シルバーの復活(上)/戦場の追跡
「『11号』の異常」
チョップ大将が心配している、なぜなら「11号」は長い間、店に来ていないから。
チョップ大将が心配している、なぜなら「11号」は長い間、店に来ていないから。
アキラ
さっき、錦鯉でラーメンを食べて来たんだけれど…
①何かあったの?
②【?】
リン
チョップ大将に何かあったの?
アキラ
いや、何もないよ…
多分、たいしたことではないと思う…
ただ、「11号」がしばらくラーメンを食べに来ていないらしい。
僕たちの方にも連絡がないだろう?
①任務中なのかも
②【?】
リン
任務中なんじゃない?
アキラ
任務中…か。
それでも、リンには何か連絡がありそうに思うけれど…
今までも暇を見つけて返信をくれていたしね。
…少し心配だ。
仲間と一緒ならいいんだけれど…
レイは何か話したいことがあるようです。
聞いてみましょう。
聞いてみましょう。
…レイと話しましょう…
数日前、「トリガー」はスコット前哨基地を訪れた――
レイ
もしかして、また「11号」の件を聞きに来たのか?
…まったく、最後にゆっくり目を閉じられたのはいつだ?
もしかして、また「11号」の件を聞きに来たのか?
…まったく、最後にゆっくり目を閉じられたのはいつだ?
「トリガー」
目は今も閉じていますし、眠らずとも私は平気です。
それよりも…
彼女の行方が分かるまで、休むことはできません。
最近、彼女は頻繁に移動しています。
そして彼女と連絡が取れないというのは異常です…
同僚のあなたなら、何かご存じなのではないかと。
目は今も閉じていますし、眠らずとも私は平気です。
それよりも…
彼女の行方が分かるまで、休むことはできません。
最近、彼女は頻繁に移動しています。
そして彼女と連絡が取れないというのは異常です…
同僚のあなたなら、何かご存じなのではないかと。
レイ
ちょうど知らせたいことがあったんだが、一つ、約束をして欲しい。
あまり無理をしないでくれ。
彼女のためと思って、一度しっかり寝るんだ。
ちょうど知らせたいことがあったんだが、一つ、約束をして欲しい。
あまり無理をしないでくれ。
彼女のためと思って、一度しっかり寝るんだ。
「トリガー」
お気遣いありがとうございます。
あなたのためにも、少し休むことにします。
お気遣いありがとうございます。
あなたのためにも、少し休むことにします。
レイ
誰に対してもそう言うんだろうが、まあ、それでいい。
零号ホロウで「11号」に似た人物を見かけた、という報告があった。
話によれば彼女は…
防衛軍ではない武装した戦闘員と一緒だったそうだ。
誰に対してもそう言うんだろうが、まあ、それでいい。
零号ホロウで「11号」に似た人物を見かけた、という報告があった。
話によれば彼女は…
防衛軍ではない武装した戦闘員と一緒だったそうだ。
具体的な座標はこちらから送る。
「トリガー」殿、今すぐ出発するか?①戦闘に入る
②保留する
「11号」の行方を調べるために、目の前の敵を倒しましょう。
…戦友に連絡しましょう…
「トリガー」
私です。
すみませんが、手伝ってほしいことがあります…
私に代わって、隊長に伝えてもらえませんか。
私と「11号」の休暇を、今日から全て使います、と。
すみませんが、手伝ってほしいことがあります…
私に代わって、隊長に伝えてもらえませんか。
私と「11号」の休暇を、今日から全て使います、と。
軽快な声
えー、まさか一緒にバカンスじゃないよね??
僕抜きで??
僕、二人を怒らせるようなことした?
えー、まさか一緒にバカンスじゃないよね??
僕抜きで??
僕、二人を怒らせるようなことした?
「トリガー」
…そういう事ではないと、わかっているはずです。
…そういう事ではないと、わかっているはずです。
軽快な声
分かってるよ。
「11号」…
まだ見つかっていないの?
分かってるよ。
「11号」…
まだ見つかっていないの?
「トリガー」
はい。
隊長には内緒にしておいてください。
今、彼女は別件で頭がいっぱいのはずですから。
はい。
隊長には内緒にしておいてください。
今、彼女は別件で頭がいっぱいのはずですから。
軽快な声
僕の助けはいるかな?
僕の助けはいるかな?
