響き合う旋律/SELECT
■脱走のマーチ
イヴリン
ホロウはリゾート地ではないんだぞ。
アストラ
言ってしまえば、協律コアは声敏エーテル物質を保存する専用容器よ。
協律エンジンの燃料はこの物質。
そして前に進む力は、特定の音波――
イヴリン
わかったわかった。
ひとまず、ホロウ内に長居するわけにはいかない。
さっさと済ませよう。
アストラ
アストラ
それは私の周りに、インスピレーションを与えてくれる面白い人が多いからよ。
集めるのって大変なのよ。
イヴリン
では、コレクション品として、あまり危ない目に遭うわけにはいかないな。
今日は早めに帰ろう。
アストラ
だってホロウのいい使い道を見つけちゃったんだもの!
ホロウは歌の練習に最適だと思わない?
広くて、音の響きも綺麗よ。
イヴリン
なら観客は?
エーテリアスか?
アストラ
私の歌、好きなんじゃないかしら!
聞いた?
足音がこっちに向かってる!
イヴリン
本当に熱烈なファンだな…
アストラ
ええ、だってレクイエムだから。
アルバム『OP.132』の最後に入ってるメインソングよ。
イヴリン
漂っているあのエーテル、見たことない光り方をしているな。
アストラ
ええ、完璧な声敏エーテルだわ。
エーテリアスのお客さんは本当に私の歌が好きみたいね。
HIAが発表してる情報とは違うけど、あの恐ろしい見た目の中には、まだ「共鳴」できるものがある気がするの。
アストラ
前回のテストで、「協律コア」の効果をもつと発揮させるには、声敏エーテル物質がもっと必要だって分かったの。
前回のテストで、「協律コア」の効果をもつと発揮させるには、声敏エーテル物質がもっと必要だって分かったの。
イヴリン
ああ、知っている。
こういうことは私に任せてくれ…
アストラまで行くことはない。
ああ、知っている。
こういうことは私に任せてくれ…
アストラまで行くことはない。
アストラ
会社が手配してくれた会場に残るのは嫌よ。
疲れるし、つまらないから。
私、イヴと一緒にお出かけしたい!
会社が手配してくれた会場に残るのは嫌よ。
疲れるし、つまらないから。
私、イヴと一緒にお出かけしたい!
イヴリン
ホロウはリゾート地ではないんだぞ。
アストラ
そんなの分かってるわ。
これは大事な出張よ!
そんなの分かってるわ。
これは大事な出張よ!
イヴリン
……
アストラ
言ってしまえば、協律コアは声敏エーテル物質を保存する専用容器よ。
協律エンジンの燃料はこの物質。
そして前に進む力は、特定の音波――
私の声と共振させることで調節するの。
私の歌声でエンジンの力を調節するなら、絶対に私の声と相性がいい声敏エーテルを見つけないといけないわ。
ホブソン専務にも同じ説明をしたのよ!
イヴリン
…こんなもっともらしい作り話までするなんて、ご苦労なことだな。
私の歌声でエンジンの力を調節するなら、絶対に私の声と相性がいい声敏エーテルを見つけないといけないわ。
ホブソン専務にも同じ説明をしたのよ!
イヴリン
…こんなもっともらしい作り話までするなんて、ご苦労なことだな。
アストラ
作り話じゃないわ!
一字一句ちゃんと覚えたんだから!
開発部のお兄さんと何度も確認したのよ…
作り話じゃないわ!
一字一句ちゃんと覚えたんだから!
開発部のお兄さんと何度も確認したのよ…
イヴリン
わかったわかった。
ひとまず、ホロウ内に長居するわけにはいかない。
さっさと済ませよう。
…全ての敵を撃破する…
-------------------------
…全ての敵を撃破する…
アストラ
うーん、私の声と相性のいい声敏エーテル、まだ見つからないわ!
イヴリン
…とてもがっかりしているようには見えないな。
うーん、私の声と相性のいい声敏エーテル、まだ見つからないわ!
イヴリン
…とてもがっかりしているようには見えないな。
アストラ
だって、今回イヴと一緒にお出かけできたおかげで、インスピレーションがたくさん湧いたんだもの。
イヴリン
インスピレーションに困ったことなんてなかっただろう?
インスピレーションに困ったことなんてなかっただろう?
アストラ
それは私の周りに、インスピレーションを与えてくれる面白い人が多いからよ。
集めるのって大変なのよ。
イヴリン
なるほど、私は集められたのか。
なるほど、私は集められたのか。
アストラ
イヴの話は、もうコレクションね!
イヴの話は、もうコレクションね!
イヴリン
では、コレクション品として、あまり危ない目に遭うわけにはいかないな。
今日は早めに帰ろう。
-------------------------
イヴリン
最近ホロウに来すぎだ。
最近ホロウに来すぎだ。
アストラ
だってホロウのいい使い道を見つけちゃったんだもの!
ホロウは歌の練習に最適だと思わない?
広くて、音の響きも綺麗よ。
イヴリン
なら観客は?
エーテリアスか?
アストラ
私の歌、好きなんじゃないかしら!
聞いた?
足音がこっちに向かってる!
イヴリン
本当に熱烈なファンだな…
…全ての敵を撃破する…
イヴリン
さっきのは少し悲しい歌だったな。
イヴリン
さっきのは少し悲しい歌だったな。
アストラ
ええ、だってレクイエムだから。
アルバム『OP.132』の最後に入ってるメインソングよ。
イヴリン
漂っているあのエーテル、見たことない光り方をしているな。
アストラ
ええ、完璧な声敏エーテルだわ。
エーテリアスのお客さんは本当に私の歌が好きみたいね。
HIAが発表してる情報とは違うけど、あの恐ろしい見た目の中には、まだ「共鳴」できるものがある気がするの。
イヴリン
…人が死ぬ前、最後に残る感覚は聴覚だと聞いたことがあるな。
…人が死ぬ前、最後に残る感覚は聴覚だと聞いたことがあるな。
アストラ
それも音楽と魂が繋がってる証拠よ。
たとえ肉体が機能しなくなってしまっても、音だけは最期までこの世界と繋げてくれるの。
それも音楽と魂が繋がってる証拠よ。
たとえ肉体が機能しなくなってしまっても、音だけは最期までこの世界と繋げてくれるの。
イヴリン
アストラ、もう帰ろう。
アストラ、もう帰ろう。
アストラ
分かったわ!
でも、その前にお別れの挨拶をさせて。
私の歌を好きになってくれて、ありがとう。
分かったわ!
でも、その前にお別れの挨拶をさせて。
私の歌を好きになってくれて、ありがとう。
Fairy
得点:○/2000
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