箱の賢者(ポート・エルピス)

「箱の賢者」
……

「箱の賢者」
人間というものは、実に奇妙な存在じゃのう。
これほどまでの期待を、この小さな丸い金属に託すとは――
天からの富を待ち望み、嵐の中での帰還を願い、海の精霊たちの加護を求めるとは…
なんと人の想いとは儚くも力強いものか。
じゃが、これらの「贈り物」を本当に手にした時、おんしたちはそれを容易く他の者に譲り渡す…
しまいには、すべてわしのコレクションとなるのじゃ。

>まず今の収集状況を教えて!

「箱の賢者」
…されど、わしはただ、「コンプリート」と称される偉大なるアチーブメントを待ち望むだけじゃ。


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「箱の賢者」
新しい収穫はあるかの?
あの丸いピカピカの、いつも贈り物としてやり取りされているものじゃ…
本当になければ、フライドポテトを持ってきてくれても構わぬぞ。

①(記念コインを渡す)
②まず今の収集状況を教えて

「箱の賢者」
再びわしのために10枚の記念コインを探してくれれば、わしは目標をすることができるのじゃ。

【?】

★(目標)
【?】

★(目標)
【?】

★(目標)
【?】

★(目標)
【?】

★(目標)
【?】

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②「等価交換」

「箱の賢者」
匂いはいささか違うかもしれぬが、わしの姿は依然として、おんしの知る者に他ならぬ…

①(鼻をつまむ)
②(二歩下がる)

「箱の賢者」
それはどういう意味じゃ?
確かに、ここに身を置くことは、わしの匂いに関して、やや風格を保つのが難しいやもしれぬな。
されどこれでこそ、わしがここに座して守護している重要性をより一層示すことができるのじゃ。
…おんしはまったく、聞いとらんな。
よかろう。
これほど距離が開いておるというに、一体いかなる姿勢で、わしの求めるものを渡すつもりじゃ?
海の香りを宿した幸運のコイン…
それをどこで集めるべきか、おんしなら心得ておろう?
わしは既に準備を整えておる。
おんしから「贈り物」を受け取るためにな。
以前と同様に、互いに必要なものを交換するのみじゃ。

協会記念コインが足りない…
もっと集めとこう。

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協会記念コイン・ポート
【?】
特殊な記念コイン。
ポート・エルピスにいる「箱の賢者」とアイテム交換ができる。
協会が大昔に発行した記念コインの限定版。
ホロウに起因する人口移動などが原因で失われ、その数は少ない。










■謎の男性

謎の男性
カイゾク王の遺産を手に入れるのはこの俺だ、先を越されるわけにはいかない!

謎の男性
カイゾク王の遺産…
一体どんな手がかりなんだ…

怪しげな男は警戒心してこちらを見ると、すぐに手の中のコインを握り締めた。

謎の男性
誰だ!?

①ただの通行人だよ

謎の男性
通行人?
俺が宝の島の手がかりを分析しようとしている時に、通行人が突然現れるなんてあり得るか?
お前、絶対に怪しい!

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②そのコインのことを知っている人だよ

謎の男性
やっぱりな…
こんな絶妙なタイミングで現れるなんて、やはりお前も事情を知っているんだな!

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謎の男性
だが、あの大カイゾクの贈り物を誰とでも分け合うつもりはない…
なぜなら、海の予言はすでに選択を下したんだ――
そしてこのコインを俺に託したのだから!
この古風な格子模様、海から漂う香り、鏡のように滑らかな空白…
必ずこいつの導きで――
伝説の宝島を見つけ出してみせる!

①見つけるのはHIAキャリアセンターかも
②見つけるのはどこかのゴミ箱かも

謎の男性
だが、お前は確かに何かを知っていそうだ…
お前は俺とは違って、運命に選ばれた継承者ではないが――
もしお前が手がかりを共有してくれるなら、成功した暁にはその宝の一部をお前にも分けてあげよう。

①唯一知ってるのは…
②…何も知らないってことだよ

謎の男性
ふん、どうやら何も言うことはないようだな
残念だな。
お前は次代のカイゾク王からの惜しみない贈り物を逃してしまった!

