ゆったりとしたひと時・カナリアの脱走計画

▼ノックノック:『デタラメチャーハン』

いる?
僕は「カチャコ」、前に会ったことがあるボンプなんだけど、覚えてるかな

①いる!
②どうしたの?

助けて!今すぐ!
これが最後のチャンスなんだ!
もし断ったら一生後悔することになる!
頼れるのはきみしかいない!
今どこにいる?ルミナの近く?
車はある?
すぐ来て、きみならきっと来てくれるって信じてるから!

①こんなに感嘆符つけるなんて…

こんなに感嘆符つけるなんて、よっぽど急いでるみたいだね…

-------------------------

②一気にこんな量の文字打ったの!?

一気にこんな量の文字打ったの!?
よっぽど急いでるみたいだね…

-------------------------

このメッセージはあらかじめコピーしておいて、きみから返事がくるのを待ってたんだ!
とにかく早くルミナの映画館に来て!
本当に!大至急!

①これって…映画に誘ってる?
②えっと…何かイベントでもあるの?

そうじゃない!
僕を助けに来てほしいんだってば!
黒服の悪党に捕まっちゃって大変なんだよ!

①黒服の悪党…ボンプを捕まえてどうするんだろう
②じゃあ…ボンプの接続を切ったら?

捕まったのはボンプじゃなくて本人!
とにかく来てくれれば分かるから!
映画館の裏口で待ってる。
赤いジャケットを着て、赤いサングラスをかけてる人を探して!
そうだ、合言葉を決めておこう。
私が「デタラメ」って言ったら、きみは「チャーハン」って言って!
あと絶対に目立たないように行動すること。
いい?

メッセージに従って、ルミナスクエアの映画館に行ってみよう。

…ルミナスクエアの映画館で落ち合おう…

黒服のボディガード
押さないで!

-------------------------

興奮しているファン
アストラ様に会えるまで、私たちは動かないわ!

-------------------------

不機嫌なファン
アストラ様!
私たちがついてます!

-------------------------

アストラ様!
アストラ様はロビーに?

-------------------------

アストラ様、安心して!
「アストラーズ」はあなたと共にあるから!

興奮しているファン
アストラ様!?
アストラ様がいるの!?
この中!?

黒服のボディガード
下がりなさい。

興奮しているファン
押したわね!?
あんたの家でもないのに!

黒服のボディガード
本日、アストラ様はこちらにて大切なイベントにご出席されます。
部外者の立ち入りはご遠慮ください。

不機嫌なファン
ちぇっ、大切なイベント?
どうせTOPSの連中が開く会議かなんかだろ?

興奮しているファン
そうよ、その退屈な会議をアストラ様が盛り上げてくださるんでしょ!?
今日が何の日か知ってるの?
私たちはね、アストラ様のバースデーをお祝いするために集まったんだから!

そのとき映画館の裏口に、群衆を横目に様子を見ているような誰かの姿があった。
赤いコートに、赤いサングラス…
あの「デタラメチャーハン」その人だ。
彼女はこちらに手を振ってから、一見意味の無さそうな仕草をする。
「黒服の注意をそらせ」ということなのだろう。

>あっ!…ロビーに誰かがいる!
 あれは…アストラ様?

興奮しているファン
なんですって!?
どこ?
私も入れなさいよ…!!!

黒服のボディガード
下がってください!
シアターには入らないで!

「いるはずのないアストラ」は群衆たちを大いに焚きつけ、黒服のボディガードたちもてんやわんやとなった。
いまのうちに、「デタラメチャーハン」と接触しよう。

黒服のボディガード
……

-------------------------

怒るファン
俺たちはここでアストラ様を待つ!

興奮しているファン
「アストラーズ」!
アッセンブル!

「デタラメチャーハン」を見つけて、接触しよう。

…「デタラメチャーハン」と接触しよう…

「デタラメチャーハン」
…デタラメ!

①チャーハン!

「デタラメチャーハン」
パーフェクト!
さぁハイタッチしましょ!
ふふっ、私こういうのに憧れてたの!

