあんなことに…
数年前、ホロウから出てきた時を境に人が変わったようになっちまってな。
ホロウで大けがをしたとか、何かむごいことでもあったのかとか、最初はそう思ったんだが…
そういうことでもなかったんだよな。
ブリンガーはホロウから多くの市民を救い出したし、彼自身も無傷だった…
ヘンだろう?

>何か他には?

渋い治安官
そうだな…
思い出した。
ブリンガーのやつは、昔から物忘れがひどくてな。
日記でも書いたらどうだって、みんなで勧めてたっけか…
実際にそうしたのかはわからないがな。
知ってることといったら、それくらいだ。

…近くにいる治安官たちと話そう…

穏やかな治安官
こんにちは、何かお手伝いできることはありますでしょうか?

>ブリンガーのことで…

穏やかな治安官
ブリンガー長官のことでしょうか?
あっ、もう長官ではなくなったんでしたね…
仲が良かったという訳でもありませんが、彼の残した物品は私が整理していました。
今思うと、遺品といったほうが正確かもしれませんが。

>その遺品に特別なところは?

穏やかな治安官
特別なところは…
特になかったと思います。
よく見かけるものばかりでした。
ただ、他の同僚から聞くかぎりブリンガー氏には肌身離さず持っていたノートがあったそうですが…
ですが、そのようなノートは遺品のなかには見当たらなかったんですよね。
どこかに捨てられてしまったんでしょうか。
とにかく、遺品は全て対ホロウ行動部に送られました、確か六課が管理していると思います。
上の人間も恐らく、治安局内に裏切り者がいると踏んでのことでしょうね…

…近くにいる治安官たちと話そう

治安ボンプ
ンナ、ンンナ
(こんにちは、市民さん。
何かお手伝いできることはありますか?)

>ブリンガーは知ってる?

治安ボンプ
ンナ。
(はい、ブリンガーさんですね。
知ってますよ。)
ンナンナ。
(僕はいちど、彼がトイレの中でこっそり明日やることを録音しているのを見かけました。)
ンナ、ンナ。
(彼は、忘れっぽいところがあったのでしょうか。)
ンナナ?
(人間の記憶とはそんなに短期的なものなのですか?
それとも、ブリンガーさんだけでしょうか?)
ンナ、ンナナ。
(でもあの時、他の人がトイレにいたら、ブリンガーさんはあんなことをしなかったでしょう。)
ンナナ、ンナ。
(ボクがボンプだから、知ることのできた一面なのだと思います。)

いろいろ聞き回って、ブリンガーの情報を沢山手に入れた
このことを朱鳶さんに伝えた後、対ホロウ行動部で会う約束をした。

リン
ブリンガーが残したもの…
やっぱり、もっかいチェックしておきたいね…
今すぐ対ホロウ行動部に行こ

ブリンガーが残したものは対ホロウ六課に送られてたんだ…
H.A.N.D.のオフィスへ行き雅さんとこのことを話そう。

…H.A.N.D.のオフィスに行き雅さんと話そう。…

星見雅
本日の修行は…


星見雅
来たか。
状況は朱鳶から聞いた。
ブリンガーの遺物は全てここにある。
もっとも、今のところ異常と思しきものは見つかっていないが。

①ノートがあるらしいよ

月城柳
ノート、ですか…
そのようなものはなかった気がしますね。
録音テープならいくつかあります。

-------------------------

②録音データがあるらしいよ

月城柳
確かに録音テープはいくつかあります。
ここにあるものですべてです。

-------------------------

月城柳
同僚の皆さんがチェックされたものですが、いずれも日常的な会議の議事録やボイスメモのようなもので、不審な点はありませんでした。

録音テープを細かくチェックした…
一つだけ他と違うものがあるみたい、ちょっと重たい気がする。

月城柳
もう一度再生してみますか?

