【?】序章 幕間/大脱出

ある施工チームがラマニアンホロウの工事エリアで行方不明になっちゃったみたい!
捜索と救出は本来、ホロウ調査協会や治安局の仕事だけど…
それがプロキシに回されたということは、よっぽど手強い任務なのかな…
まあいっか。
この任務で、自称スーパー人工知能のFairyがホントに凄いのか、確かめてみよう!

依頼人:「羊飼い」
場所:廃棄された地下鉄
目標:ホロウに閉じ込められた作業員を救出する

リン
あれっ、隅っこにいるのはボンプかな…?
見に行こ!


けいれんするボンプ
(地面に座り込んでいる哀れなボンプがいる。
その様子からして、小さな体でエーテリアスの強烈な一撃をまともに受けたようだ。)

①軽く撫でる
②【?】声をかけて目覚めさせてみる

けいれんするボンプ
(ボンプは全く反応しない。
ざっと調べてみると、救助用ボンプだった。
キャロットだけでなく、救援ビーコンや遭難者
の情報も搭載しているようだ。)
(どうやら依頼に役立ちそうだが、先ほどの衝撃でボンプの自動起動機能が壊れてしまったようだ。)
(同時に、ボンプに登録されている名前を発見した…
10人の隊員」。)

①奇妙なセンスだね!
②【?】こ…これって名前なの?

「救助のプロ」
Fairyはまだ信頼できると決まったわけじゃないから、私たちは自分たちの力でホロウの救援を行うことにした。
でも、「羊飼い」が持ってきた依頼にはきっと裏がある。
作戦を立てていると、Fairyがブロックを突破して、無理やり会話に入ってきた。

ちょうどその時――

アキラ
もしもし、リン、聞こえてるかい?

>お兄ちゃん、どうして通信に?

リン
お兄ちゃん、何かあったの?
ねぇ、これだと私たちの会話…
あいつに丸聞こえなんじゃないかな。

アキラ
心配いらない。
あいつの音声へのアクセスを遮断しておいたんだ。
大声で内緒話をしても、向こうは何一つ拾えないだろう。
さて、本題に入ろうか。
先ほど「羊飼い」から新しい情報が入ったんだけれど…
留意しておけ、ということみたいだ。
それによると…
実は一時間前にもうヴィジョンは、「マルコ専門救助隊」というところへ依頼を出していたみたいなんだ。

①もう救援が来てたの?
②【?】それで、どうなったの?

リン
救助のプロを向かわせたのに、なんで私たちにも依頼を?

アキラ
「羊飼い」もその点を訝しんでいたよ。
その救助隊、ホロウに「10人の隊員」を派遣したものの音信不通になった、と会社に報告したんだそうだ。

>「10人の隊員」!?

リン
待って…
「10人の隊員」って…
地面でのびてるボンプの名前じゃない?
その救助隊、絶対やばいやつだって…

アキラ
そうだな…
まあ、10人も助けなくて済むと考えたら、まだマシだろう?
そのボンプ、何か役に立ちそうかい?

>(かくかくしかじか)

リン
このボンプ、キャロットもあるし、閉じ込められてる人の情報も持ってるから、目が覚めたら役に立つと思うよ。
でも、今は修理できなくて…

Fairy
了解。
ボンプのシステムチェックはすでに完了しています。
現在、起動に必要なプログラムをダウンロード中――

>えっ、Fairy!?

リン
えっ、Fairy!?
どうやって出てきたの?
ちゃんと遮断してたのに――

Fairy
再度否定。
私こと、Ⅲ型総順式集成汎用人工知能「Fairy」は、H.D.Dシステムの全権を掌握しています。
つまり、いかなる手段でも遮断することはできません。
規約に基づき、私は貴方様の任務を全面的にサポートいたします。
それには、小型知能機械のシステム修復も含まれます。
ボンプの起動に必要なプログラムのインストールが完了しました。
マスター、どうぞボンプを起動してください。

①勝手なことしないで
②【?】…感謝したほうがいいかな?

リン
Fairy、勝手なことしないで!

アキラ
リン、待つんだ。
そのボンプ…
確かに、あと少しの初期化で復活しそうに見える。

>(早く依頼を終わらせるためにも…)

リン
(うう…
まあいっか。
早く依頼を済ませなきゃだし、Fairyが出しゃばってきたことは目をつぶって…
とにかくボンプの状態を確かめなくちゃ)

Fairy
全てのデータを点灯状態にしてください

【?】接続がぞう

「10人の隊員」
ンナ、ンンナン?
(親切な人、あなたが私を助けてくれたんですか?)