「トリガー」
お気遣いありがとうございます。
ですが、藪蛇になるのは避けたいので…
何しろ「11号」の頻繁な異動も、上からの命令によるものですから。
お気遣いありがとうございます。
ですが、藪蛇になるのは避けたいので…
何しろ「11号」の頻繁な異動も、上からの命令によるものですから。
軽快な声
むむむ、僕は藪?
それとも蛇のほうかな?
僕は草の生い茂る藪がいいな。
君が「草」って言うたびに、僕を思い出すようになるから…
むむむ、僕は藪?
それとも蛇のほうかな?
僕は草の生い茂る藪がいいな。
君が「草」って言うたびに、僕を思い出すようになるから…
「トリガー」
なぜ私が「草」と言う前提なんですか…
まあいいです。
それからもう一つ。
軽快な声
…まだあるの?
なぜ私が「草」と言う前提なんですか…
まあいいです。
それからもう一つ。
軽快な声
…まだあるの?
「トリガー」
「シルバーの復活」――
これの意味するところが知りたいんです。
軽快な声
アストラ・ヤオのニューアルバムみたいだね…
アストラ・ヤオのニューアルバムみたいだね…
「トリガー」
……
軽快な声
……
軽快な声
冗談だよ。
君、寝不足でユーモアのセンスまでなくしちゃったの?
「シルバーの復活」は、僕がインターノットで聞いてみてあげるよ。
君、寝不足でユーモアのセンスまでなくしちゃったの?
「シルバーの復活」は、僕がインターノットで聞いてみてあげるよ。
「トリガー」
優しいですね。
何か情報が入り次第、連絡をください。
あなたの優しい声であればいつでも歓迎ですから。
優しいですね。
何か情報が入り次第、連絡をください。
あなたの優しい声であればいつでも歓迎ですから。
軽快な声
やだなあ。
そういう甘い言葉は必要としてる人に言ってあげなよ。
さて、兵士「トリガー」よ。
貴君にここでひとつ、命令を言い渡す。
とりあえず今は、しっかり休むように!
やだなあ。
そういう甘い言葉は必要としてる人に言ってあげなよ。
さて、兵士「トリガー」よ。
貴君にここでひとつ、命令を言い渡す。
とりあえず今は、しっかり休むように!
数日後、「トリガー」は仲間からの連絡を受けた――
「トリガー」
彼女いわく、インターノット経由で情報提供者と繋がった…
とのこと。
待ち合わせは――
彼女いわく、インターノット経由で情報提供者と繋がった…
とのこと。
待ち合わせは――
六分街、目印はチキンバーガーを持っている少女。
…チキンバーガーを「持っている」少女…
…チキンバーガーの匂いが分かるといいのですが。
…チキンバーガーを「持っている」少女…
…チキンバーガーの匂いが分かるといいのですが。
インターノットで知り合った情報提供者を探しましょう。
…情報提供者を探しましょう…
「ハンバーガー少女」
アンビーと名乗るハンバーガー少女を信頼するべきか、「トリガー」はまだわからない。
二人はホロウで会う約束をした、アンビーはそこで身分を証明するだろう。
アンビーと名乗るハンバーガー少女を信頼するべきか、「トリガー」はまだわからない。
二人はホロウで会う約束をした、アンビーはそこで身分を証明するだろう。
ハンバーガーなき少女
こんにちは。
「トリガー」
インターノットでご連絡をくださったのは…
あなたですか?
あなたですか?
ハンバーガーなき少女
ええ。
「トリガー」
……
ハンバーガーなき少女
あ…ごめんなさい。
チキンバーガーが目印だったのに…
お腹が空いたから、食べてしまったの。
見つけてくれてありがとう。
じゃあ、「シルバーの復活」を止めに行きましょう…
えっと、あなたの名前は…
あ…ごめんなさい。
チキンバーガーが目印だったのに…
お腹が空いたから、食べてしまったの。
見つけてくれてありがとう。
じゃあ、「シルバーの復活」を止めに行きましょう…
えっと、あなたの名前は…
「トリガー」
自己紹介のタイミングを失いましたからね。
…それ以前に、あなたが信用に値するかどうか、まだ決めかねておりますが。
ハンバーガーなき少女
…そう。
「トリガー」
そんなに悲しい声音を出さないでください。
初対面なうえに、インターノットで知り合ったとあれば、警戒してもおかしくはないでしょう。
論より証拠、情報を開示するのが先かと存じますが?
