シルバーの復活(下)/因縁の戦い
昔の仲間ツイッギーを倒して、隊長の責任を果たそう。
依頼人:アンビー
場所:【?】
目標:ツイッギーを倒す
目標:ツイッギーを倒す
「準備万端」
「11号」と別れを告げた後、アンビーはツイッギーとの件を終わらせると決めた。
「11号」と別れを告げた後、アンビーはツイッギーとの件を終わらせると決めた。
邪兎屋の臨時拠点内――
アンビー
久しぶりね。
「複製体0号」。
シルバー小隊…隊長。
もう二度と会うことはないと思ってた。
「複製体0号」。
シルバー小隊…隊長。
もう二度と会うことはないと思ってた。
シルバー小隊にいた時のアンビーって、こんな感じだったんだね
アンビー
またこの制服を着ることになるなんて…
それはかっこいいキャラクター?
それとも可愛いほう?
リン
こんな機会、またとないかも!
アンビーの戦い方、いつもと違うね…
アンビー
制服に着替えたら、昔のことを思い出したの
リン
このアンビー、ゼッタイ敵に回したくない…
今のアンビー、すっごく頼もしいね!
アンビー
今までも、でしょう
リン
うんうん、そうだね~
手ごわい敵だよ、気を付けて!
アンビー
命令に従うわ
リン
命令だなんて、そんな…
アンビーと私の仲でしょ?
破壊しないといけないラボって、ここにあるの?
アンビー
私がプロキシ先生を案内する日が来るなんて
「姉妹の事情」
アンビーは一人で全てを抱え込むことをやめ、「パエトーン」に助けを求めた。
アンビーは一人で全てを抱え込むことをやめ、「パエトーン」に助けを求めた。
ツイッギー
ガッカリだわ、アンビー…
私たち姉妹の問題に、助っ人を呼ぶなんて。
ガッカリだわ、アンビー…
私たち姉妹の問題に、助っ人を呼ぶなんて。
アンビー
助っ人の力を借りなくても、あなたに負けることはないわ。
ツイッギー…
ツイッギー…
シルバー小隊はもうとっくに存在しない。
小隊の復活は、あなたにはできないわ。
小隊の復活は、あなたにはできないわ。
アンビー
戦場で戦えるレベルの兵士を創り上げることの難しさは、私たちが一番わかっているでしょう。
戦場で戦えるレベルの兵士を創り上げることの難しさは、私たちが一番わかっているでしょう。
ツイッギー
…その必要がないと言ったら?
アンビー
どういうこと?
どういうこと?
ツイッギー
あなたは一つ、勘違いをしてる。
私はもう可能にしたの。
私だけのシルバー小隊の復活を…!
あなたは一つ、勘違いをしてる。
私はもう可能にしたの。
私だけのシルバー小隊の復活を…!
「狂気的な計画」
アンビーはツイッギーの前に現れ、彼女と対峙した。
アンビーはツイッギーの前に現れ、彼女と対峙した。
アンビー
――!!!
アンビー
——!!!
——!!!
リン
おかしい…
あのアンビーたち、ううん、あの人たち…
戦えるように見えないんだけど…
おかしい…
あのアンビーたち、ううん、あの人たち…
戦えるように見えないんだけど…
アキラ
妙だ…
彼らは、戦闘員には見えない…
アンビー
ツイッギー。
あなた――
何をしたの?
ツイッギー
何をしたと…思う?
何をしたら…
私の内臓をかき回すあの両手を止めさせて、TOPSのお偉いさんから、私の研究に対する資金援助を引き出せたと思う…?
瞬間――
冷たく骨の髄まで凍りつくようなラボの中、視界の隅に見えたものが記憶の底から、だんだんと浮かび上がってくる。
アンビー
そんな…
嘘…
あなた、彼女たちの…
そんな…
嘘…
あなた、彼女たちの…
臓器を売って…
その手で私たちの姉妹を作って…
家畜のように扱ったの?
その手で私たちの姉妹を作って…
家畜のように扱ったの?