朱鳶
どうでしょう…
対ホロウ行動部だけでなく、治安局内部でもいちどチェックしたものですから。

①一つだけ重さが違うのがあったの
②何かが隠されてるかも

星見雅
そのようだ。
このテープだけ、他と比べてやや重い。
改めて調べる必要がある。

ブリンガーの残した録音テープには手がかりが隠されてたんだ、試しに解読してみよう。

…録音テープの解読を試してみよう…

特殊な録音テープを細かくチェックした後、中から暗号化された情報を見つけた…

月城柳
なるほど、重さが違う理由はこれですか。
しかし、どうすれば解読できるのでしょう…

>私に試させて

星見雅
ああ、お前に任せた。

【?】タイトル

…【?】…

【?】がぞう

録音テープの解読に成功した、みんなで内容を聞いてみよう。

…録音テープの内容を聞いてみよう…

星見雅
解読したか…
見事だ。

月城柳
新しい内容ができるようになりましたね。

浅羽悠真
こんな機密の隠し方があるなんてね。
感心しちゃうなあ。

蒼角
キミツって何?
蒼角も聞きたい!

朱鳶
……

星見雅
朱鳶、緊張しているのか。

朱鳶
…わからない。
でも、とても嫌な予感がするの…
彼がここまでして隠そうとしたことを考えると…
本当に、答えがあるのかもしれないと思って…

①後で聞くことにする?

朱鳶
いえ、心の準備はできていますから。

-------------------------

②今すぐ聞こう

朱鳶
そうですね。

-------------------------

朱鳶
いずれにせよ私は、真相に向き合わなければなりません。

「名状し難い」
録音されたブリンガーの音声をみんなで聞いた。
そしてブリンガーの性格が大きく変わったのは、彼がホロウの中で何か不思議なものを見たからだと知った。


朱鳶
それでは…
始めます。

【?】本文

しゅえん
ちょうさしてみます

リン
(こんな機密情報が出てきちゃうなんて…
でも、讃頌会は一体何を企んでるのかな?)
(とにかく、まずはビデオ屋に戻って休もうかな、今後どう調査を進めるべきかは、その後にじっくり考えるってことで…)

-------------------------

浅羽悠真
ブリンガーが、あのとき一体何を見たのか…
気になって夜も眠れませんよ〜

星見雅
もう少し早く知っていれば、やつを真っ二つにする前にこの話を「切り出す」こともできたのだが。

浅羽悠真
課長ったら、ますますユーモアに磨きがかかっちゃって…

月城柳
皆さん、さきほど朱鳶さんと話してきました、治安局の方はいま非常に忙しいそうで…

浅羽悠真
例のTOPSが絡んでるっていうヤマですか?
どのみち僕らには関係ないですって〜

月城柳
浅羽隊員、知っていたのですか?

浅羽悠真
当然。
最近のTOPSは穏やかじゃないですからねぇ。
治安局のほうであれこれ調べてるうちに、僕が前に追ってた違法薬物にも繋がってきそうとかで…
市政側のメイフラワー家にも動きがあるって話ですし…
新エリー都の「上のほう」がモゾモゾしてるなら、これはちょっとした見物かもしれませんよ。

月城柳
浅羽隊員。
治安局の手が回らないのであれば、ホロウ事務の一部が私たちに回ってくる…
という話ですよ。

浅羽悠真
…ハイ?

-------------------------

ブリンガーに関する情報をいくつか手に入れた…
しばらくは新しい手がかりもないだろうし、一旦ビデオ屋に戻って休もう。


…ビデオ屋に戻って休もう…

なぜだか、ビビアンがビデオ屋の前で待ってた…
話してみよう。


…ビビアンと話そう…

ビビアン
お待ちしていたのです


「パエトーン様」
ビビアンが訪ねてきて、ブリンガーの遺物を見つけることに協力し、讃頌会についての調査にも協力を申し出てきた…
そしてビビアンは「パエトーン」の熱狂的なファンだったようだ。


ビビアン
またお会いできて何よりなのです。
親愛なるプロキシさん。

【?】本文

ビビアン
きょうはここまで

ビビアン
はっ!
同担同士会話が弾みすぎてしまったのです。
用事を忘れるところでした。
ブリンガーの遺物、その行方を突き止めたのです。
郊外のとあるホロウに隠されたはずだとか。
少し支度をしますので、ブレイズウッドで現地集合としましょう。
安心してください、あなたのことはわたしが守るのです。
怪我ひとつさせません。

①そういえば…
②どうしてプロキシだってわかったの?