-------------------------

②状況はすっかりデタラメだね

「デタラメチャーハン」
そっちはチャーハン、でしょ、ちゃーあーはーん!
わざとなの?
ちょっとは合わせようとしてよね!
とにかく…

-------------------------

「デタラメチャーハン」
まずはグッドね、すぐ来てくれて助かっちゃった。
みんなが入り口に殺到してる今がチャンスよ…
こんなところ、二人で抜け出しましょう!

>抜け出す?普通に出て行けば…?

「デタラメチャーハン」
大手を振って出られない事情があるの。
決まってるでしょう?
ルミナスクエアから出られたら、詳しく話すわ。
まずはあの群衆をどう躱すか考えないとね。
特に、あの黒服の悪党ども…

>パーキングに車を停めてあるよ…

「デタラメチャーハン」
パーフェクト!
もうひとつグッドをあげるわ。
それじゃあパーキングまでエスコートをお願いね、勇敢なナイトさん!
ルミナスクエアを離れられたらなんでもいいわ!

-------------------------

「デタラメチャーハン」
できるだけ人通りのない道を行きましょ。
悪目立ちしたくないもの。
特に、あの黒服どもに見つかったら一巻の終わりなんだから!

①そんな大げさな…

「デタラメチャーハン」
終わりったら、終わりなの!
覚えておいて、これは「お忍び」ってやつだから!

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②ただのボディガードじゃ…?

「デタラメチャーハン」
今日だけは悪党ってことにしといて!
あいつらは私を誘拐しようとしてるワルモノなの。
いい?
これは「お忍び」ってやつよ。

-------------------------

黒服のボディガード
……

ボディガードは何か口にするでもなく、手を出してくるでもなく、警戒した視線を投げかけてくるだけだ…
離れた方がよさそうだね。

-------------------------

ボディガードたちは辺りを見回しながら、無線で何かを話している。
もしかして本当に「お姫様」を捕まえようとしているの?
念のため、安全なルートを探したほうがいいね。

-------------------------

ここにも黒服のボディガードが立っている…
なんて大掛かりなの。
どうやら左の小道を行くしかなさそう。

-------------------------

ファンたちは口論しているのに、ボディガードは何も言わず、ただ警戒しながら辺りを見回している。
離れた方がよさそうだね。

-------------------------

目指すはパーキング。
人目を避けながら目的地へ向かい、ルミナスクエアから離れよう。

…ルミナスクエアから離れよう…

>安全そうに見える場所

ここは人が少なくて、見た感じ安全そうだね…
この道は通れるね、「逃げ上手のお姫様」を呼んでこよう。

…ルミナスクエアから離れよう…

>安全そうに見える場所

ここは人が少なくて、見た感じ安全そうだね…
この道は通れるね、「チャーハンプリンセス」を呼んでこよう。

…ルミナスクエアから離れよう…

「デタラメチャーハン」
パーキングは目と鼻の先よ。
あとちょっと…

>…誰かいる!隠れて!

「デタラメチャーハン」
うしろからも誰か来たわ!
もうだいぶ包囲網が狭まってるみたい…!
どうしましょう…!

>もはやここまで…!?

一方そのころ…

イヴ
そこのお前さん…
あんただよ、お若いの。
やだねぇ、しかめっ面なんかして…
男前が台無しじゃないか。
おまけに、いまどき黒ずくめなんて老けて見えるよ。
『トレンディ・コーデ』の最新号はどうだい?
お前さんにぴったりだと思うよ、えぇ?

黒服のボディガード
…アストラ様によく似た人物を、このあたりで見かけていませんか?