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■マックダン

マックダン
まあ、何事もなければそれでいいさ…

マックダン
ドックのあの像…
「海神」の姿だと言うけど、実際はひどく不細工だよな?

①ちょっと変だよね
②ちょっと狂ってるよね

マックダン
でも、噂ではとても「ご利益がある」と言われている。
なんでも、心から願いを込めて祈れば、願いが叶うって言うんだ。

①あなたも信じているんですか?
②デニッシュが好きそうな話だね

マックダン
ふん、この世に新エリー都以外の都市があるなんて信じないし、俺は信じないよ。
それに、その像の大きな名声は「願いを叶える」というより、「とにかく願いを叶えた」ってことだ。
つまり…
こいつは確かに願いを叶えてくれるけど、時々変な形で叶えることがあるんだ。
以前、漁船の船長が像に「無事に帰航できますように」と願いをかけたんだ。
その結果、船が港を出てから十分ほどで港から嵐の知らせが届いて、すぐに帰航せざるを得なくなった。
もちろん無事に帰航したさ…
もう一人の船長は「満載で帰航できますように」と願いをかけた。
すると途中で治安局から海洋ゴミの処理を手伝ってほしいと緊急通知が届いた。
港に戻った時には、船の貨物室はほぼ過積載状態になっていた…
また、ゆっくり休暇を取りたいと願った船員が、突然船酔いをするよう
になって、それ以来二度と海に出られなくなったという話もある…

①す、すごいご利益だね
②す、すごく奇妙だね

マックダン
でも、あまり欲張りすぎた願い事をしない限り…
恐ろしい代償を払ったって話は聞いたことがない。
だからみんなこの像に対しては、ずっと友好的なんだ。
あんたは何か小さな願いで、試してみたいことがあるか?

リン
(小さな願いなら…
記念コインを集めるのはどうかな?)

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マックダン
何か願い事があるなら、どうだ…
海神の像にでも聞いてみるか?

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海神の像
「変な像」は相変わらず、楽しげにドッグのそばの海面に立っている。

リン
(つまり、この…
手は舞い足は踊る、いや、ひれを動かし尾を振る魚に、記念コインを集める願いをかけるってこと?)
(いやいやいや!
海神に対して不敬なことを言ってはいけない…
真剣に願いをかけよう!
敬虔に祈りを捧げて!)
(尊敬する海神様!
「箱の賢者」が欲しがっている記念コインを早く集めさせてもらえませんか?)
(最近それ、本当に…
臭いが強いんです!
記念コインを集め終わったら、もうあんなに近くに行って話さなくても済むんです!)

もちろん何も起こらなかった。
「変な像」は相変わらず楽しそうにドッグのそばの海面に立っている。

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リン
(これで終わり?
チッ…
やっぱりマックダンさんにもう一度聞いてみよう!)

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マックダン
あの像に願いをかけてみたのか?

①うん
②でもあまり効果がなかったけど

マックダン
少し待ってみろ。
何事もすぐに効果があるわけじゃない。
焦っても熱い豆腐は食べられないぞ。
そうだ。
若い人たちの中には…
願いの泉のような方法であの彫刻を扱えばいいって言っている人もいるようだ。
例えば…
コインを投げてみるとか。
試してみたか?
そうだな…
ここにちょうどコインがある。
願かけするのにぴったりじゃないかな。
別にディニーでもないし、何の役にも立たない。
捨てるのももったいないだろう。
ほら、試してみな!

マックダンは一枚の…
見覚えのあるコインを取り出した。

①!?
②え?

マックダン
どうした?
そんなに口をあんぐり開けて、虫が入ってくるのが怖くないのか?

①さっきの願い事が…
②もう叶ったよ!

マックダン
ご利益があったのか?
…よくわからんが。
まあ、悪い事が起きてなければそれでいいさ…

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谷じい
幸運コインなんぞ、全く役に立たん…
もう一週間が経ったが、まだ何の成果もない。

①【?】どの幸運のコイン?
②その幸運のコインはどこで手に入れたの?

