花言葉に秘めた想い/特別フラワーデザイナーの営業時間 Ⅱ

「チリーン！
新しいフラワーアレンジメントのご注文が入りました、ガーデニングショップの受付で、お客様をお迎えしましょう！」

…ガーデニングショップに戻り、お客さんたちの「さらなるオーダー」を確認しよう…

エイファ
店長さん？
フラワーアレンジメントまでなさるのですね。
私の友人が「心を豊かにしたいと言うので、誕生日に寄せ植えを贈りたいのです。
彼女はロックバンドのボーカルです。
フラワーアレンジメントについては、少しどころか…
全くの素人です。
それに彼女は仕事が不規則なので…
生花を枯らすより、いっそ全部飾りの組み合わせがいいかな、と。

①飾りの寄せ植えで…

②「心を豊かに」？

エイファ

変かもしれませんが、私はそれでいいと思います。
それと、友人の雰囲気に合わせて、飾りをできるだけカラフルにしてくれます？

リン
(3つの違う色の装飾を組み合わせる…
つまり永遠に枯れない寄せ植えね？
それいいかも！)

①すぐに作るよ

②私に任せて

＞≪エイファさんへの花≫

エイファ
花を植える前の鉢もすてきですね。
これなら、私の友人も文句はないでしょう。
「心を豊かに」するのは、彼女が花の力を信じてからにしましょう。

…ガーデニングショップに戻り、お客さんたちの「さらなるオーダー」を確認しよう…

カチャコ
ンナ。ンナナン。
(こんにちは。
撮影小道具に、寄せ植えが欲しいんだけど。)

①どんな花にする？
②私がやろうか？

カチャコ
ンナ。ンナ、ナ、ン、ナナン、ンナ。
(この小道具はとても重要だよ。
色、花の形、密度、どれも一生懸命考えてデザインしたんだ。
映えるよ〜。)
ンナナ〜ンナ！
(デザイン画も描いてみたよ――

これを参考にして！)

リン
(カチャコは自分の考えを持ってるのね――

じゃあカチャコの絵を参考に組み合わせよう！)

①その絵を見せて

②すぐに作るよ

ラン

お客様は時々、画像と全く同じお花をお求めになります

お花の密度も画像の通りになるようにしてくださいね

がんばってね

＞≪カチャコへの花≫

カチャコ
ンナ。
(あ、そう、これでいい。)
ンンナ、ナ！
(僕のイメージ通りだ。
ありがとう！)

…ガーデニングショップに戻り、お客さんたちの「さらなるオーダー」を確認しよう…

レイ
学会から新人が見張り当番に来るから、花を用意しようと思ってね。
ま、歓迎の意味と、あとは、新人に…
スコット前哨基地は地獄じゃないって知らせるためだな！
温かみがあって、珍しくて高価な花で、私の気持ちを表したいんだ。
植え方は少しまばらでいい――

前哨基地の仕事は、実は合理的で「ゆるい」と新人に伝えたいからな！

＞本当にそう？

レイ
うむ…
どうだろう。
だが、まずは新人の警戒心を解きたい。

リン
(赤、黄色、ピンクの暖色系の珍しい花を、まばらに植える。
お金に糸目はつけないと、レイのほうから言ってきた…
うん、簡単ね！)

①詐欺に加担している気分だ…
②でも花はちゃんと用意するよ

＞≪レイさんへの花≫

レイ
おお、きれいだな！
これなら、新人も喜んでくれるに違いない。
本格的な仕事のルーティンは…
数日後から教えるさ。

…ガーデニングショップに戻り、お客さんたちの「さらなるオーダー」を確認しよう…

デュイのおやじ
ごめんくだされ、店に置く花が欲しいんだが。
高い花は要らん、普通～の花でいいんじゃぞい。
お客さんにひっくり返されても、すぐ新しいのを買えるからの。
全体的に温かく優しい感じで頼むぞい。
わしのところに来るお客さんは、癒やしを求めてるからの。
そうじゃ、アロマオイルが採れる花なら、なおいいぞい！

リン
(デュイのおやじさんには安めの寄せ植えを。
普通だけど奥ゆかしい花を使う。
これは簡単ね。

でもアロマオイルが採れる花か…
バラとかユリ、こんな感じかな？)

①分かりました

②すぐにご用意します

＞≪デュイのおやじへの花≫

デュイのおやじ
わしの店にピッタリだ、感謝するぞい。
暇なときにわしの店にも来とくれ――

疲れをほぐしてやるぞい。

…ガーデニングショップに戻り、お客さんたちの「さらなるオーダー」を確認しよう…

ウーフ
クゥーン…

ウーフが1枚の写真をくわえて来た。
自分で地面に置いた写真を分厚い肉球でパンパンと叩き、鼻でグイグイ押している。

ウーフ
ウー…ワン！ワン！

ウーフは顔を上げて吠え、首を曲げてこちらを見た。
嬉しそうだ。

リン
(ウーフって賢い、お使いもできるのね！
じゃあ写真のとおりに、寄せ植えを作るわ！)

①(ついでにウーフの頭をなでる)
②おとなしく待っててね

＞≪ウーフへの花≫

ウーフ
ウ～ワン！

寄せ植えができあがり、ウーフの尻尾はブンブン揺れた！
ウーフは近づき、感謝するかのように、頭を擦りつけてきた。

＞≪特別フラワーデザイナーの営業時間　Ⅲ≫