ビビアン
もちろん、彼から――
コホン…
わたしの情報網のたまものなのです。
こう見えて、わたしは立派なお仕事に就いているのです。
秘密もそれなりに知っています。

①協力することになったわけだし…
②あんたと讃頌会との間に何があったか、とか…

ビビアン
…わたしは、きっと讃頌会の陰謀を打ち破ってみせます。
連中が何を企んでいようと、このわたしが阻止するのです。
今度こそ、絶対に…
と、とにかく…
讃頌会とは因縁があるとだけ知って頂ければいいのです!
なんであれわたしたちは今、同じ側に立っています。
時間も遅いですし、支度もありますのでわたしは先に帰ります…
お忘れなく、ブレイズウッドで現地集合なのです!

ビビアンは慌ただしい様子で去っていった…
どうやら彼女は、自分と讃頌会の関係性について、まだ細かく話したくないみたい。

アキラ
リン、この後も生身でホロウに入ってしまうのかい?
いつものようにイアスにリンクしてから行こう、その方が安全だ…
けれどイアスにリンクしたら、ビビアンに正体がバレてしまいそうだ…
彼女は僕たちの熱烈なファンだからな。

①このまま入るよ
②いいの、お兄ちゃんがいるでしょ?

アキラ
リンがそこまで言うなら…
わかった。
けれど何かあった時は、くれぐれも自分の安全を第一に考えるんだ。
連絡はいつでも取れるけれど、それでも心配なことに変わりはないからね。

①何かがあったらまっ先に逃げるね

アキラ
それならよかった。
本当に何か問題があったら、すぐに人を呼んで助けに行く。

-------------------------

②ビビアンが守ってくれるから

アキラ
もちろん僕もリンを守るつもりだ。
もし何か問題があったら、すぐ人を呼んで助けに行く。

-------------------------

アキラ
じゃあ、ビビアンから連絡が来るまで、少しだけ休もう。

しばらく後、ビビアンからメッセージを受け取った…
今すぐブレイズウッドに行って、彼女と合流しよう。

ビビアンにブレイズウッドで会って、一緒にブリンガーの遺物の手がかりを見つけようと誘われた。
ブレイズウッドへ向かおう。


…ブレイズウッドに向かってビビアンと会おう…

「秘密」
ビビアンとブリンガーの遺物を探しているとき、過去の事件を調査していたアンビーと「トリガー」に偶然出会った。
そしてなんと、オークションで会ったシエナもそこにいた…


アンビー
プロキシ先生、あなたもいたの。

【?】がぞう

【?】本文

しえら
またあえるとは

【?】ムービー

「計画」
アンビーの情報提供者はまさかのシエナだった。
ビビアンの提案で、シエナの欲しいものを先に見つけることにした。


ビビアン
……

【?】本文

しえら
ありがとう

偶然アンビー、「トリガー」とシエナに会った。
みんなでホロウに入り、シエナの指輪を探そう。


…みんなと一緒にホロウに入ろう…

ビビアン
……

①なんで急にシエナの肩を持つように?
②彼女のことは嫌いなのかなって

ビビアン
プロキシさん…
あなたは運命を信じますか?

①信じるよ

ビビアン
そうですか。
わたしは常々、定められた運命とはなんて悲しいんだろう…
と思っているのです。

-------------------------

②信じない

ビビアン
そうですか…
なんとなく、あなたならそう言うのではないかと思っていたのです。

-------------------------

③あんたが言った「運命の人」は信じる

ビビアン
ま、まだあのことを覚えていたのですか!
あれはなんと言うか、違うのですけれど…

-------------------------

ビビアン
プロキシさん、実は、わたし…
――いえ、なんでもないのです。
早くホロウに入りましょう。


ホロウから出た後、ヒューゴは一同とビデオ屋に戻った…

みんなと一緒にビデオ屋に戻ってきた、ビビアンと話そう。

…ビビアンと話そう…

ビビアン
せっかくビデオ屋に来たのですから、プロキシさんに映画でもお勧めして頂いては?

ヒューゴ
俺は、自分の画廊のことでやらねばならないことが二三あるのでね。
それでは諸君、これにて失礼する。

リン
えっ、画廊もやってるの?

ヒューゴ
諸々の事情から、社会的に都合のよい身分が入り用だったのだ。
画廊のオーナー…
というのは悪くない肩書だと思わないかね?