ツイッギー
シルバー小隊の復活に必要な資源を、彼女たちで交換しただけ。
私は家が欲しかった、それだけなの。
「私たちの姉妹」って言ったわね?
そう、私たちは姉妹であり、家族なの…
家族なのに――
どうして同じ痛みを分かち合ってくれないの!?
私もハリンも完璧じゃないのが、本当に残念…
どんなに頑張っても「欠陥品」しか作れなかった。
臓器を取る以外、なんの役にも立たない。
でもね、成果がなかったわけじゃないわ!
誰にも言わなかったけど…
少し前に、技術の改良に成功したの。
これからはもっとクローンを作りやすくなる。
優秀な兵士を作るコストが今よりもずっと低くなって、立案書に書かれた通り――
どんなに頑張っても「欠陥品」しか作れなかった。
臓器を取る以外、なんの役にも立たない。
でもね、成果がなかったわけじゃないわ!
誰にも言わなかったけど…
少し前に、技術の改良に成功したの。
これからはもっとクローンを作りやすくなる。
優秀な兵士を作るコストが今よりもずっと低くなって、立案書に書かれた通り――
「砂糖と空気から軍隊を作る」そんな魔法が、もうすぐ実現するの。
アンビー。
アンビー隊長。
今ならまだ手を取り合えるわ。
アンビー。
アンビー隊長。
今ならまだ手を取り合えるわ。
あなたはパズルの最後のピース、協力してくれれば、絶え間なく本物の戦士を生み出し続けられるようになる。
そして、誰にも知られることなく実験は続くの。
そして、誰にも知られることなく実験は続くの。
巨大な軍隊ができあがる、その時まで…
この軍隊で何ができるか、想像してみて!
姉妹がいじめられることはもうない!
新エリー都を制圧することだってできるわ!
そして、あなたはみんなの先頭で指揮をとるの…
私?
私はどうなってもいいわ。
私が浪費した…
いえ、殺してしまった姉妹たちに報いるために処分されたっていい。
好きにして。
この軍隊で何ができるか、想像してみて!
姉妹がいじめられることはもうない!
新エリー都を制圧することだってできるわ!
そして、あなたはみんなの先頭で指揮をとるの…
私?
私はどうなってもいいわ。
私が浪費した…
いえ、殺してしまった姉妹たちに報いるために処分されたっていい。
好きにして。
アンビー
……
ツイッギー
隊長、一緒に…
家に帰ってくれる?
アンビー
こんなもの…
家じゃない。
胸が悪くなるわ。
ごめんなさい、ツイッギー…
あなたは、あのホロウで眠っていた方が良かったのかもしれない。
ツイッギー
あっははははははは——!!!
そうね。
私だって…
自分が気持ち悪いって思うもの。
あっははははははは——!!!
そうね。
私だって…
自分が気持ち悪いって思うもの。
「デュエット・ダンス」
ツイッギーはとうに一線を越えていた。
アンビーはこの瞬間でついに、和解の余地はないと確信した。
ツイッギーはとうに一線を越えていた。
アンビーはこの瞬間でついに、和解の余地はないと確信した。
「どきなさい!」
ツイッギーは薬液が入った注射器を取り出すと、自分の体に刺す。
半分ほど注入されたところで、ふいにAが注射器を奪い、残りを自分に打ち込んだ。
少女A
⋯⋯ふっ。
少女A
アナタ…マモル…
【?】それは異様な光景だった。
無抵抗なクローンたちは、二つの巨大な怪物の影に引き裂かれ、呑み込まれていく。
次の瞬間――
半分ほど注入されたところで、ふいにAが注射器を奪い、残りを自分に打ち込んだ。
少女A
⋯⋯
ツイッギー
…何してるのよ!
このバカ、大バカ!
気でも狂ったわけ!?
あなたみたいな「欠陥品」じゃ、耐えられない!
あなた…
みんなを――
⋯⋯
ツイッギー
…何してるのよ!
このバカ、大バカ!
気でも狂ったわけ!?
