虚白なる荒廃の地へ/副課長手帳
行動ノートのまっさらなページは、六課の新たな戦果が書き込まれるのを待っています。
学会はまた新たな用語を創り出し、これを「曜変コア」と名付けました。
その結果、もともとデスクに山のように積まれていた行動報告書が、さらに増えました。
名前が何であれ、その脅威は確かなものです。
「曜変」現象はエーテルの特殊な性質を引き出せる――
ですが、「メリノエ」は例外です。
「プルセナス」の共生ホロウだからなのか、「母」と同様に特別な性質を持っているようです。
「メリノエ」では地面と建物が高度の侵蝕を受けて脆くなり、青白く見えます。
曜変現象はエーテルのより不安定な状態にしましたが、同時にエーテルの活動を干渉しやすいものへと変えました。
学会はその性質を利用して、エーテルに影響を与えたり、こちらからある程度操作したりできる「エーテル干渉探針」を生み出したんです。
今のところは道路を繋げたり、地形を変えたりするくらいしかできませんが、それでも大きな進歩と言えるでしょう。
六課の皆さんは文武両道ですが、技術面には詳しくありません…
ですが、幸運なことにプロキシさんの協力があります。
そのおかげで、課長は道を切り開き、後に続く者に道を示すことができています。
拠点に鎮座する将軍も、前線で戦う兵士も、ホロウの前には平等です。
対ホロウ行動部の隊員は、ホロウを食い止めるために、命を犠牲にする覚悟がいつでもできています。
戦場を駆け回る援軍、そしてホロウに立ち向かう尖兵――
備考:課長は来週末、お休みです。
ホワイトスター学会は曜変現象が起きるホロウに対して、特別な「キャロット」アルゴリズムを生み出しました。
特別に作られた「曜変キャロット」です――
六課の皆さんは技術面に長けているわけではありませんから、プロキシさんが協力してくれて良かったです。
おかげでボンプ用の作業台から「曜変キャロット」を回収できました。
執行科では、「学会の連中とは任務に行きたくない」「あのガリ勉ども、本気で私たちのこと、自分の家来みたいに扱うんだから」といった不満の声が常に上がっています。
確かに、ホワイトスターの研究員たちの科学研究に対する情熱と執着は、時に災いをもたらしますし、余計なトラブルを生むこともあります…
ですが、彼らの理想主義的な誠実さは、彼らなりの新エリー都を守る方法なのでしょう。
治安局が言う「生存率」は「救援部隊が現場に到着するまで生存している市民の割合」ですが、目を向けるべきは普及活動の頻度ではなく、救援が到着する速さです…
課長は抱えている任務が多すぎますし、身分も特殊ですから、恐ろしい教官として新人を怯えさせてしまうでしょう。
蒼角は優秀ですが、まだ若いですし、事務的な仕事には不慣れです。
ですが、こういう親しみやすい先輩を好む若者もいるでしょう。
今月の報告書はまだ審査中ですし、「メリノエ」事件の総括報告書もまだできていません…
これ以上遅れたら、来月の仕事が延期されて、上下の部署との協力関係にも問題が生じてしまいます…
耳元で鳴り響くサイレンが、仕事のプレッシャーによる幻聴なのか、暴走した自律ロボットが発する叫びなのか、もう分かりません。
最初は課長がプロキシさんを行動に参加させるリスクを心配していました…
ですが、プロキシさんが最悪の状況から助けてくれました。
浅羽隊員の指導任務は無事に終わりました。
新人たちもから「エーテリアスと戦う時も、1週間分のゴミ袋のようなものを処理する時も、きちんと指導と協力をしてくれる」と「悠真先輩」を評価しています。
ただ、「悠真先輩は現場に現れなかったけど、救助エージェントのボンプは本当に頼もしかった」という少々気になる報告もありました…
浅羽隊員、またプロキシさんに迷惑をかけているんですか?
「今回の任務が終わったら、一緒にあんぱんを買いに行きましょう」と約束しましたが、プロキシさんへのお礼はいつもあんぱんだったような…?
考えてみれば、六課の皆さんへのお礼もいつもあんぱんですね…
皆さん本当は、あんぱんはそれほど好きでもなくて、私に気を遣ってくれているのでしょうか…
次に皆さんへお礼をする時は、あんぱんではないものにしましょう…
あんぱん以外なら、大福がいいでしょうか?