ビビアン
わかりました、わたしはもう少しプロキシさんとここにいるとします。
ですがヒューゴ、あなた最近妙に忙しそうにしているのです。
まさか、わたしに隠れて何かしていませんよね?

ヒューゴ
それについては…

しばらく前…

闇商人のケイシーを見つけ、以前頼んだことについて聞こう。

…闇商人のケイシーを探そう…

ケイシー
ありゃ、これはこれは我が親愛なる収集家…
ヒューゴの旦那じゃないですか。
お久しぶりですねぇ。

ヒューゴ
かねてより頼んでいた件だが…
もう片は付いたのかね?

ケイシー
安心してつかぁさい。
もらったブツはちゃあんと、漏れなく買い手を見つけときました。
それなりに聞こえた名前も何人かいますよ。
もちろんご要望どおり、彼らにはおたくの画廊を勧めときましたし、界隈でも大々的に宣伝しておきましたからね。
とまぁ、そんなとこですが…
旦那?
どうしちまったんです、急にあんないいものを手放したいだなんて。
なんかお困りごとですかい?
資金繰りのことなら、それこそあっしに相談してくださればいいのに…
ちょいと融通してくれる友達なら…

ヒューゴ
なに、考えすぎだ。
こちらの財政状況に問題はないし、依頼している仲介業者も貴公だけではないからな。
俺はあくまで、界隈で画廊の知名度を上げたいだけなのだ。

ケイシー
さいですか?
まあ、旦那が持ってきたブツが大勢の目を引いたのは確かですよ。
連中もきっと、旦那との取引を楽しみにしてると思います。
ええ。

ヒューゴ
それは何よりだ。
さて、そろそろ時間なものでね、俺はこれにて失礼する。
またお会いしよう。
次は、「あの男」を探すとするか…
今度は体裁を整えた格好で来ると、そう言っていたが…

-------------------------

ヒューゴ
(こんなことをしている場合ではないな。)

-------------------------

情報提供者は今回は「体裁を整えた」様子を装うらしい、情報提供者を見つけて、以前頼んまだ調査のことを聞こう。

…体裁の整った情報提供者を見つけ出そう…

ヒューゴ
約束通りルミナスクエアに行くとするか。

…体裁の整った情報提供者を見つけ出そう…

ラフな青年
俺に用か?

ヒューゴ
「音楽家の三本目の弦が切れた時、門番は私にささやく、冥界の渡し守は、どちらの手に金貨を隠しているだろうか?」

ラフな青年
…?
いい歳して、えらくこっ恥ずかしいこと言うんだな…
そういうのって、俺の歳くらいで卒業するんだと思ってたよ…

ヒューゴ
…失敬、人違いだったのだろう。

…体裁の整った情報提供者を見つけ出そう…

のんびりしている男性
ん?君は?

ヒューゴ
「音楽家の三本目の弦が切れた時、門番は私にささやく、冥界の渡し守は、どちらの手に金貨を隠しているだろうか?」

のんびりしている男性
えっと、大丈夫か?
病院ならあっちに…
気の毒に…
残念イケメンというやつか…

ヒューゴ
…失敬、人違いだった。

…体裁の整った情報提供者を見つけ出そう…

マトモそうな男性
……?

ヒューゴ
「音楽家の三本目の弦が切れた時、門番は私にささやく、冥界の渡し守は、どちらの手に金貨を隠しているだろうか?」

マトモそうな男性
「左手に死を、右手に虚言を――
答えは既に、ワタリガラスが咥え去った」。
はぁ、この合言葉は毎度…
尻がむずがゆくなるな…

ヒューゴ
とても詩的な合言葉だと思うがね。

マトモそうな男性
ハルトマンの予定は調整済だ、約束通りVIPラウンジであんたを――
いや、「画廊のオーナーかつ、著名な収集家でもあるヒューゴ氏」…を、待ってるはずだ。

ヒューゴ
感謝しよう。
君に任せておけば、問題ないと確信していたとも。

マトモそうな男性
一応聞くが…
まさかレイヴンロックにケンカを売るつもりじゃないだろうな?

ヒューゴ
もしそうだと言ったら?