イヴ
なに?
カステラ様?
そりゃあ有名なお人なのかい?
こちとら、かろうじて近くの字が読めるようなババアでね。
どんな見た目か言ってもらわないと、なーんもわからないよ。

黒服のボディガード
黒の長髪、赤い目、また背が高く…
顔つきはどこか冷淡で、さながら…
女王様といいますか。

イヴ
ああ、それならちょっとばかし覚えがあるよ。
たしか…
ついさっき、地下鉄のほうに駆けてった子がそんな見てくれだった気がするねぇ。

黒服の男はトランシーバーに向かって何か言うと、地下鉄駅の方へ駆けて行った。
去り際に、『トレンディ・コーデ』を1部取り置きしておくようイヴ
に伝えて…


イヴ
よし、連中はもう行ったよ。
ぼちぼち出てきてもいいんじゃないかい。

>ありがとう、イヴおばさん

「デタラメチャーハン」
イヴ…
そう、貴方もイヴっていうのね…
私ったら、どこへ行ってもイヴに守られてるんだわ…

イヴ
どこの誰といざこざになったのかは知らないけども…
気をつけなくちゃいけないよ、リンちゃん。
ああ、それとアストラさんもね。

>おばさん!私の本名を…

「デタラメチャーハン」
へぇ、リンって言うのね?
素敵なお名前だわ。
呼びやすいし!
って…おばあさん!
私はアストラじゃないってば!
だいいち、さっきはわからないって…

イヴ
あんなのお芝居に決まってるだろう。
こちとらねぇ、あんたが表紙を飾ってる雑誌を毎日のように見てるんだよ。
一目でピンときたとも。
まあしいて言えば…
雑誌に載ってるアストラさんに比べると、あんたはずいぶんお転婆のようだけどねぇ。
ま、他人の空似でもなんでもいいさ、とっととお行きよ…
あの黒服、ぼちぼち戻ってくる頃合いじゃないかい。

「デタラメチャーハン」
そうね…
ありがとう、イヴおばあさん!
じゃあパーキングに向かいましょう。
車に乗ったら行く当てはある?
安全な場所に行けるなら、私は少し休みたいのだけど…

>それなら私の店に行こ
 そこで何が起きてるのか教えて

こうして、アス…もとい、「デタラメチャーハン」を連れ、車でルミナスクエアを去ったのだった。

一目で目の前にいる「デタラメチャーハン」こそが、アストラさんだって分かっちゃったけど…
スクリーンでのイメージとはだいぶ違う気がする。
とにかく彼女と話してみよう。

…「デタラメチャーハン」と話そう…

「ネッ友はまさか…」
「デタラメチャーハン」と一緒にやっとルミナスクエアを抜け出し、ビデオ屋にことができた。
メッセージで必死に助けを求めていたネッ友が、店内のポスターに写る人気スターだったなんて。
彼女の逃亡計画はポート・エルピスやリバーブ・アリーナをまわるというかなり大胆なものだった…

その後、ビデオ屋「Random Play」店内…

【?】本文

アストラさんはここのCDショップに興味があるみたい。
行ってみよう。

…CDショップに行こう…

アストラ
ふぅ…

①自分のアルバムでも探してるの?

アストラ
違うってば。
ヨラン・デウィンターのレコードを探してるの。
知ってるかしら?

-------------------------

②何か探し物?

アストラ
ヨラン・デウィンターのレコードをね。
知ってるかしら?

-------------------------

>有名だよ。ここにもレコードがたくさん

アストラ
うん、一通り見てみたわ。
ここ、彼の最後のコンサートの音源まであるの。
でも私が探してるやつはないわね…

>何か…特別盤?

アストラ
そんなものかしら。
いいの、別に今日探す予定じゃなかったし。
次の機会があったら、ちゃんと説明するわね。
準備はいい?
次の目的地はポート・エルピスよ!