しかし、六課は人員が不足しているため、限られた数の事件しか処理できず、常に他の課からの協力を得ています。
最も規模が大きく、人数が多いのは一課です。
そのため「一般的」な戦闘任務は一課の戦友たちが担ってくれています。
この曜変結晶は、一課の隊員と共に戦った時に手に入れたものです。
「曜変」はエーテルの無機物への侵蝕を加速させました。
――数年後には、ホロウに眠る都市もこのように色を失くすでしょう。
H.A.N.D.、防衛軍、治安局…
いずれにしても新エリー都で最も強大な武力を手にした者たちは、力を合わせてホロウに立ち向かい、新エリー都の土地と市民を守るべきです…
そうなるはずでした。
誓いを述べた時に嘘をついている者がいなければ。
一息つく余裕さえあれば、人の私欲は悪事を働き始めます。
ブリンガーの一件は治安局と対ホロウ行動部の間の溝を深めましたが、このような時は我々が一致団結しなければなりません。
猜疑心と懐疑はホロウよりも危険な深淵です…
私はこれを、身をもって感じます。
ですが幸い、課長の刃はけっして折れません。
彼女に負荷をかけるのが、人の心であろうと、ホロウであろうと関係ありません。
雅――
とても優れた技術らしいのですが、プロキシさんが見せてくれた「可視化ハッキングインターフェース」は、ボンプが主人公のジャンプゲームのようでした。
でも、ゲームにしてもハッキングにしても、私の得意分野ではありませんね…
しかし、機械化した装備や自律ロボットに過度に依存している治安局の部隊は、「メリノエ」で大きな損害を被りました。
それに対して、個人の戦闘力と小規模な精鋭編成を重視する対ホロウ行動部はこのような危機への対応に適しています。
重火力を備えた大規模な防衛軍の部隊が現れるのは、被害が最も悲惨な時です…
この曜変結晶は、治安局の後片付けを手伝っている時に手に入れました。
エーテルを操る技術はホワイトスター学会…
いえ、新エリー都が夢にまで見たものです。
ですが、これまでの努力では、エーテルを薪と同じ燃料としてしか活かせていません――
「エーテル干渉探針」はホロウにねじ曲げられた空間の結び目を解き、空間の継続性を回復できる…
蒼角にも分かるように言うなら、脱線したものを正しい軌道に戻せるということです…
蒼角がこの例えで理解してくれるかは分かりませんが…
課長は何のために修行をしているのでしょうか?
世界に一つの宝刀へと自分を鍛え上げるため?
それとも虚狩りの名を担うにふさわしくあるため?
家族や父親の期待に応えるため?
すべての修行を終わらせる宿命の戦いのためでしょうか?
これまでの戦いも、最後の一撃を放つための準備に過ぎないのでしょうか…
危機の終わりは、次の危機の始まりでもあります。
六課、対ホロウ行動部はホロウを注視し続けます。
Fairy
「曜変結晶」を集めました。
副課長手帳から確認できます
副課長手帳から確認できます
六課が「メリノエ」で災害救助と鎮圧作戦にあたっている際に初めて見つけた曜変結晶です。
課長が偵察中に採取しました。
課長が偵察中に採取しました。
学会はまた新たな用語を創り出し、これを「曜変コア」と名付けました。
その結果、もともとデスクに山のように積まれていた行動報告書が、さらに増えました。
名前が何であれ、その脅威は確かなものです。
「曜変」現象はエーテルの特殊な性質を引き出せる――
もちろん、尋常ならざる災害を引き起こします。
そうでなければ、治安局が対ホロウ行動部にこれほど大規模な支援を要請することはなかったでしょう。
特に、あの事件が起きてからは…
そうでなければ、治安局が対ホロウ行動部にこれほど大規模な支援を要請することはなかったでしょう。
特に、あの事件が起きてからは…
-------------------------
課長が「メリノエ」の先遣探索で見つけた曜変結晶です。
エーテルは生まれつき「非エーテル」の存在に対して悪意を抱いていますが、その現れ方は条件によって違います。
具体的に言えば、「魂」を持つものへの侵蝕は激しく、そして急速に進むんです。