マトモそうな男性
…別に。
止められやしないからな。
つい最近もオークションで大暴れしたばかりじゃないか。
「勇者の外套」、だったか?
よく考えたもんだ。
ハルトマンもこのところ活発に動いてる、前にあった臓器売買の件も関わってるそうだ。
何かしらの薬を研究させるのに、大金を積んでるとも聞いたな…
レイヴンロック家はいつだって残酷で容赦ない連中だ、悪事に金と権力でフタをするのは日常飯事…
被害者は泣き寝入りを強いられてる。
だが、ハルトマンはその中でもひときわ恐ろしい存在だ。
今の地位に登り詰めたのだって、本来の後継者を始末したからだと噂じゃないか。

ヒューゴ
…わかっている。
安心したまえ、俺とて正面からぶつかるつもりはない。

マトモそうな男性
そう願うよ。
竜のヒゲを鳥が狙うなんざ、お話にもならんからな。

ヒューゴ
海老で鯛を釣る、ということもあるだろう。

マトモそうな男性
…なんとでも言えばいい。
ただ忘れるな、何よりレイヴンロック家は讃頌会のイカれたやつらとグルだ。
今度は何を企んでるのか知れたもんじゃない。
とにかく、長年の友として言わせてもらう…
健闘を祈る、心からな。

ヒューゴ
ああ、礼を言う。

マトモそうな男性
ところで、ライカンは最近どうしている?
ずいぶんと長いこと顔を見てないが。

ヒューゴ
……

マトモそうな男性
なんだ、こじれたとは聞いてたが…
もう何年も経つってのに、まさか未だに引きずってんのか?

ヒューゴ
…さてな、何のことか皆目わからん。
他に何もないのであれば、先に失礼する。

マトモそうな男性
ああ、無事を祈ってるさ。

近くにいる学生たちが、何かについて熱く語り合っている…
その中で、聞き覚えのある名前を耳にした。

この学生たちはどうやらモッキンバードのことを話しているみたい、内容を聞いてみよう。


…学生たちの会話を聞こう…

興奮している生徒
だからさ、あの怪盗団モッキンバードって…
やることが派手なだけで、実際は何の役にも立ってないわけじゃん?
TOPSはびくともしてないし、ビッグファミリーが何もかも牛耳ってることも変わらない…
まあ市長ですら、連中には逆らえないって話だけど…

疑念を抱く生徒
そうだけど、モッキンバードという存在が、ある種そういう人たちへのになってるのは事実じゃないかな。
予告状が来るたび、悪い人たちは気が気じゃないだろうし。

興奮している生徒
だとしても、それで何がどうなるって?
結局、ただのごっこ遊びみたいなものだよ。
お偉いさんたちにとっては、モッキンバードもハエみたいな感じでさ…
うるさいけど、うるさいだけだから放つとこ、的な。

冷静な生徒
じゃあ君はどうすればいいと?

興奮している生徒
本当にこういうことを変えたいなら、やっぱ内側からやらないと。
何にせよまずは権力ありき…
力を蓄えるために手段なんて選んでらんないって。
それこそTOPSに入っちゃうとか。
だって新しい秩序を打ち立てるんなら、元のやつはいらないじゃん。
創造にはまず破壊を!的な。

冷静な生徒
もはや悪役のセリフじゃん…

疑念を抱く生徒
ほんとにTOPSなんか入れたら、大抵の人はそこで満足しちゃうんじゃないの。

冷静な生徒
確かに、誰だってお金には逆らえないからなー…

ヒューゴ
……

そろそろハルトマンとの約束の時間だ…
会いに行くとしよう。

約束の時間が近づいてきた、VIPラウンジへ向かい、ハルトマンに会おう。

…ハルトマンに会おう…

スタッフ
招待状を確認いたしました。
お客様、VIPラウンジのご利用はなさいますか?

①VIPラウンジに入る
②まだ大丈夫

…ハルトマンに会おう…

傲慢な男性
ハルトマン様に用があると言うのは、お前か?

ヒューゴ
いかにも。

傲慢な男性
ハルトマン様の時間はとても貴重なんだ。
せいぜい――
我がレイヴンロック家にとって実のある話をするんだな。

ヒューゴ
ハハハハ、安心したまえ。
俺がここにいるということは、その用意ができているのだ。

傲慢な男性
フン、だといいがな。

「もう一つの協力関係」
ヒューゴはビビアンには言わずに、ハルトマンと連絡を取り、協力関係を結んでいた。

ハルトマン
…俺と、手を組みたいだと?