アストラさんと一緒にポート・エルピスに行こう。

…アストラさんと一緒にポート・エルピスに行こう…

海風が挨拶代わりに吹き付け、空が一口で飲み込めそうな雲が差し出す…
燦々と照りつける太陽のもとで、カモメの鳴き声と波の音が混ざり合い、乳白色の波を生み出している。
ここがポート・エルピス。
港に入るやいなや、アストラさんは釣り人のいるエリアへと嬉しそうに駆け出して行った。
追いかけよう。

アストラ
見て、釣りをしてるわ…
釣り具から何から万全。
さぞいっぱい釣れてるんでしょうね。

谷じい
……

アストラ
変ね。
隣のバケツはお魚でいっぱいなのに、こっちのバケツは空っぽだわ。

谷じい
おっと、お嬢ちゃんは辛らつだなあ…
おっ、来た来た!
こりゃあ大物じゃぞ!
今度こそ…
ちっ、逃がしたか

ミネ
まーた逃がしたのかよ?

谷じい
いいか、結果は重要じゃない。
過程こそが全てなんじゃ…

アストラ
釣りかあ…
懐かしいわ。
もうずいぶんやってないもの。

①あなたも釣りが好きなの?
②釣りが得意なの?

アストラ
うん、仕事で何度かやったわ。
簡単で楽しいわよね!
釣り糸を水に垂らしたら、心の中で10秒数えるでしょ…
それからぐって引き揚げると、魚がかかってるの!

ミネ
10秒!?
谷じい、このひと釣りの達人だよ!
いや、もう達人の域を超えてんな…!

アストラ
その時もこんな感じで釣りをしてたけど…
うーん、何か足りないような…

谷じい
何が足りんのだ?
エサか?竿か?
それとも場所か?
やっぱりここは場所がよくないと思っとったんじゃ。
そうと決まれば移動じゃ!

アストラ
そうそう、スタッフが足りないわ!
魚を持ったアシスタントくんが潜ってくれてて、私が糸を垂らしたら、針に魚をつけるの!

谷じい
お嬢ちゃん、釣りって…
人をひっかけるほうかい!
映画の撮影じゃないか!

ミネ
映画といやあ…
おねーさん、あの有名人に似てるね?
誰だっけ…
友達が好きなんだよな~…

①(そのサングラス、役に立ってないよ…)
②(バレると思ってた…)

アストラ
えっと、違うわよ。

ミネ
違くねえって…!
そうだ、アストラさんだ!
いやでもそんなはず…!
ひょっとして、スーパーそっくりさん?

アストラ
な、なんでそう思うの?

ミネ
だって友達、アストラさんのこと「女王」って呼んでたし。
女王様にしちゃ、なーんか覇気がねえもん。
見た目から入るのはいいけど、中身もきっちりマネしなきゃ!

ミネ
そうだな…
本物のアストラさんだったら、たぶんここへ来るなり谷じいのバケツを蹴っ飛ばしてたって!
な、谷じい?

谷じい
ワシに聞いてどーする。
女王様だかなんだか知らんが、竿を振る邪魔になるだけじゃい。
ま、ワシのバケツを蹴っ飛ばそうもんなら、ワシだってそいつのバケツを海にシュートしてやるがのう。

アストラ
私…
いますぐこのバケツを蹴っ飛ばしたほうがいいかしら…?

①やめとこ…
②キャッチ&リリースの女王になるだけだよ

アストラ
そうだ…
あそこの灯台って、上に登れるのかしら?

谷じい
ワシに聞いてどーする。
あの灯台に登れようと登れまいと、竿を振る邪魔になるだけじゃい。
…灯台の下に男がいるじゃろ。
あれが管理人のマックダンじゃ、登れるかどうかはあいつに聞け。

アストラ
よし、行ってみましょ!
管理人さんがいいって言ってくれたら、上まで登ってみたいわ。

アストラさんは灯台を登りたいみたい。
しかし、今は部外者以外立ち入り禁止だという。
灯台の管理人に詳しく聞いてみよう。

…灯台の管理人であるマックダンさんと話そう…

マックダン
この灯台に登れるか、だと?
登れるには登れるが、今日は風も強いし、大したものは見れんぞ…

アストラ
ううん、そんなことないわ!
私の直感が言ってるの――
きっと港で一番の景色が、ここで見られるって!

マックダン
そう…思うのか?
フン…
灯台の良さを理解できる若造が、まだいようとはな…
いいだろう、登りたけりゃ登れ!