①うん、その通り
②【?】あんたはさっき、エーテリアスに襲われたんだよ

「10人の隊員」
ンナ!ンナンナ。
(ありがとうございます、親切な人!
私は救助隊のボンプで、ここには人を助けに来たんです。)

>どうしてそんな名前なの?

「10人の隊員」
ン、ナンナン!
(マスターが言うには、これはいい名前なんだそうです。
この名前を名乗れば、みんなが仕事を私たちに任せてくれるって!)

①私も人助けに来たの
②【?】遭難者の情報を持っているようだけど?

「10人の隊員」
ンナ。ンナ、ンナ…
(そうです。
でも、ちょっと待ってください。
何かを忘れているような気がします…)
ナン!ンナンナン…ンナナ。
(思い出しました!
さっき、最初の遭難者を見つけたところでエーテリアスに遭遇して…
エーテリアスをこちらにおびき寄せたのですが、その後気絶してしまったんです。)

>その遭難者はどこにいるの?

「10人の隊員」
ンナ、ナナ!
(ついてきてください!
場所はわかります!)

リン
情報によると、閉じ込められてる人は3人だって!

Fairy
マスター、ボンプについていくことをお勧めします

リン
言われなくてもわかってるよ…

Fairy
提案。
私は生体信号の探知も可能です

リン
ありがと。
でも今は大丈夫だから
それと、呼ばれてもないのに勝手に話さないで!

Fairy
かしこまりました、マスター

「初めての協力」
被災者たちは、長い間ホロウに閉じ込められて、危険な状況にあるらしい。
彼らを一刻も早く助け出すため、私たちはFairyの提案を受け入れ、ホロウの探索に協力してもらうことにした。


興奮気味の要救助者
生きてるやつ?
えぇ!?
おっしゃ来い!
エーテリアスがなあ!
道塞いでてなあ!
倒そう!
な、倒そう!
二人で!

リン
身体は元気そうだけど…
あんまり気は確かじゃないみたいだね…

乾杯!
アンタに会えて良かった!
このままずっと、死ぬまで幸福だ!

>(ビンタしてみる?)

リン
うん…
考えてる時間もないし、ここはちょっと荒っぽくいくよ!

イアスの身体で飛び上がって、要救助者の頬をひと思いにはたいた――

要救助者
痛ってえ!
ボ、ボンプにぶたれたのは初めてだぜ…
あれっ、あ、アンタら…
ホロウ救助隊の人か!?

>その通り。気分はどう?

リン
その通りだよ。
気分はどう?

要救助者
えっと…
キツいのをもらったから、目は覚めたよ。
ただ、まだ…
頭がくらくらするが…

>いつからホロウにいるの?

リン
どのくらいの間、ホロウに閉じ込められてたのか覚えてる?

要救助者
よく覚えてない…
おたくの隣にいるボンプが見つけてくれた時には、まだ意識がはっきりしてたんだが…
一緒にホロウの出口に向かう途中で、エーテリアスに出くわしてな。
ボンプがエーテリアスを引き離してくれたあと…
少なくとも、「ホロウ内安全活動推奨時間」を3倍くらい超過した。
そのせいか、意識がだんだんなくなっていったんだ。

①そんなに長い間…?
②【?】情報と違うような…

リン
えっ、そんなに長く閉じ込められてたの?
救助隊が呼ばれたのは、つい一時間前だって聞いたけど…

アキラ
リン、情報が間違っていないんだとしたら…
あまり大事にしたくなかったヴィジョンが、リスクを過小評価させるよう工作をしていた可能性がある。
これからまた一旗揚げようというところに、こんな依頼が転がり込んでくるとは…
まったくツイてるな。
とにかく、他の要救助者には一刻の猶予もないことが分かった。

>頼みの救助用ボンプは…

リン
でも、救助用ボンプは最初の要救助者を見つけたばっかりだもんね。
データベースが使えないなかで、ルートを割り出して短時間でみんなを助けるとなると…
けっこう大変だよ…

Fairy
マスター。
私であれば、生体信号の分析および捜索が可能です。
新エリー都の全知能設備の80%を利用し、リアルタイムでホロウ内ルートを分析することもできます。

アキラ
Fairy、今は邪魔しないでくれると――
…待った、なんだって?
残りの要救助者をすぐに探し出せるのか?

Fairy
肯定。
マスター、私は今回の依頼を通じて、貴方様に価値を証明したいのです。

①わかった、チャンスをあげる
②【?】いいよ、人命第一だからね

リン
…わかったよ、Fairy。
緊急事態だからチャンスをあげる!
私たちに、あんたの力を見せつけてみて!