【?】本文

【?】ムービー

凶悪な顔つきの少年
あいつだ!
あいつがセレナを殺したんだ!

【?】本文

ヒューゴ
……

「歪み」
ヒューゴはかつて、自分に唯一優しくしてくれた妹を殺した犯人として名指しされた。
しかし、父親は妹を殺したことをかえって褒めた。
父親は最も手段を選ばない人間にこそ、自らの後継者が務まると考えていたからだ。


あいつ

【?】本文わかりま

「まもなく上演」
過去の追憶にふけっていたヒューゴは我に返り、じきに全てが終わると自分に言い聞かせた。

ヒューゴ
……

【?】本文すべてが

ビビアンは何か話したいことがあるみたい、話を聞いてみよう。

…ビビアンと話そう…
★時間帯変更

ヒューゴが去った後…

ビビアン
…プロキシさん、何かわたしに聞きたそうなのです。

>「運命の人」って、あれは…

ビビアン
あ、あれは…
わたしたちはずっと、あなたと手を組みたいと考えていましたから…!
ヒューゴ曰く、あなたはプロキシとしてたいへん優れていると。
「運命に定められたプロキシ」、それは言うなれば「運命の人」なのです!

>まあ…信じてあげる

ビビアン
そうでした、その…
プロキシさん。
いま時間はありますか?
もし忙しくないのでしたら…
外でのお散歩に付き合って頂けませんか?
どこへでもいいので!

ビビアンに散歩に誘われた、一緒にルミナスクエアまで行ってみよう。

…ビビアンと一緒に散歩しよう…

ビビアンと一緒にルミナスクエアにやってきた…

ビビアン
ここでお散歩しましょう!

ビビアン
…お付き合い頂きありがとうございます、プロキシさん
濃い一日だったのです…
今帰ったらわたし、きっと興奮して眠れません
「お前は、不幸だけをまき散らす子供だ」
…昔から、こんな風に言われてきたのです
苦しむことも、憎むこともありましたが…
今ではそれが普通なのだと理解できます
得たいの知れない子供に、突然不吉なことを言われるなんて、不気味に思うだけだって
だから、いつしか予知をしても人に伝えることを止めました

…ビビアンと一緒に散歩しよう…

ビビアン
どうして、わたしは苦しみしか見えないのでしょう?
幸せや喜びのような…
綺麗なものだけを予知できれば、少しはみんなに好かれたのでしょうか?
運命は…
変えられないのかもしれませんね
不幸な人々の運命を、何度も何度も変えようとしたのです
本当に運命を変えられたんだって、うぬぼれていた時期もありました…
でも、結局はすべてが幻で…
わたしは何一つできていなくて…
だから…
この力を呪いじゃなく、贈り物だと言ってくれて…
嬉しかったのですありがとうございます、プロキシさん
あなたに出会えて…
本当によかったのです
それに、「パエトーン」様好きの同志だなんて!
これはもう、運命の巡り合わせとしか言えません!
あなたといると、ほっとします。
何をしても許してくれそうで…
なんの心配もせず、ありのままの自分でいればいい…
そんな気がして
オーラが本当にあるとしたら、わたしたちは相性抜群ですね