アストラ
ありがとう!
それじゃあ、カモメを見に行きましょう!

マックダンさんから許可を得た。
早速灯台を登ろう。

…灯台を登ろう…

アストラ
……

アストラさんは静かに海面を眺めていて、一言も発さない。
何か考え事をしてるのかな。
彼女の表情からは活発さが消えて、まるでポスターに載っているあの人のように…

①どうかした?
②(そのまま彼女を見つめる)

アストラ
……
ふんふんふ~んふん…
ふんふん~…♪
…ハッピバースデー・トゥー・ユー。

①今日はあなたの誕生日だったね?

アストラ
そ…
今日は私の誕生日。
どうしても今日だけは、好きでもない人たちのために歌う気になれなくて。
それに、こんな時なのにイヴはいないし…

-------------------------

②誰をお祝いしてるの?

アストラ
私よ、誕生日なの。
どうしても今日だけは、好きでもない人たちのために歌う気になれなくて。
それに、こんな時なのにイヴだっていないし…

-------------------------

アストラ
TOPSのお偉いさんたちが、私を贔屓にしてくれてるのはわかってる…
あの黒服たちだって、本来立つべき場所に私を連れ戻そうとしてるだけ…
それもわかってる。
でも、私はわがままになりたかったの。
…それか、そんな願望を口にできる勇気がまだあるか、試してみたかったのかも。

>私は「好きでもない人」じゃないんだ

アストラ
当然でしょう。
私ね、今日自分で「やろう」って決めたこと、なにもかも最高だったなって思ってるの。
特に、貴方に助けを求めたことはね。
一人でも逃げ出す自信はあったけど、こんなに楽しくはならなかっただろうし。
感謝のしるし、ごほうび…
なんて呼んでもいいけど、貴方は今日、このアストラのたったひとりの観客よ。

>光栄だね

アストラ
それにしても、「女王」か…
いつからだろう?
そんなイメージ持たれるようになっちゃったの…

①本人は映画の中とだいぶ違うね
②アルバムのイメージとはだいぶ違うね

アストラ
当然よ。
仕事は仕事、私は私だから。
まあ…
それでも、やりすぎかなって思うときはあるけど。
今のこの私だって、自分を慰めたくて元気いっぱいの演技をしてるだけかもって思ったり…
はあ、ひとつ年をとったっていうのに、なんにも変わってない気がする…

>変わらないことがいい時もあるよ

アストラ
そうかもね。
来年の誕生日も、こんなふうにワガママできる勇気があったらいいなあ。
その時はまた、貴方に助けてもらおうかしら。
…風が強くなってきたかも。
降りてリバーブ・アリーナに行きましょ、今日の最後の目的地!

リバーブ・アリーナが今回の終着点だ。
アストラさんと一緒に向かおう。

…リバーブ・アリーナに行こう…

アストラ
見て。
このボンプたち…
面白いことしてるみたいよ。
翻訳機はある?

しなやかボンプ
ンナ…
(みんな揃ったようだな…)

ものまねボンプ
ンンナ!
(始めよう!)

審査員ボンプ
ンナ、ンナ、ナ!!!
(月に一度の、「アストラ様ものまねコンテスト」のを宣言します!)

①なにコンテスト…?
②誰のものまね…?

アストラ
わあ、本当だったんだ!
前にインターノットでスレッドが立ってて…
生で見てみたかったの。
ボンプしかいないとは思わなかったけど…

審査員ボンプ
ンナナ、ンナンナ。
(本当なら参加者は人間だけです。
今日はルミナスクエアでアストラ様応援イベントがあるので、誰もいません)
ン!ンナン、ンナナ!
(そこで!
彼らは自分たちの代わりにボンプをコンテストに出すことにしたのです!
参加者の皆さん、ご主人様たちの名誉のために頑張ってください!)
ンナ!
(それではエントリーナンバー1番の方、お願いします!)

ものまねボンプ
ンナ!
(ンナ!)

審査員ボンプ
ンナナ!
(なんとカンペキなものまねでしょう!)