Fairy
マスター、救援ビーコンを携帯する救助用ボンプを検知しました。

Fairy
救助用ボンプとの分業を推奨。
私たちは要救助者と出口を捜索し、救助用ボンプには出口までの誘導を要請するのです。

リン
理にかなってるように思えるよ。
お兄ちゃん、これで行ってみよ!

Fairy
ビーコンが起動しました。
任務を再開できます

アキラ
要救助者はまだ二人いる。
先に探しに行こう

Fairy
付近の生体信号を検知しました

リン
え、もう!?

Fairy
要救助者の付近に到着しました


苦しんでいる遭難者
う…うぐ…

>起きて!しっかりして!

苦しんでいる遭難者
えっ…ああ…うう…

(遭難者を見つけたが、状態は良くない。
意思疎通ができないだけでなく、初期の侵蝕症状も現れている。)
(時間が差し迫っているし、もう一人の遭難者
もいるから、とりあえずここにビーコンを設置して、救助用ボンプに彼を運び出してもらうしかなさそうだ。)

>(ビーコンを設置する)

Fairy
ビーコンが起動しました。
任務を再開できます
ホロウ内の生体信号を検知しました
最短で救援ルートを策定


>裂け目

Fairy
要救助者の付近に到着しました

臆病な遭難者
わああ!
なんですか、これ!
近寄らないでください!
えっ、あなたたちは救助隊員…
救助隊員ですよね。
間違いないですよね!

>そうだよ。あなたは助かったよ

臆病な遭難者
よ、よかった!
以前、ホロウ生存ガイドを十数冊読んでいて、この隅にずっと隠れていたから、近くのエーテリアスに見つからずに済んだんです。
そうだ。
ここにもう二人、同僚が閉じ込められてるんですけど、彼らは無事なんでしょうか?

>彼らはさっきもう見つけたよ

臆病な遭難者
ふう…
助かりました。
それでは、今はどうすればいいですか?

①この場で待機してて
②【?】救助用ボンプがもうすぐ到着するから

臆病な遭難者
わかりました。
ではここで待ってます!

アキラ
リン、行こう。
次はホロウの出口だ!

Fairy
救助用ボンプが要救助者の搬送を開始しました
Fairy
心拍数の上昇を確認、鎮静効果のある音楽を再生…

リン
ストップ、そんなのいいから!

Fairy
間もなく、ホロウの出口に到着します

リン
ナイス、Fairy!

「10人の隊員」
ンン、ンナン!
(遭難者を全員連れてきました!)

臆病な遭難者
この裂け目がホロウの出口なのですか?
やった、ついに助かりました!

>みんなでホロウを離れよう!

>≪幕間≫


-------------------------

・Ver.1.4以前

Fairyの知能的介入
「要救助者と一致する生体信号を発見、このエリアで捜索を行ってください…」
要救助者の位置を速やかに特定すべくルートの再構築を補佐します。」

ホロウでの救援
いい機会だし、さっそく彼女の実力を拝見させてもらおう。

残り要救助者数:3人

>出発しよう!
 Fairyにホロウデータを復元してもらう

…ホロウに閉じ込められた施工チームの作業員を捜索する…

Fairy
探索ルートの情報を更新しました
要救助者の位置を特定しました
測定結果によると、要救助者の所在地に危険があります。
速やかに救助を行ってください

アキラ
離脱ポイントだ。
救助対象を見つけたら連れてこよう。

Fairyの知能的介入
「ネームプレートを照合。
命令を受け、救助に来ていた調査協会の調査員です。」

負傷した調査員
「ここで他の人間に出会えるなんて!
てっきりもう…」
「お、お願いです!
僕の仲間たちを助けてください!」
協会の命令を受けて、捜索と救助に駆けつけた調査員だね。
でも彼のチームは不幸にもエーテリアスに襲われて、ここまで逃げ延びてきたのは彼一人だって。

無事である見込みは薄い…
それでもついでに捜索してみよう。

>注意しておくよ!

Fairyの知能的介入
「調査員から提供された『キャロット』のデータを受領。
ルートの解析を開始します…」

Fairy
探索情報を更新しました

アキラ
近くのホロウデータをスキャンしよう

Fairy
新たな探索エリアを表示します
探索ルートの情報を更新。
上層エリアをご確認ください


Fairyの知能的介入
「前方に知能を持つ生命体を発見。
装備から、ホロウレイダーと推定。」
「調査協会が公表しているデータによると、当該グループによる詐欺被害は年々増加しています。
接触の際は、十分にご注意ください。」

幸運な「出会い」
「おっ、生きてる人間か?
ハハッ!
あんたらツイてるな!」
「ここを探索してたら、素晴らしいツールを見つけたんだ!
これがありゃ探索が倍くらい捗るぞ!
絶対役に立つぜ!」
「同業のよしみで、値段はまけてやる!
どうだ?」

そのツールとやらを買おうかな?

