グルメ大作戦！・その二

グルメ屋のグルメ調査員として、今日の配達先についてサクサクボンプに確認しよう。

…サクサクボンプに話しかけよう…

サクサクボンプ

ンナンナンナ。
(今日の注文電話はとても賑やかでした。
電話の向こうからは「飲め！もっと飲め！」といった声が絶えず聞こえてきました。)
ンナ？ンナ、ンナ。
(お手数ですが、状況を確認していただけますか？
注文は郊外エリアに集中しているはずですので、その辺りでのメニューの組み合わせについてのフィードバックも収集していただきたいのですが。)

①問題ないよ

②今行くよ！

バーニスが料理を待ってるみたい、急いで届けよう！

…バーニスに料理を届けよう…

バーニス

プロキシちゃん！
どうして私たちが「週末仮装パーティー」を開いてるってわかったの？
わざわざデリバリーの格好までして、サプライズに来てくれたってこと！？
参加したいなら、パイパーに電話一本するだけでいいのに！
次の瞬間にはアイアンタスクに乗って、颯爽と迎えに行くから！
私に電話してくれてもいいよ、でもそれは結構運ゲーかも――

電話に出られたら必ず迎えに行くけど、パーティーが楽しすぎて電話に出られなかった場合は無理だからね～
あの時は笑っちゃったね！
真夜中にルーシーちゃんの着信音が鳴って、新入りの仲間ちゃんは何事だーってびっくりして…
いきなりお化けが出たみたいになってたんだよ。

リン
バーニス、なんかすっごく楽しそうだね？

バーニス
パーティーのあの賑やかな雰囲気の中じゃ、どんなハプニングだってすごーく楽しく感じちゃうよ！
それと比べてみると、今日のパーティーはちょっと盛り上がりに欠けてるかな？
だからね、パーティーのニトロフューエルに新しい味を加えたいんだ――

プロキシちゃんが持ってたコーヒーをね！

①なんか変な組み合わせだね

②最悪の組み合わせじゃん

バーニス
あはは、プロキシちゃんはもっと視野を広げないとダメだよ！
身近なニトロフューエルのブレンド、私は全部試してみたの。
パクチーにわさび、青唐辛子…

①急にコーヒーもいいかもって思えてきた…
②単体でも食べられないものじゃん！

バーニス
でしょ？
コーヒーはマシって感じ！
しかも、これはプロキシちゃんが直々に持ってきてくれたコーヒーなんだよ。
実際に飲んでみたらどんな味がするのかな？
私、すっごく楽しみ！

バーニスは目を細めて、コーヒーを持ち、ゴクゴクと一気に飲み干した。
その様子は…
まるでニトロフューエルを飲んでいるのと変わらないような…？

バーニス
おお――

甘くて濃厚で、ニトロフューエルの辛さをちゃんと緩和できそうな味！

リン
コーヒーをこんな風に評価する人、初めて聞いたよ…
バーニスの味覚は、もはや普通の人とは違う次元のものなんじゃない？

バーニス
えへへ、プロキシちゃんにそう言われると嬉しくなっちゃうな！
新しいニトロフューエルができたら、プロキシちゃんに真っ先に飲んでもらうからね！

リン
私が飲むのはいいんだけど…
それよりもあんた、コーヒーに何を合わせたらいいと思う？
あ、もちろん――

バーニス
ニトロフューエルはナシ、だよね？
パーティーならメインディッシュも用意するかな！
チーズバーガーとか？
コーヒーと一緒に食べたら、元気いっぱいに朝までダンスしちゃうかも！

リン
(うーん…
バーニスの口からそんなオーソドックスな組み合わせが出てくるなんて、なんか意外かも。)

