いま取り込み中、留守電でヨロ(上)/彼女のもう一つの顔

エレンからメッセージが来た…
これをエレンが送ったとは想像しにくいけど。

アキラ

リン、驚いたような顔をしているけれど…
誰からのメッセージだい？

リン
エレンからだよ。
なんと顔文字が使われてるの、ほら！

「わかった(*^▽^*)

来週ケーキおごるO////O」

アキラ
エレンがこれを？
なんというか…
意外だな。

リン

あ、新しいメッセージだ…
「送るの間違えた」

「今から店行っていい？
あんたたちにしか頼めない依頼だから、会って話したい」

アキラ
うん、普段通りという感じだな。
ただ、「僕たちにしか頼めない」というからには、何か大きな仕事かもしれない。

リン

なら、先に閉店の看板をかけとこっか！
あとは大きな仕事が来るのを待つだけだね～

「普通じゃない日常」
エレンが今まで見たことのない私服でビデオ屋にやってきた。
どうやら今回は普通じゃない依頼になるみたい。

リン

ごめんなさい、お客さん。

まだ準備中で…

【？】本文

エレンはいつもの服に着替えた。

依頼の話を聞いてみよう。

…エレンに依頼の詳細を確認しよう…

「期末課題について」
エレンは、期末課題のための討論と依頼の時間が被ってしまったらしい。
そこで、依頼をこなしながら、HDDシステムを通して友達とオンラインで討論したいと頼みにきた。

アキラ
うん、やっぱりその格好の方が馴染みがあるよ。
そろそろ「僕たちにしかできない」依頼の話を始めても？

【？】本文

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エレン

むにゃ…だから…
…その＆＊で…
呼ばないで…Zzz…

①何のこと？

エレン
おシャメ…って…
ふわあ～。

ん？…あ…コホン！

何でもない。
教科書でみた単語を言っただけ。
準備ができたら、いこ。

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②(軽くつつく)

エレン
くすぐった…
うぅ…
もうちょっと寝かせて…
ねむ…

なんかプロキシんとこ、よく寝れるんだよね…
立ったままでも寝れそう…
ん～…

しばらく寝てるから…
出かける時…声かけて…

Zzz…

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ファイルを回収しながら、エレンが外にいるクラスメイトと連絡し合うのを手伝おう！

…ホロウに入ってファイルを回収しよう。…

＞≪待った、電波が悪い≫

アキラ

エレンも友達の前ではあんな感じなんだな。
しかし、本当に大丈夫なんだろうか…
友達にも秘密となると、長い間気を張ることになるだろうし…

①エレンを信じよう…

②エレン自身が選んだことだから。

アキラ
なんて、僕たちが心配してもしょうがないか。
とにかく、今日はお疲れ様。
早く休んでくれ。

＞休んでくるね

＞≪ビデオ屋の可愛いお客さんたち≫