①カンペキ…!?
②そもそもなんのものまね?

審査員ボンプ
ンナ?ンナ!
(分からないのですか?
「ボンプのまねをするアストラ様」のものまねです!)

アストラ
もし、私がボンプのマネをしたら、あんな声だろう…
ってこと?
えっと…ンナナ?

審査員ボンプ
ナ、ンナ!ンナンナ…
(おっと、強力なライバルが出現です!
それでも、1番の選手のほうがややうわてですね…)

ものまねボンプ
ン!!!ナ!!!
(ボクよりボンプのまねがうまいやつはいない!!!)

①反論の余地もないね
②ボンプのものまねをボンプと競うの…

審査員ボンプ
ンナ!ンナナ!
(つづいてエントリーナンバー2番の方、どうぞ!
お題は、「コンサートのポスターの、しなやかなポーズをとるアストラ様」――
おヒザを抱えた姿の、独特な悲哀を醸し出せるかがカギです!)

しなやかボンプ
……

審査員ボンプ
ン!ンナ、ンナ!
(ご覧ください!
2番の選手が前かがみになり…
立っています!)

アストラ
これのどこが…
ヒザを抱えたポーズなの?

しなやかボンプ
ン…
(ボクには…)
ナ!
(ヒザがなかった!)

審査員ボンプ
ンナ!ンナンナ!ンナナ…
(大失態!
エントリー番号2番しなやかボンプ、ポスターのチョイスを間違える致命的ミス!
おとなしく寝転んだポーズのものにしておけば…!)
ンナ…ンナナ…ンナ!
(残るはエントリーナンバー3番、なりきりボンプ。
本日のものまねは…
おおっとパーフェクトです!)

なりきりボンプ
ンナ!ンナナン!
(このファッションとメイクは、アストラ様の基本スタイルさ!
赤、白、黒、そして黄色!
どこをとってもカンペキさ!)

①色が同じなだけじゃん…!
②色を真似ただけで、スタイル…?

アストラ
ねえ、そのコンテスト…
私も参加できないかしら?
見て。
私の今日のコーデも、アストラの基本スタイルよ。

審査員ボンプ
ナ、ンナ!ンナンナ…
(超強力な対抗馬が現れてしまいました…!
確かに、あなたのスタイルは参加条件を満たしてます…)
ナ、ンナ――
(それでは発表します。
今回のものまねコンテストの上位3名は――)
ンナ、ンナ、ンナ!――
(第三位、エントリー番号1番。
第二位、人間の参加者。
優勝は、エントリー番号3番の選手です!)

アストラ
ちょっと、どうして私が二位なの?
不正のにおいがするわ!

審査員ボンプ
ンナ、ンナンナ、ンナンナナ。
(詳しい配点は次の通りです。
あなたたちの体型は二人ともほぼ同じで、3番の選手が99点、あなたが98点です)

>体型はほぼ同じなんだ…

審査員ボンプ
ンナナ、ンナ!ンナンナナ!
(そしてあなたが2点マイナスなのは、その――
サングラスです!
ポスターのアストラ様は、サングラスなんてかけてません!)

しなやかボンプ
ンナンナ!
(アルバムのジャケ写にいるアストラ様もかけていない!)

ものまねボンプ
ンナナ、ンナ!
(トランクに入ってたアストラ様もかけてないね!)

>トランクに入ってた?

アストラ
それは映画のワンシーンね。
いいわ、そこまで言うからには…
サングラスを取りさえすれば私の勝ちってことよね!

そう言うと、アストラさんは自信満々にサングラスをはずした――

「姫と騎士」
夢中で遊ぶアストラのもとに、突然イヴリンが現れた。
アストラのマネージャー兼ボディガードである彼女は、アストラを説得してルミナスクエアに戻り、仕事を終わらせるよう促した。
去り際にアストラとイヴリンは、私たちに感謝の意を伝えてくれた。

アストラ
さあどう!?
これで100点になったかしら!?

【?】本文

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