いま取り込み中、留守電でヨロ(上)/待った、電波が悪い

エレンはホロウで資料ファイルを回収する途中、お友達と期末レポートのテーマについて話し合う必要がある。
この二つの仕事を手伝ってあげよう！

依頼人：エレン

場所：バレエツインズ
目標：資料ファイルを回収し、グループディスカッションを行う

エレン
話し合いまでまだ時間あるから…
回収しなきゃいけない資料、先にさがそ
あっちになんかあるっぽいよ、行く？

＞目標物

Fairy
回収待ちの資料を拾得しました

「おシャメは喋りたくない」
思いがけず、エレンのあだ名が「おシャメ」だということと、彼女と友達の期末課題が、進捗率0%であることを知ってしまった！

Fairy
エレンのスマートフォンに着信です。
接続して中継をし開始ますか？

＞接続して。

リン

接続して。

ルビー

おシャメちゃ〜ん、聞こえてる～？
あれ、真っ暗じゃん。

おシャメ？エレン？

エレーン？

エレン
まだバイト先だから、あたしはカメラこのままで。

あと、次にそのあだ名で呼んだら…

ルビー
はいはい、もう言わないってば！
ていうかエレンってさぁ、お金に困ってなさそうなのになんで毎日バイトしてるの？

エレン
してるから困んないんだって。

ルビー
そっかー、あたしもなんか始めよっかな。
最近、お昼はパンしか食べてないからさー…

凛
毎日のスクラッチをやめればいいんじゃない？

ルビー
そんなのダメだよ！
こう見えて、ちゃんと色々考えてるもん…
努力だけで自由な人生が手に入る確率なんて、スクラッチに当たるよりずーっと低いんだから！

凛

堂々と言い切ったね…

エレン
ま、そーかもね。
ていうか…
いつもどこで買ってんの？

モナ
はいはい、お喋りはおしまい。
そろそろ課題の話しようよ～

エレン
はいはい…

で、誰にインタビューすんの？

モナ
私は治安官さんがいいと思うなあ。
ちゃんと答えてくれそうだし、あんまりトラブルにもならなそうだし～

ルビー
ストップ、それじゃあつまんないって。
新エリー都で一番ラッキーな人がいいと思う！
スクラッチの必勝法を聞きたい！

凛
精神科医とか探す？
それで、友達が現実を見ようとしないんです、って相談するの。

エレン

あーうん、いーんじゃない…

ルビー
そーだよね、あたしの案がいいよね！？

モナ

エレンちゃん、今回は三択から適当に選ぶとかは、絶対にだめだからね～

凛
うん、特に頭の中で「どれにしようかな」は禁止。

エレン

あ、バレてた？

凛
バレバレだよ。

モナ

前からそうかな～って思ってたけど、本当にやってたんだ…

ルビー
うそー！？
エレンがあたしに賛成してくれたのは、あたしのアイデアが神ってたからじゃないの！？

エレン

え？
あー、えっと…

ルビー
エレンはあたしの一番の理解者だって、うちらは最高のズッ友だって思ってたのに…

エレン
あー…
店長に呼ばれたから、マイク切るね。
イヤホンで聞いてるから続けてていーよ。

アキラ
エレン、こちらのマイクはもう切ったよ。

エレン
ありがと。
依頼、このまま続けよ。

アキラ
それより、エレンの期末の課題が心配になってきたな…

エレン
大丈夫、いつもこうだから。

エレン
まだ回収できてないのあるし…
次、行こ。

ルビー
で！結局あたしのテーマは？

採用？不採用！？

凛
不採用に一票、かな

モナ
もっと…
別のも考えてみよ？

＞目標物

Fairy
回収待ちの資料を拾得しました

「ただのバイトだから」
回線が思ったよりも早く復旧したせいで、裕福なご主人様にサービスができるのは優等生だけ、というエレンの冗談を友達に聞かれてしまった…

ルビー
エレンー！
マイクは切ったままだし、メッセージも送ってくんないし、ちゃんと聞いてくれてる？

エレン
ごめん、さっきまで店長に呼ばれてて、今イヤホン付けた。
どこまで話した？

ルビー
バイトのことになると、ほんと真面目なんだからー

凛

未来の職場に、いち早く慣れちゃおう…って感じ？

モナ
なんだか想像できないな〜

将来、エレンちゃんがそういうとこでバリバリやってるの。

ルビー
エレンってさ、なんでバイトにそんな一生懸命なの？

エレン
ただのお小遣い稼ぎだってば。
ん…？もしもーし？
声しなくなった。

アキラ
ごめん、家の回線が切れた。
すぐ直してくるよ。

＞私もエレンに聞きたいんだけど…

リン
その…
意外って言ったらあれだけど、エレンってけっこう学校のことに一生懸命なんだね？
もしかして、ヴィクトリア家政だとそういうのも疎かにしちゃいけない感じだったり？