それが生身の人間であろうと、テストを通過した機械の市民であろうと変わりません。
ホロウはその性質上、「生き物」に対して甚だしい悪意を持っているんです。
具体的に言えば、「魂」を持つものへの侵蝕は激しく、そして急速に進むんです。
それが生身の人間であろうと、テストを通過した機械の市民であろうと変わりません。
ホロウはその性質上、「生き物」に対して甚だしい悪意を持っているんです。
ですが、「メリノエ」は例外です。
「プルセナス」の共生ホロウだからなのか、「母」と同様に特別な性質を持っているようです。
「メリノエ」では地面と建物が高度の侵蝕を受けて脆くなり、青白く見えます。
-------------------------
課長が「メリノエ」の内部エリアの粛清行動中に見つけた曜変結晶です。
曜変現象はエーテルのより不安定な状態にしましたが、同時にエーテルの活動を干渉しやすいものへと変えました。
学会はその性質を利用して、エーテルに影響を与えたり、こちらからある程度操作したりできる「エーテル干渉探針」を生み出したんです。
今のところは道路を繋げたり、地形を変えたりするくらいしかできませんが、それでも大きな進歩と言えるでしょう。
六課の皆さんは文武両道ですが、技術面には詳しくありません…
ですが、幸運なことにプロキシさんの協力があります。
そのおかげで、課長は道を切り開き、後に続く者に道を示すことができています。
-------------------------
雅課長が「メリノエ」の中心部の先遣探索で見つけた曜変結晶です。
拠点に鎮座する将軍も、前線で戦う兵士も、ホロウの前には平等です。
対ホロウ行動部の隊員は、ホロウを食い止めるために、命を犠牲にする覚悟がいつでもできています。
戦場を駆け回る援軍、そしてホロウに立ち向かう尖兵――
課長は虚狩りとして常に二つの責任を背負っています。
にもかかわらず、最も危険なエーテリアスを斬ることから、ただの石集めまで、なんでもそつなくこなしてきました。
にもかかわらず、最も危険なエーテリアスを斬ることから、ただの石集めまで、なんでもそつなくこなしてきました。
備考:課長は来週末、お休みです。
-------------------------
雅課長がプロキシさんの協力のもと、手に入れた「曜変キャロット」のデータです。
「メリノエ」の地面は侵蝕の影響で崩れています。
その要因は「曜変コア」により、ホロウが空間の歪みを加速させたことです。
このボロボロになった迷宮の中では、我々がこれまで頼りにしてきたナビ――
その要因は「曜変コア」により、ホロウが空間の歪みを加速させたことです。
このボロボロになった迷宮の中では、我々がこれまで頼りにしてきたナビ――
「キャロット」の有効性と信頼性もかなり低下しました。
ホワイトスター学会は曜変現象が起きるホロウに対して、特別な「キャロット」アルゴリズムを生み出しました。
特別に作られた「曜変キャロット」です――
まるでスーパーの生鮮食品コーナーで「おすすめ」になっている新種の遺伝子組み換え野菜みたいですね。
六課の皆さんは技術面に長けているわけではありませんから、プロキシさんが協力してくれて良かったです。
おかげでボンプ用の作業台から「曜変キャロット」を回収できました。
-------------------------
課長が「メリノエ」の中心エリアでの斬首行動で採取した曜変結晶です。
学会の研究者にしつこくお願いされたので、遠回りをして手に入れたそうです。
執行科では、「学会の連中とは任務に行きたくない」「あのガリ勉ども、本気で私たちのこと、自分の家来みたいに扱うんだから」といった不満の声が常に上がっています。
確かに、ホワイトスターの研究員たちの科学研究に対する情熱と執着は、時に災いをもたらしますし、余計なトラブルを生むこともあります…
ですが、彼らの理想主義的な誠実さは、彼らなりの新エリー都を守る方法なのでしょう。
ですから、たまには母親のように優しく振る舞っても構いませんよね?