リン
ついでにここに名前を書いてくれない？
匿名でいいよ

バーニス
名前？
パーティーのゲストリストみたいな？
それなら、じっくり考えないとね…

①オイルまみれの…
②ふわふわな…
③ダンスフロアを独り占めする…

バーニス
面白そうだね！

①フューエルオタク

②バーテンダー

③パーティーゲスト

バーニス
この新しい名前、大好き！
プロキシちゃん、もしニトロフューエルのセットをデリバリーすることになったら、真っ先に私に電話してね！

安心して、絶対すぐ出るから！

ジョニーが料理を待ってるみたい、急いで届けよう！

…ジョニーに料理を届けよう…

ジョニー

こ、来ないで！

①どうしたの？
②私って…怖いの？

ジョニー
オレの体を見ただろう！

リン
うーん、人の外見は評価しないかな。
基本的なマナーだからね

ジョニー
違う！
オレがダイエット中だってわかるだろ！
やっぱり、バイクチームのメンバーたる者、見た目は大事だからな――

がっしりしてないといけないけど、でかすぎるのもよくない…
でかすぎると、オレの後ろに乗りたがる人なんていなくなっちまう！

リン
ええと、それと私に「来ないで！」と言った関係性は…？

ジョニー
オレのダイエット計画を邪魔するために、お前は地獄からそれを持ってきた！

リン
…フライドチキンとフライドポテトのこと？

ジョニー
ダ、ダメだ！
言わないでくれ――！

リン
あれ、今唾を飲んだでしょ？

ジョニー
違う、恐怖に抗っているんだ！

リン
でも、あんたの手、私の配達バッグに伸びてるじゃん

ジョニー
悪魔の誘惑には抗えない…

ジョニーは顔を歪めながら抵抗し、必死に首を後ろに反らしつつも、我慢できずに差し出されたフライドチキンに手を伸ばした。
彼は目を閉じたまま大きく頬張り、口元が微かに震えている。
よく見ると、目から涙が零れ落ちていた…
それは罪悪感の涙なのかな？
それともフライドチキンの美味しさに感動して、目頭が熱くなったのかな…？

ジョニー
おのれ悪魔の使者よ、オレに何をさせる気だ！

リン
さっき食べたものと合いそうなメニュー、考えてくれない？
あ、そうだ、あんたの名前も書いてね。
匿名でもいいよ。

ジョニー
これは、ダイエットの神様に許される機会をくれてるってことか？
じゃあオレは絶対にアイスコーヒーにする、無糖のやつがいい！
なにしろ、糖分ゼロは体にとって浄化の儀式みたいなものだからな！
そしてオレが懺悔者として残す名は、善と地獄の狭間で葛藤する証――

「ブラックロックホーリーウォーター」！
次に会うときには、新しいオレに生まれ変わっているはずだ。
その時は、マフラーの轟音で熱烈な歓迎をさせてもらうぞ！

ホークが料理を待ってるみたい、急いで届けよう！

…ホークに料理を届けよう…

ホーク
おぉハニー、やっと来てくれたのか！

①ハニー？
②ハニーって誰？

ホーク
もちろんあんた――の手にあるスイーツだよ！

パーティーでニトロフューエルを飲むなんて野暮ったすぎるわ、あたしには全然似合わないもの！
あたしみたいなかわいい子は、かわいいワッフルを食べなきゃね！
小さめの、サンドイッチタイプがいいな～

相手を早く落ち着かせたい、というか満足させたいと思い、勢いよく食べ物の包装を破り、中のワッフルを彼に渡した。
ホークの表情は一瞬で穏やかになり、まるで赤ちゃんのように両手でワッフルを持って、小さな口でちびちびと食べていった…

ホーク
甘い…
あたしみたいね！
生クリームのワッフルがもう一個あったら、甘～い昼下がりのティータイムになるのに～

リン

大柄な走り屋さんの言葉とは思えないんだけど…

ホーク

おい、走り屋の先入観捨てろ！
おれはチームでラップタイム3位なんだよ！
みんなから「ナイトロスイートハート」ってニックネームを付けられてる腕っこきだ！
次大柄だのなんだの抜かしたら、配達中に追い抜かして、排気ガス食らわせてやるぞ！

リン
え？
急に口調変わるじゃん！

ホーク

おほんっ、変わったってなに？
え、あんたの言ってることさっぱり分からないんだけど～
特に用事がないなら、そろそろ帰って休むけど。
パーティーはうるさすぎて、あたしには向いてないんだよね～

ホークはこっちに向かって頑張って笑顔を作り、軽く手を振りながら自分のバイクへと向かった。
バイクに跨った瞬間、彼の雰囲気は「淑女」のようなものから一変し、エンジンの轟音が響くと、周囲には巻き上がる煙だけが残された…

リン
(「ナイトロスイートハート」って、あの人がパーティーで演じるキャラクターなのかな？
バーニスが仮装パーティーって言ってた気がするんだけど…)

(もう考えるのやめよっと。
メニューのアドバイスと名前ももらったし、早くサクサクボンプに報告しなきゃ！)

調査の成果をグルメ屋に持ち帰った。
さっきまでのパーティーにあった音楽がまだ鳴り響いているような気がする。

今回のデリバリー調査を終えた、リバーブ・アリーナに戻ってサクサクボンプに報告しよう。

…サクサクボンプに調査結果を報告しよう…

サクサクボンプ
ンナ、ンナンナ？ンナ！
(おおお、ワイルドな走り屋さんもデザートみたいなカワイイものをご注文なさるんですね？
私、心得ました！)
ンナ！ナン！
(本日も調査にご協力いただき、ありがとうございました！
どうぞゆっくりお休みください。
また明日お会いしましょう！)

サクサクボンプ

今日もお疲れさまでした、それでは～

＞≪グルメ大作戦！・その三≫