エレン
落第したらめんどいじゃん。
一発でパスできるに越したことないでしょ。

＞それだけ？

リン
…本当にそれだけ？

エレン
あのさ、そんなに信じらんない？
まー…
うちのコンセプト？って思ってくれてたらいいよ。
裕福なご主人様にサービスできるのは、優等生だけだって。

＞？

リン
ん？あっ…

モナ
あー…

凛
えーと…

ルビー

エ、エレン…？

エレン
ん…回線、直ってたんだ？
何か聞こえた？

ルビー
ご主人様に、サービスとかなんとか…？
あっ…
違う違う、なんにも聞いてないよ！

エレン
想像してるようなのじゃないけど…
まー、言っても信じてくれないよね。

ルビー
いやいや、エレンを信じてないとかじゃなくて、でも、その…

＞本当にただの冗談だよ！

リン
ちょっとごめんね。
私はエレンの同僚だよ！
さっきエレンが言ってたのは冗談っていうか、バイトでのキャラ設定で…

ルビー
あ、あはは、そ、そうなんだ！
うん、あたしは誤解なんかしてないから。
それじゃ、お仕事がんばって…

アキラ
おっと…
部屋がミュートになってしまったようだ。
せめて文字ベースで弁解しておくかい？

エレン
い、いいよ、別に。
変な空気になりそーだし…
あとで直に説明するから。

「ビデオ屋バイトのサメ」
エレンがエーテリアスを片付ける時の音が友達に聞こえてしまった。
私たちはエレンをフォローするために、「ドキュメンタリー番組の音だ」とその場しのぎの嘘をついてごまかした…

ルビー
エ、エレン？
そっちで何かあったの？

エレン
え？
別に何もないけど？

ルビー
部屋のミュートを解除したら、そっちのマイクからすごい音がしたよ！

エレン
えぇ…

モナ

エレンちゃん？

エレン

…ちょっとトラブっただけ。

モナ

ちょっと？
今の音で？

ルビー

だだだ、だいじょぶだからね、エレン！
あたしたちが助けに行くから！

＞エレンとドキュメンタリーの整理を…

リン
えーと、またまたごめんね？
エレンの同僚だけど…
ちょうどいま、ホロウ災害のドキュメンタリーを整理してたとこで…

ルビー
ドキュメンタリー…？
でも、すっごく迫真の音だったよ？

エレン
お、音響がちゃんとしてんの。
うちの店長、お金あるから…

ルビー

うっそだー！
BGMもなしに、効果音だけ鳴ってるなんてことある？

＞それは…

リン

それは…

エレン
♪～♪～

ルビー
エレン、それ自分で歌ってるでしょ？
絶対そうだ！

エレン
いや、BGM鳴ってたから…
鼻歌で完コピできるくらい聞いたし…
ルビーたちは聞こえなかったの？

＞スピーカーの問題だよ！

リン
あ～…
うち、環境音とBGMは別々のスピーカーなんだけど、ちょうど片方アプデ中なの！
それで音が出てなかったのかも！

エレン
バイト、も一終わるから。
撤しゅ…
じゃなくて、片付けしないと。
後でみんなのとこ行く。
じゃね。
はあ…
やっと終わった。
でも、こっから出たらみんなのとこで課題の続きかぁ…

Fairy
マスター、資料のデータストレージを読み込み完了。
転送すべきデータが一つ欠けています。
欠けているファイルは、付近にはありません。

エレン
マジ？
ボスが指定したの、確かにここなんだけどな。
帰ってもっかい確認してみる。
今回はありがと、プロキシ。

＞どういたしまして

リン

どういたしまして。
普段とは違うエレンを見れて新鮮だったよ！

アキラ
依頼の件で、何かまた必要だったら連絡してくれ。
それはそうと…
エレンがあの子たちと仲良くなった馴れ初めは少し気になるところだね。
みんなそれぞれタイプの違う子たちで、微笑ましいというか。

エレン
別に、馴れ初めとか…
そんなんないから。
気付いたら友達になってた。
そんだけ。
じゃ、後で連絡するから。

＞≪彼女のもう一つの顔≫