あなたみたいな「欠陥品」じゃ、耐えられない!
あなた…
みんなを――
少女A
⋯⋯ふっ。
ツイッギー
……
少女A
アナタ…マモル…
ミンナ…
アリガトウ…
ワタシ…
ウンデクレ…テ。
ヒトリニ…サセナイ…
ヒトリニ…サセナイ…
【?】それは異様な光景だった。
無抵抗なクローンたちは、二つの巨大な怪物の影に引き裂かれ、呑み込まれていく。
次の瞬間――
威圧感を放つ敵の前に見覚えのある姿が立ちはだかっていた。
【?】画像
「赤き火、銀の光」
アンビー
あなた どうしてここに?
「11号」
戦闘の技術を 忘れてはいないわ
戦闘の技術を 忘れてはいないわ
アンビー&「11号」
シルバー小隊――
対エーテリアスTW-AN弐式――
シルバー小隊――
対エーテリアスTW-AN弐式――
「11号」
今のあなた…
懐かしいわね
アンビー
うん…
こんな風にあなたと向き合えるなんて
相手はツイッギーだけど…
手加減はしないで
「11号」
それはこちらのセリフよ
アンビー
無理しないで、分かった?
「11号」
了解。
…どうして、私は反射的に…
アンビー
いけない、この感覚を懐かしむなんて…
「11号」
そうね。
いつまでも追想にふけるのはいけないわ。
でも…
アンビー
これでトドメ…
「11号」
トドメは譲らない!
今のあなた…
懐かしいわね
アンビー
うん…
こんな風にあなたと向き合えるなんて
相手はツイッギーだけど…
手加減はしないで
「11号」
それはこちらのセリフよ
アンビー
無理しないで、分かった?
「11号」
了解。
…どうして、私は反射的に…
アンビー
いけない、この感覚を懐かしむなんて…
「11号」
そうね。
いつまでも追想にふけるのはいけないわ。
でも…
アンビー
これでトドメ…
「11号」
トドメは譲らない!
【?】がぞう
「狂花の結末」
ツイッギー
隊長?…ハリン?
…私…
また不合格に…
隊長?…ハリン?
…私…
また不合格に…
なっちゃったの…?
戦闘は…やっぱり苦手ね…
…でも…
…でも…
…隊長がいれば…
私は平気…
私は平気…
…でしょ?
「決意と可能性」
ようやくシルバー小隊の研究資料を全て破壊できるようになったその時、アンビーはためらいはじめた。
「11号」
…くっ…
アンビー
私は…
「11号」
アンビー
…猫又が私にくれた人形?
あれに何が…
「11号」
頭の中に、隠しカメラが仕込まれていたの。
バッテリー切れを起こす寸前で、あなたの告白を録画していたわ。
「11号」
詳しいことは分からない。
でも、私が行動を起こすには十分だった。
姉妹である以上、あなたを一人で危険な目にあわせるわけにはいかないから。
それに、あなたが裏切り者じゃないとわかった。
悪くない感覚ね。
またいろんなことを信じられるというのは…
…っつ…
アンビー
プロキシ先生、彼女は万全じゃないわ。
一刻も早くここから連れ出してあげて。
アキラ
承知した。
アンビー…
【?】アンビーはラボがある建物に近づく。
ここは…
静寂に包まれている。
まるで、すべてが悪夢だったかのように。
「アリガトウ…
ワタシ…
アキラ
どうしたんだい?
アンビー。
アンビー
プロキシ先生…!
まだいたの?
アキラ
安心してくれ、「11号」はもう脱出させて「トリガー」に預けてきた。
オボルス小隊が面倒を見てくれているし、彼女のことは「トリガー」に任せよう。
アンビー
そう。
なら…よかった。
アキラ
迷っているんだろう?
――シルバー小隊の技術を破壊すべきかどうか。
ようやくシルバー小隊の研究資料を全て破壊できるようになったその時、アンビーはためらいはじめた。
「11号」
…くっ…
アンビー
あなた…
どうして、ここにいるの?