ビビアンと楽しい時間を過ごした、最後にヒューゴさんのことについて話そう。

…ビビアンと話そう…

「知られざる過去」
ビビアンがヒューゴについて話してくれた。
ヒューゴは名のある一族の私生児で、何か重荷を背負っているようだ。


ビビアン
そういえば、前にあなたはヒューゴのことを聞いてきましたが…
実はわたしも、彼のことはよく知らないのです。
あまり自分のことは話したがりませんから。

【?】本文いつか

しばらく雑談をした後、ビビアンにおやすみと挨拶をした…
もう遅い時間だし、あとはビデオ屋に戻ってゆっくり休も。


長い一日が終わる。
あとはビビアンの連絡を待つだけ。
帰ってお兄ちゃんに今日あったことを話そう。


…お兄ちゃんと話そう…

アキラ
リン、帰りが遅かったね。

①ビビアンの話に付き合ってあげて

アキラ
そうだったのか。
もう遅い時間だ、今日は早めに休もうか。

-------------------------

②友達と人生について語り合ってて

アキラ
楽しかったようで何よりだ。
さあ、今日は早めに休もうか。

-------------------------

アキラ
ビビアンから連絡が来たら、また調べることがたくさん出てくるはずだ。

ビビアンから連絡があったみたい、お兄ちゃんとこのことを話そう。

…お兄ちゃんと話そう…

アキラ
リン、ビビアンから連絡が来ている、明日はホロウで調査をするそうだ。
今回はビビアンとヒューゴ、それとライカンさん以外に、僕たちが紹介したアンビーも参加することになったらしい。
詳しいことは、明日ビデオ屋にまで迎えに来てくれるからそのときに教えてくれるそうだ。
けれど…
やはりこの前のように、生身でホロウに入るのかい?

①もう慣れたよ!
②ビビアンとみんなが守ってくれるから

アキラ
わかった、今回は友達もたくさんいるし…
リスクは低いといえるだろう。
僕は家で待っているからね、何があっても安全に気をつけてくれ。
今日は早めに休もう。

一晩しっかり休息を取った後、二日目の朝が予定通りに訪れた…

ビビアンが私たちに会うためビデオ屋まで来てる、話してみよう。

…ビビアンと話そう…

ビビアン
プロキシさん、おはようございます。
手短に話します、ブリンガーのノートに記された座標を分析しました。
規則性はないのですが…
どれも目立たない場所に見えます。
そこに何かが隠されていると、ヒューゴは考えているのです。
ただ、サプライズかサスペンスかは、フタを開けてみないとわかりません。
とにかく、一度調べる必要があるのです。
今日の目的地はバレエツインズ
一緒にまいりましょう。

ビビアンは私たちと一緒にホロウに入って、ブリンガーのノートに記された場所の調査に参加したいみたい。
彼女と一緒にバレエツインズへ向かおう。


…ビビアンと一緒にバレエツインズへ向かおう…

「あの子の愛」
皆がブリンガーの遺物に記された場所を調べる準備をしている。
最初に到着したのは私とビビアンだった。
彼女は「パエトーン」グッズの鑑賞会をしようと、家に誘ってくれた。


ビビアン
どうやら、先についたのはわたしたちのようなのです。
遅刻の心配をしていましたが、杞憂でした。

【?】本文じゅんびを


同時刻、ルミナスクエアの別の場所で、ヒューゴはこれからの行動に向けて準備を進めていた…

ヒューゴ
いつも通り、まずは買い物だな。
そろそろチョコレートを補充する頃合いだな。

ホロウに入る前に、ルミナ雑貨店で必要物資を買い込もう。

…ルミナ雑貨店へ行き物資を調達しよう…

ヒューゴ
乾パン、水…
それと、そこにあるコインチョコも。
袋に入れてくれたまえ、ありがとう。

その時、見慣れたあの姿が現れた…

ライカン
…ヒューゴ。

ヒューゴ
ほう、奇遇なことだ。

ライカン
ここにお前がいるとは。

ヒューゴ
こちらのセリフだ――
貴様が立ち寄ると知っていれば、当然別の店にしたとも。

ライカン
…これからに向けて準備中、といったところか?

ヒューゴ
いかにも。
今回貴様がいることには、一応の感謝をしている。
戦力としてみれば折り紙つきだからな。
あとは、青様の尊きご主人様に俺たちの秘密を漏らさないよう祈るのみだが…