この結晶は、蒼角が生存者の捜索中に手に入れたものです。
生存者の捜索は蒼角の「役目」ではありませんが、あの子があの状況を放っておくわけがありません。
生存者の捜索は蒼角の「役目」ではありませんが、あの子があの状況を放っておくわけがありません。
「上半期に行われた3回目のホロウ災害における、市民の避難と自助活動の普及活動の結果、ヤヌス区の生存率が8.24%上昇した…」
――これは、治安局の業務報告からの抜粋です。
治安局が言う「生存率」は「救援部隊が現場に到着するまで生存している市民の割合」ですが、目を向けるべきは普及活動の頻度ではなく、救援が到着する速さです…
-------------------------
浅羽隊員が対ホロウ行動部の新人隊員を指導した際に採取した曜変結晶。
課長は抱えている任務が多すぎますし、身分も特殊ですから、恐ろしい教官として新人を怯えさせてしまうでしょう。
蒼角は優秀ですが、まだ若いですし、事務的な仕事には不慣れです。
浅羽隊員は…
私を除けば、六課で最も教官に適している人です。
ですが、あの「非常にのんびり」した性格が新人の間でも噂になっているようで…
新人の皆さんが不信感を抱かないよう祈るしかありません…
私を除けば、六課で最も教官に適している人です。
ですが、あの「非常にのんびり」した性格が新人の間でも噂になっているようで…
新人の皆さんが不信感を抱かないよう祈るしかありません…
ですが、こういう親しみやすい先輩を好む若者もいるでしょう。
-------------------------
この結晶は私が…
いえ、プロキシさんが、暴走した治安局のロボットを鎮圧した時に見つけたものです。
いえ、プロキシさんが、暴走した治安局のロボットを鎮圧した時に見つけたものです。
今月の報告書はまだ審査中ですし、「メリノエ」事件の総括報告書もまだできていません…
これ以上遅れたら、来月の仕事が延期されて、上下の部署との協力関係にも問題が生じてしまいます…
耳元で鳴り響くサイレンが、仕事のプレッシャーによる幻聴なのか、暴走した自律ロボットが発する叫びなのか、もう分かりません。
最初は課長がプロキシさんを行動に参加させるリスクを心配していました…
ですが、プロキシさんが最悪の状況から助けてくれました。
-------------------------
六課が生存者の捜索と救助を行った際に収集したもう一つの曜変結晶です。
残念ながら、「生存者」を助けることはできませんでした…
ボンプ、自己防衛訓練、自衛用武器、民間用侵蝕救急パック、これらはすべてホロウ災害が突如発生しても、救助が到着するまで市民が持ちこたえられるようにするためのものです。
ですが、私たちはよく知っています。
生き残るために最も大切なのは「幸運」なのだ、と。
ですが、私たちはよく知っています。
生き残るために最も大切なのは「幸運」なのだ、と。
私たちの仕事は、その可能性を掴むためにあがくことなのでしょう。
-------------------------
浅羽隊員が対ホロウ行動部の新人隊員の指導として行った行動の際に手に入れた2つ目の曜変結晶。
浅羽隊員の指導任務は無事に終わりました。
新人たちもから「エーテリアスと戦う時も、1週間分のゴミ袋のようなものを処理する時も、きちんと指導と協力をしてくれる」と「悠真先輩」を評価しています。
ただ、「悠真先輩は現場に現れなかったけど、救助エージェントのボンプは本当に頼もしかった」という少々気になる報告もありました…
浅羽隊員、またプロキシさんに迷惑をかけているんですか?
-------------------------
この結晶は、私とプロキシさんが鎮圧任務を遂行している時に見つけたものです。
「今回の任務が終わったら、一緒にあんぱんを買いに行きましょう」と約束しましたが、プロキシさんへのお礼はいつもあんぱんだったような…?
考えてみれば、六課の皆さんへのお礼もいつもあんぱんですね…
皆さん本当は、あんぱんはそれほど好きでもなくて、私に気を遣ってくれているのでしょうか…
次に皆さんへお礼をする時は、あんぱんではないものにしましょう…
あんぱん以外なら、大福がいいでしょうか?
-------------------------
「曜変コア」による激しい侵蝕が、治安局の自律ロボットの知性を呑み込んだため、治安局の先頭部隊は大きな損失を受けました。
――課長とプロキシさんの活躍がなければ、今でも暴走したロボットが、救助や調査の妨げとなっていたことでしょう。
――課長とプロキシさんの活躍がなければ、今でも暴走したロボットが、救助や調査の妨げとなっていたことでしょう。
この曜変結晶は、侵蝕された自律ロボットと戦うなかで見つけたものです。
-------------------------
六課の長所は「絶対的な精鋭、唯一無二の機動性、比類なき殲滅効率」です。
課長、浅羽隊員、蒼角の労をいとわない働きによる、突発的な状況への処理速度と危険性の高いターゲットの殲滅効率は、対ホロウ行動部の誇りとも言えます。
しかし、六課は人員が不足しているため、限られた数の事件しか処理できず、常に他の課からの協力を得ています。
最も規模が大きく、人数が多いのは一課です。
