招かれざる客は末席に

もうすぐ宴の時間がやってくる。
しかし、アクシデントというのはこういう時にこそ起きるもの…

…シーザーがなにやら難しい顔をしているようだ……

シーザー
よりによって、こんな時に…

①なにか揉め事？
②大事に限って厄介事もやって来る

シーザー
いや、なんだ…
「トライアンフ」から伝言を受け取ったんだ。
あいつら、宴に参加するつもりらしいぜ…
めでたいが――

前からの因縁もあるし、来ねぇもんだと思っててな。

それに…
伝言を届けたヤツから、トライアンフの連中がホロウで遭難してエーテリアスに閉じ込められてるって聞かされてよ…
「新たな覇者」なら責任持って助けに行ってくれってわけだ。

①陰謀の匂いがするね

②胡散臭くない？

シーザー
ああ…
トライアンフの経験と実力がありゃ、こんなくだらねぇ失敗も、簡単に助けを求めることだってありえねぇ。
きな臭いのは事実だ。
オレらの「覇者」就任が気に食わねぇヤツだって大勢いるからな…
だが、だとしても…

①だとしても…？
②だとしても、行くの？

シーザー
だが、陰謀じゃなかったら？
またホロウで仲間を失ったら…
トライアンフは、今回のツール・ド・インフェルノでズタボロだ。
オレ様は、連盟の兄弟たちが犠牲になるって知ってて見過ごすわけにはいかねぇ。

ピンチに陥った連盟のメンバーに向き合えなきゃ、「覇者」の責任なんて背負えねぇんだ。
オレ様は行くぜ。

たとえ陰謀だとしてもな…。
もし、本当に小賢しい真似すんなら、まとめてバイクでぶちかましてやりゃいいんだ、今までだってそうしてきたようにな！

①協力するよ

②専属プロキシをお忘れなく

シーザー
当然、オマエを忘れたりしないさ！

「覇者」歓迎の宴が始まる直前に、シーザー宛に「トライアンフ」からのSOSが…

「絶体絶命のピンチ」という話が罠だろうが本当だろうが、シーザーは新しい「覇者」として、躊躇なく救いの手を荒野の皆に差し伸べる。

…シーザーと一緒にホロウに向かい、「トライアンフ」を助けよう…

依頼人：シーザー

場所：郊外のホロウ

目標：シーザーと一緒にホロウに向かい、「トライアンフ」を助けよう

「トライアンフ」の走り屋
かかったか！

こんな単純なも見破れねぇとは！

なのにボスの座を狙うってか！

こ、これしきで…
俺たちの「覇者」になれるもんか！
俺たちゃ簡単には屈服しねぇ！

シーザー
なら一緒に行くか？
ぼさっとすんなよ！

「トライアンフ」の走り屋

ボ、ボスのためにぃいいい…
ううっ…

シーザー
罠に頼るような小物が…
まだポンペイの名を出すとはな？

「招かれざる客は末席に」
トライアンフの残党は郊外のギャングが宴会に参加しないよう町の外れで妨害する。
彼らとの話し合いに応じたシーザーだったが、話し合いでは収まらない。
結局、再び武器を取って紛争を解決するしかなかった…

シーザー
残念だが…
ポンペイのオッサンがいなくなった今、「トライアンフ」に「覇者」の称号は荷が勝ちすぎるみてぇだな。
かつてカリュドーンの子は、挑戦者として正々堂々トライアンフに挑んだ。

元「覇者」の栄光を掲げ、現「覇者」に挑もうとするオマエらに聞く…
正々堂々、挑戦者になる覚悟はできてんだろうな？

「トライアンフ」の走り屋
たとえ最後の一人になろうが、命が続く限り俺らは何度でも凱旋する。
トライアンフの遺志は、俺らが受け継ぐんだ！

シーザー
ベソかいて、諦めの悪い敗者みたく振る舞ったからってよ、オレらを悪役に仕立てられるわけじゃねぇんだぜ。
トライアンフの時代は終わったが、「覇者」の歴史はまだ続いてる。
地の底で火が燃えてる限り、ポンペイのオッサンも安らかに眠れるだろうよ。

「トライアンフ」の走り屋
黙れ！
キサマごときがその名を口にするな！
キサマらさえ…
キサマら「カリュドーンの子」さえ、野心を抱きさえしなければ…

シーザー
オッサンの教えは、何一つオマエらには響いてなかったみてぇだな。
そんなんで、どうやってオッサンの遺志を継ぐってんだよ。
確かに、トライアンフの道を曇らせたのは野心だ。
けど、それは「カリュドーンの子」のモンじゃねえ。
宴会にゃ元々、トライアンフの席も用意してたんだけどな…
招待状を突っ返されちまった以上、オレ様は…
おい、あれ、なんて言ったっけか？

＞末席に座ってもらうしかない！

リン
あんたたちには、末席に座ってもらうしかない！
だね！

VOICE ONLY
宴の「招待状」！
この俺に受け取らせてくれ！

シーザー

あいつらは…
今のところは、オマエの言うことを聞くようだな？

「招待状」を受け取ったなら――

負けを認めて黙って座ってろ！

夜の帳が黄昏を覆い、歓声が争いをかき消す…

…ブレイズウッドに戻り、シーザーと合流しよう…

カーサ
ブレイズウッドの町長として、あんたたちが派閥を代表して和睦を結ぶ場に立ち合おう。
異議はないね？

「トライアンフ」の幹部
ちょっと待ってくれ…

シーザーが…
いいや、「覇者」シーザー…
「カリュドーンの子」の代表として俺たちの和解を受け入れる前に、改めて俺らの謝罪の意思を受け取ってくれないか…

仲間たちは、今回のツール・ド・インフェルノで多くを失った。
名誉、地位、信用、それに…
ポンペイ親分…

チームの連中は動揺しちまって、これまで多くのヤツらが「カリュドーンの子」に納得できなかった。
どうかしちまってたんだ…
熱に浮かされたみてえに、俺らは…

シーザー
「トライアンフ」の兄弟、言葉はいらねぇさ。
「トライアンフ」も、「カリュドーンの子」も、みんな頭に血が上って仲間のためにバカをやってきただろ。

名誉、地位、信用、それに友情…
どいつこいつも取り戻せるモンばかりだぜ。
「覇者」の称号だって、ツール・ド・インフェルノの中で継承されていく。
何度も、何度でも…
オレらは皆、すでに多くのモンを失った。
だからよ、もう連盟の兄貴を二度も失いたくねぇんだよ。
「カリュドーンの子」を代表して「トライアンフ」と和解する。
手を取り合い、郊外の荒野で再び肩を並べて走ることを――

「覇者」の名誉にかけて誓おう。

カーサ
やったらやり返す、そんな抗争がようやく終わる、か…

シーザー
よし、今日の仕事を始めるとするか！
「覇者」歓迎の宴の始まりだ！

＞≪「宴の時間」・その三≫