ですが…
あなたから懐かしい感覚がすることも、否定できません。
顔は見えませんが、友人を思い出させるのです。
今まさに、危機に陥ってる彼女を。
ハンバーガーなき少女
彼女は連れ去られた、そうでしょう。
「トリガー」
あなたはどこまでご存知なのです?
ハンバーガーなき少女
今起きてることについては、あなたほど詳しく知らないわ。
私の名前はアンビー。
聞いたことがあるかもしれないけど、今はなきシルバー小隊の隊長、アンビーよ。
「トリガー」
あなたが…あの…
アンビー
そうよ、「トリガー」。
「11号」の代わりに死んだのが私。
彼女の件で私にも責任がある理由、分かるでしょう?
「トリガー」
…すぐには信用できないと言っても、ご理解いただけますか?
アンビー
安心して。
あなたよりも警戒心が強い人に会ったことがあるから。
ホロウで会いましょう。
論より証拠、だもの。
「トリガー」
ホロウですか…?
アンビー
私はお喋りが得意じゃないから。
行動で理解してもらう方がきっと早いわ。
私が戦ってるところを見てくれれば、それでいい。
知ってる情報を「トリガー」と交換しましょう。
…「トリガー」と話しましょう…
「トリガー」
あなたが「あの」アンビーですか…
申し訳ありませんが、今すぐにあなたを信用するというのは難しい話です。
アンビー
そう、ならまずは信用してもらわないと。
ホロウで会いましょう。
私が戦ってるところを見てくれれば…
理解してもらえるはずよ。
「トリガー」
分かりました。
では各自、準備してから向かいましょう。
申し訳ありませんが、今すぐにあなたを信用するというのは難しい話です。
アンビー
そう、ならまずは信用してもらわないと。
ホロウで会いましょう。
私が戦ってるところを見てくれれば…
理解してもらえるはずよ。
「トリガー」
分かりました。
では各自、準備してから向かいましょう。
プロキシ先生にお願いしたいことがある。
話してみましょう。
…プロキシ先生と話しましょう…
リン
アンビー?
あんた…
まだ邪兎屋に戻ってなかったの?
アンビー
長居しすぎてしまった…?
ごめんなさい、店のことは手伝うわ。
アキラ
それは気にしなくていい。
アンビーがビデオを整理すると、18ちゃんがラベルを全部貼りなおす羽目になってしまうからね…
ニコとケンカでもしたのかい?
アンビー
いいえ。
ニコとケンカなんて絶対しないわ。
私はただ…
厄介なことになってるの。
その件に邪兎屋を巻き込みたくない。
リン
なあにそれ、私たちなら巻き込んでもいいってこと?
あんた…
まだ邪兎屋に戻ってなかったの?
アンビー
長居しすぎてしまった…?
ごめんなさい、店のことは手伝うわ。
アキラ
それは気にしなくていい。
アンビーがビデオを整理すると、18ちゃんがラベルを全部貼りなおす羽目になってしまうからね…
ニコとケンカでもしたのかい?
アンビー
いいえ。
ニコとケンカなんて絶対しないわ。
私はただ…
厄介なことになってるの。
その件に邪兎屋を巻き込みたくない。
リン
なあにそれ、私たちなら巻き込んでもいいってこと?
アンビー
そういう意味じゃない…
お店のことは手伝うし…
ハンバーガーも買ってくるから…
アキラ
アンビー。
アンビー
なに…?
アキラ
ここには、居たいだけ居て大丈夫だ。
それに手伝ってほしいことがあるなら、僕たちはいつでも力になる。
アンビー
…ありがとう、分かってる。
お店のことは手伝うし…
ハンバーガーも買ってくるから…
アキラ
アンビー。
アンビー
なに…?
アキラ
ここには、居たいだけ居て大丈夫だ。
それに手伝ってほしいことがあるなら、僕たちはいつでも力になる。
アンビー
…ありがとう、分かってる。
少し休んでくる。
これから人と会わないといけないから。
リン
うん、しっかり休んできてね。
一応、ニコに聞かれたら、上手いこと誤魔化しとくけど…
あんまり長くは持たないからね!
これから人と会わないといけないから。
リン
うん、しっかり休んできてね。
一応、ニコに聞かれたら、上手いこと誤魔化しとくけど…
あんまり長くは持たないからね!
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