そのため「一般的」な戦闘任務は一課の戦友たちが担ってくれています。
この曜変結晶は、一課の隊員と共に戦った時に手に入れたものです。
-------------------------
救援部隊が「メリノエ」全域から住民を避難させ、青白い「メリノエ」はますますゴーストタウンのようになりました。
「曜変」はエーテルの無機物への侵蝕を加速させました。
――数年後には、ホロウに眠る都市もこのように色を失くすでしょう。
この曜変結晶は、色褪せた都市のどこかの隅で見つけたものです。
課長が「メリノエ」中心エリアでの斬首行動で手に入れた曜変結晶。
H.A.N.D.、防衛軍、治安局…
いずれにしても新エリー都で最も強大な武力を手にした者たちは、力を合わせてホロウに立ち向かい、新エリー都の土地と市民を守るべきです…
そうなるはずでした。
誓いを述べた時に嘘をついている者がいなければ。
一息つく余裕さえあれば、人の私欲は悪事を働き始めます。
ブリンガーの一件は治安局と対ホロウ行動部の間の溝を深めましたが、このような時は我々が一致団結しなければなりません。
猜疑心と懐疑はホロウよりも危険な深淵です…
私はこれを、身をもって感じます。
ですが幸い、課長の刃はけっして折れません。
彼女に負荷をかけるのが、人の心であろうと、ホロウであろうと関係ありません。
雅――
その名は我々が進む道を篝火のように照らしてくれています…
-------------------------
プロキシさんは、どこにでもあるボンプ用の作業台から、暗号化された市の公文書や「キャロット」のマスターデータといったすごいものを手に入れられます。
それに搭載されている違法な部分については、深く考える余地もありませんが…
(この文章は慌てて消したようだ。)
それに搭載されている違法な部分については、深く考える余地もありませんが…
(この文章は慌てて消したようだ。)
とても優れた技術らしいのですが、プロキシさんが見せてくれた「可視化ハッキングインターフェース」は、ボンプが主人公のジャンプゲームのようでした。
でも、ゲームにしてもハッキングにしても、私の得意分野ではありませんね…
この「曜変キャロット」のデータは、プロキシさんのご協力の下、ホロウ調査で得られたものです。
-------------------------
治安局の仕事はけっして無駄なものではありません――
治安局の同僚がすぐさま行動していなければ、失われた市民の命や財産は、今の規模では済まなかったでしょう。
しかし、機械化した装備や自律ロボットに過度に依存している治安局の部隊は、「メリノエ」で大きな損害を被りました。
それに対して、個人の戦闘力と小規模な精鋭編成を重視する対ホロウ行動部はこのような危機への対応に適しています。
重火力を備えた大規模な防衛軍の部隊が現れるのは、被害が最も悲惨な時です…
この曜変結晶は、治安局の後片付けを手伝っている時に手に入れました。
-------------------------
ホロウには現実を捻じ曲げる力があります。
その力の源がエーテルです。
エーテルを操る技術はホワイトスター学会…
いえ、新エリー都が夢にまで見たものです。
ですが、これまでの努力では、エーテルを薪と同じ燃料としてしか活かせていません――
これはけっして無限のエネルギーを軽蔑する言葉ではありません。
ただ、エーテル技術にはもっと多くの可能性があると思うんです。
ただ、エーテル技術にはもっと多くの可能性があると思うんです。
「エーテル干渉探針」はホロウにねじ曲げられた空間の結び目を解き、空間の継続性を回復できる…
蒼角にも分かるように言うなら、脱線したものを正しい軌道に戻せるということです…
蒼角がこの例えで理解してくれるかは分かりませんが…
この曜変結晶はエーテル干渉装置を用いて、道を切り開いた時に手に入れたものです。
-------------------------
課長は自分が行った行動や戦闘を「修行」または「演武」と言っています。
課長は何のために修行をしているのでしょうか?
世界に一つの宝刀へと自分を鍛え上げるため?
それとも虚狩りの名を担うにふさわしくあるため?
家族や父親の期待に応えるため?
すべての修行を終わらせる宿命の戦いのためでしょうか?
これまでの戦いも、最後の一撃を放つための準備に過ぎないのでしょうか…
この曜変結晶は、課長が「メリノエ」での修行中に見つけたものです。
-------------------------
六課の「メリノエ」での作戦はこれで一段落です。
ですが、「メリノエ」への警戒は現在も続いています。
対ホロウ行動部は「メリノエ」の隅々まで清掃しましたが、「曜変コア」本体への対策はまだできていません。
対ホロウ行動部は「メリノエ」の隅々まで清掃しましたが、「曜変コア」本体への対策はまだできていません。
危機の終わりは、次の危機の始まりでもあります。
六課、対ホロウ行動部はホロウを注視し続けます。
この曜変結晶は、六課が「メリノエ」で最後に行った作戦で見つけたもので、小さな勝利の記念です。
-------------------------
■アチーブメント獲得
ありきたりな任務記録
「虚白なる荒廃の地へ」において、「副課長手帳」をすべて開放させる。
コメント
コメントを投稿