ライカン
その点については、プロキシ様と協議済みだ。
お前が度を過ぎた真似をしない限り、俺がご主人様に報告を入れることはない。

ヒューゴ
まったくありがたいことだ。
さて、時間が惜しい…
俺は先に行くとしよう。
ショッピングを楽しんでくれたまえ。

ホロウに入る前に、ドラッグストアへ行き応急薬を用意しよう。

…ドラッグストアへ行き応急薬を用意しよう…

ヒューゴ
応急薬も補充せねばな…
使い慣れたものにするとしよう。

その時、見慣れたあの姿がまた現れた…

ライカン
……

ヒューゴ
あのな、ライカン。
向かう先に会いたくないやつがいたとき…
俺なら、その場で向きを変えるがね。

ライカン
時間が惜しい、近くにあるドラッグストアはここだけだ。
それに…
俺は、向きを変える必要があるとは思わない。

ホロウに入る前に、六分街へ行き音動機を調律しよう。

…六分街へ行き音動機を調律しよう…

「昔ばなし」
偶然、再会したヒューゴとライカンは昔話を始めた。

ライカン
……

【?】本文もうずっとむかし

「誓い」
若き日のライカンとヒューゴは、ジャックの墓の前で誓いを立て、怪盗団「モッキンバード」を結成した。

ライカン
やすらかに

【?】本文シンボル

ヒューゴとライカンは珍しく、心穏やかに昔話をした。
同時刻、プロキシ側では、今回の行動を共にする仲間たちが揃っていた…

集合完了、みんなと一緒にホロウに入り、ブリンガーのノートにマークされた怪しい座標を調査しよう。

…みんなと合流してホロウに入ろう…

ビビアン
やっと揃いましたね。
…ヒューゴ、また遅刻ですよ

ヒューゴ
仕方なかろう。
どこぞの誰かに絡まれたせいで、時間を無駄にしたのだから

ライカン
……

ビビアン
そういえば…
今回はおなじみの顔ぶれ以外に、新しいお友達が参加してくださったのです。

ヒューゴ
こちらのアンビーくんが、どうやら店長くんが是非にと言っていた人物とみえる。
お目にかかれて光栄だ、俺のことはどうかヒューゴと呼んでくれたまえ。

アンビー
どうも。
情報はプロキシ先生からもらっているわ。
安心して、私は口が堅いから。

ヒューゴ
では、ホロウに入る前に、改めて今回の目標について確認するとしよう。
俺たちはこれから、ブリンガーのノートに記された座標の一つへ向かい、そこで探しものをする。
手がかりを見るに、これらの座標には讃頌会にまつわる秘密が隠されている可能性があるが…
これがサプライズとなるか、はたまたサスペンスとなるか、俺たちにはまだわからない。
直に調査をしてみないことにはな。
諸君。
特に疑問がなければ、始めるとしようか。

【?】タイトル


…【?】…


【?】


>≪深淵から見つめてくるのは

ビビアンは私たちと一緒にビデオ屋へ帰ってきた…
ビビアンとお兄ちゃんと話そう。


…お兄ちゃんと話そう…

ホロウを出た後、ライカンさんは先に別れを告げて去っていった、ビビアンは私たちと一緒にビデオ屋に帰ることになったけど、なぜか彼女はずっと黙り込んでて…

ビビアン
……

①ビビアン、どうかした?
②さっきから様子が変だよ

ビビアン
「パエトーン」様、わ、わたしは平気なのです…
ボーっとしていただけですから…

アキラ
仕方ないさ、あんなことがあったんだ…
ビビアン。
君もしばらくはゆっくり休んでくれ。

ビビアン
ええ。
ヒューゴのこと…
そして讃頌会のことについて、改めて考えておかないといけないのです。
わたしの知るヒューゴなら、あんなお芝居をしなくとも、ハルトマンなんか簡単にやっつけられたはずなのです。
それに、あなたを人質に取るような真似まで…
ですがきっと本気で傷つけたようとしたわけではないと信じています。
ヒューゴが最後に残した言葉は…
わたしにもわからないとはいえ、嫌な予感がするのです。
サクリファイスのコアもそうですが、全ての裏にはもっと深く恐ろしい秘密が、隠れているのかもしれません。
……
あの…
ささやかなお願いがあるのです、変に聞こえるかもしれませんが…
「パエトーン」様、数日だけ、ビデオ屋に泊まらせて頂けませんか?
今はどうしても…
一人でいたくない気分なのです。

①もちろんいいよ
②ビビアンにそれが必要なら

アキラ
ああ、僕たちとしても、このまま君を一人にはしておけない。

ビビアン
ありがとうございます…
なのです…
わ、わたしはソファで寝ます!
決して「パエトーン」様にご迷惑はかけないのです!
…目が覚めて、起きたすべてが夢だったらどんなに素晴らしいでしょうか。

もう遅くなってるから、部屋に戻ってゆっくり休もう。

…2階の寝室に戻って休もう…

色々ありすぎて、頭がぐちゃぐちゃだ…
ひとまず、しっかり休もう。

気持ちよく休んで、頭もすっきり。

■アチーブメント獲得
運命の終着
パエトーンの軌跡「涙と過去を埋めて(上)」をクリアする。

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