「トリガー」と一緒だったんじゃ…
「11号」
「トリガー」の援護でここまで来れたわ。
今は道中の敵を引き受けてくれてる。
アンビー
あなたは来るべきじゃなかった。
何も覚えていないのに…
「11号」
あなた…
どうして、ここにいるの?
「トリガー」と一緒だったんじゃ…
「11号」
「トリガー」の援護でここまで来れたわ。
今は道中の敵を引き受けてくれてる。
アンビー
あなたは来るべきじゃなかった。
何も覚えていないのに…
「11号」
アンビー…
あなたは裏切り者じゃなくて、臆病者だわ。
あなたは裏切り者じゃなくて、臆病者だわ。
アンビー
私は…
「11号」
あのやけに頭の重い人形がなければ、私の目はいつまでも量ったままだったでしょうね。
アンビー
…猫又が私にくれた人形?
あれに何が…
「11号」
頭の中に、隠しカメラが仕込まれていたの。
バッテリー切れを起こす寸前で、あなたの告白を録画していたわ。
アンビー
……
「11号」
詳しいことは分からない。
でも、私が行動を起こすには十分だった。
姉妹である以上、あなたを一人で危険な目にあわせるわけにはいかないから。
それに、あなたが裏切り者じゃないとわかった。
悪くない感覚ね。
またいろんなことを信じられるというのは…
…っつ…
アンビー
プロキシ先生、彼女は万全じゃないわ。
一刻も早くここから連れ出してあげて。
アキラ
承知した。
アンビー…
ここからは…
一人でやるつもりなんだろう?
一人でやるつもりなんだろう?
【?】アンビーはラボがある建物に近づく。
ここは…
静寂に包まれている。
まるで、すべてが悪夢だったかのように。
アンビー
…この技術は破壊しなきゃ…
…この技術は破壊しなきゃ…
「アリガトウ…
ワタシ…
ウンデクレ…テ。」
……
………………
アキラ
どうしたんだい?
アンビー。
アンビー
プロキシ先生…!
まだいたの?
アキラ
安心してくれ、「11号」はもう脱出させて「トリガー」に預けてきた。
オボルス小隊が面倒を見てくれているし、彼女のことは「トリガー」に任せよう。
アンビー
そう。
なら…よかった。
アキラ
迷っているんだろう?
――シルバー小隊の技術を破壊すべきかどうか。
アンビー
…そんなに分かりやすかった?
こんな過ちは繰り返されるべきじゃない、そう決心を固めてきたのに。
…そんなに分かりやすかった?
こんな過ちは繰り返されるべきじゃない、そう決心を固めてきたのに。
①自分を信じよう
②【?】
②【?】
リン
アンビーはシルバー小隊の隊長だったんだよね?
そんなあんたの決断だもん、間違ってないと思うよ。
私が知ってるアンビーは…
誰かの言葉くらいで決意が揺らいだりしないもんね。
アンビーはシルバー小隊の隊長だったんだよね?
そんなあんたの決断だもん、間違ってないと思うよ。
私が知ってるアンビーは…
誰かの言葉くらいで決意が揺らいだりしないもんね。
アンビー
…うん。
もう少しでくじけるところだった。
あなたがいなかったら、私はどうしてたかな…
ありがとう、プロキシ先生。
…うん。
もう少しでくじけるところだった。
あなたがいなかったら、私はどうしてたかな…
ありがとう、プロキシ先生。
アキラ
これはアンビーにしかできない決断だね。
それじゃ…
プロキシの仕事はここまでだ。
ビデオ屋で待っているよ。
これはアンビーにしかできない決断だね。
それじゃ…
プロキシの仕事はここまでだ。
ビデオ屋で待っているよ。
【?】プロキシ先生からの通信が切れる。
再び静寂に包まれた――
再び静寂に包まれた――
アンビー
…⋯
…⋯…⋯…⋯…⋯
…⋯
…⋯…⋯…⋯…⋯
…⋯うん、決めた。
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