①【?】珍しいものは、もちろん買わないと!
 「巨額」のデイニーを支払う

②試しに値切ってみる
 Fairyに値引き交渉の話術を検索させる

Fairyのネゴシエーション
Fairyが様々な話術を駆使して交渉した結果、謎めいた同業者は押し売りするつもりだった「お宝」の位置情報を自ら進んで…
しかもタダで教えてくれた。
これに味を占めてやりたい放題してはいけないとFairyにひとしきり言い聞かせた後、一同はホロウレイダーからデータを受け取った。

Fairy
探索情報を更新しました

アキラ
ホロウレイダーが教えてくれた場所に行ってみよう、リン
ん…
H.D.Dでは検出されていないエリアだ…
ここでもホロウデータをスキャンできるのか
この「キャロット」のデータを使ってみよう

Fairy
新たな探索エリアを表示します
探索ルートの情報を更新。
上層エリアをご確認ください


Fairyの知能的介入
「要救助者の所在地に到達しました。
要救助者の状態を確認中…」
「社員番号:1586305」
「バイタル:昏睡
「侵蝕進度:普通
「早めに治療を施すことをお勧めします。」

気絶している鉱夫
要救助者を見つけたのはいいけど、この人の状態は芳しくない。
もう侵蝕の初期症状が出てる。

先にこの人をホロウから連れ出そう!

>先にこの人を離脱ポイントまで連れて行こう

Fairyの知能的介入
「要救助者が安全なエリアに移動しました。
救助を続行してください。」

Fairyの知能的介入
「要救助者の所在地に到達しました。
要救助者の状態を確認中…」
「社員番号:1686389」
「バイタル:正常」
「侵蝕進度:軽度
「速やかにホロウから離脱する必要があります」

救助を待っている鉱夫
この鉱夫は、隅っこの狭い場所にうずくまっていたため、近くで陣取っていたエーテリアスに気付かれずに済んだ。
お手本のような安全行動…
教科書に載せるべきだね。

この人を連れてここから離れよう。

>Fairy、離脱の案内を

Fairyの知能的介入
「要救助者が安全なエリアに移動しました。
救助を続行してください」

Fairyの知能的介入
「要救助者の所在地に到達しました。
要救助者の状態を確認中…」

Fairyの知能的介入
「社員番号:1592380」
「バイタル:興奮
「侵蝕進度:無し」
「対象を落ち着かせる必要があります。
推奨、平手打ち。」


極度に興奮している鉱夫
「やつは生きてるまだ?
しゃっ、来いついて!
蹴散らしてエーテリアス邪魔くせえやらあ!」
要救助者の体は至って健康みたいだけど、精神は…
きっと、何かしらおかしくなってる。

放っておくと、さっき助けた人より酷い目に遭いそう…

①平手打ちで目を覚まさせる。
②【?】この辺りを探索する

VOICE ONLY
うおっ、痛ってえ!
ボ、ボンプにぶたれたのは初めてだぜ…
すまん、すぐホロウから出る…

アキラ
全員無事に見つかったね。
さて、離脱しよう

…閉じ込められた作業員を連れてホロウから安全に離脱する…

Fairyの知能的介入
「すべての要救助者の救出に成功、依頼を達成しました。」

ホロウでの救助活動
Fairyの力はやっぱり想像以上だった。
彼女のサポートのおかげで、とても効率よく捜索と救助を終えることができた!

この力を、他のことにも生かしてくれたらいいのに…

①【?】待って、もう少し探索してみよう
②任務完了、離脱しよう

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■【?】

Fairyの知能的介入
「ドアの情報を解析しました。
指定された額のギアコインを支払うと、ドアが開く仕組みです。」
「残念ながら、施錠機構が知能化されていないため、私には介入できません。」

封鎖されたドア
Fairyさえいれば、どこまでもスイスイ進めると思ってたけど…
そのローテクっぷりが、逆にセーフティとして機能してる。
もしかして設計者は、これを見越してたの?

結構お金がかかるけど…
通るには、それしか方法がない。


①指定された額を支払う

Fairy
指定された額のギアコインを支払いました。
認証成功、ドアが開きます。

②この辺りを探索する

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