谷じい
おっ、来た来た!
ミネにこのことをどう話したらいいのか…
とにかく、これを彼に返すのを手伝ってくれ。
これは彼が釣りをしている時に見つけた幸運のコインだと言っておった。
コインを手に入れてから三匹の大きな魚を釣ったんだ。
その中には、彼ですら…
オホン、ワシらも見たことがないような魚が一匹おった。
彼は親切にも「幸運」をワシにくれたので、ワシはそのコインを釣り竿に貼り付けたんじゃ。
それで、一週間が経ったんじゃが…

谷じいの釣り桶は、相変わらず空っぽだった。

谷じい
もしミネがいい子じゃなけりゃ、このコインがワシの運を吸い取ったんじゃないかと思うところじゃった。
はぁ、やっぱりこの…
この「幸運の贈り物」をあの子に返してくれんかの?
もしかしたら、あの子の運に頼らなくても、ワシにだって大物を釣れるかもしれん!

①本当にいいの?
②【?】じゃあ、あげてきちゃうよ?

谷じい
ああ、そうしてやってくれ!
ワシのような経験豊富な釣り人は、コインがもたらす「運」なんぞ全く必要ないのじゃからな!

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谷じい
この「幸運」とやらは、やっぱりミネに返すべきだな…

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ミネ
……
それで、谷じいはこれを僕に返すって?

①【?】そう
②ごめんね。彼は言いにくかったんだよ…

ミネ
本当に残念だなあ。
このコインのおかげで前回はすごい魚が釣れたのに…

ミネは「幸運のコイン」の効果を試してみたかったようだ。
彼はコインを釣り竿に貼り付けて…
ちょっと待って、今すぐ成果が出るってこと!?

ミネにしばらく付き合って待っていると、立て続けに大物を二匹釣り上げるのを見た。

ミネ
ああ…
どれも普通の魚だな。
やっぱりこのコインの幸運も前ほどじゃないみたいだ。

①【?】普通の魚…?
②幸運も前ほどじゃない…?

ミネ
谷じいの言う通りだ!
釣り人として、収穫をコインがもたらす「幸運」なんかに頼るべきじゃない!
こんな根拠のない伝説を信じてしまっただけでなく、そのコインを贈り物として彼に渡してしまったなんて、釣り人としての初心を裏切ってしまった!
今日からは、地道に釣りに励むことにする。
このコインは、君に任せるよ!

①【?】私に?
②私も釣り竿を探しに行くべきかな?

ミネの釣り糸がまた動いたみたい!?
それでは、「幸運のコイン」なんて必要ない、真の幸運の持ち主を邪魔しないようにしよう…

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ミネ
いい天気だね…
釣果もまあまあだ!

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■光治

光治
記念コインよりも、綺麗な貝殻が一つ欲しいな…

光治
これを見て。

光治の手のひらには、馴染みのあるコインが載っていた。

光治
金属製品は、資源ゴミの箱に入れるべきかな?
でも、こんなに美しくて完璧なコインは、まるで予想外の贈り物みたいだ。
そのまま捨てるのは、ちょっともったいない気がするな…
でも、家に持って帰ったら、またうるさく言われるだろうな。
何しろ、僕の机の上には貝殻のコレクション棚、海螺のコレクション缶、羽根のコレクションブックが置いてあるから…

①もうーセットあっても、別に問題なさそうだけど

光治
まあいいか。
あの天然のコレクションと比べると…
もしコインを一揃い集めなきゃいけないとなると、ちょっと無理かもしれない。

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②それならそのコイン、私にちょうだい

光治
そうですか?
もう少し考えてみます…
うん!
天然のコレクションに比べれば、コインを一揃い集めるのはやっぱりあまり面白くないな。

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光治
本当にコインを集めるのが好きな人たちの気が知れないよ…
あ、違う、失礼なことを言うつもりはなかったんです…

①大丈夫。私が集めてるわけじゃないから
②本当のコレクターに聞いてみるよ

光治
あなたの友達はこれが好きなんですか?
では…
お詫びの気持ちを込めて、これをさしあげます!

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