コンロ点火・その一

「覇者」の厨房にあるコンロが点火…
もとい大炎上！

消防隊員「パエトーン」、現場に到着！

…カーサは何か頼み事があるようだ。ブレイズウッドへ行って確認してみよう…

バーニス

予定どおり宴会をひらくなら…

カーサ

やっぱり、例のあの人に頼むしかないかい？

「盛宴のシェフ」
ツール・ド・インフェルノの幕引きを祝し、郊外の新たな覇者の宣告のため、カリュドーンの子は宴会を開きたい。
一方その頃、ブレイズウッドの町長カーサーは、町に新たな活気をもたらしたいと考えていた。
両者はたちまちピンとくる。
そうだ、あとは経営に長けた人物がいればいい――

「パエトーン」とか。

カーサ
ブレイズウッドにようこそ、プロキシ…
いや、「店長様」と呼んだ方がいいかい？

①プロキシでいいよ

リン

うーん…
やっぱ「プロキシ」がいいかな。

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②「店長様」？いいね！

リン

「店長様」？
なんか、いいかも…！

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バーニス
やっと来てくれたんだ、プロキシちゃん！
待ってたよ～！
本当はね、大事なことだからシーザーちゃんは自分でお迎えしたかったんだって。
でも、今はダイナーの物流ルートのことで走り回ってて…
別に昨日の夜、私特製の「ニトロフューエル・覇者スペシャル」を飲みすぎたとかじゃないから！

カーサ
…今や、新たな「覇者」が決まり、ブレイズウッドの生活も元に戻りつつある。
けど、どうにも生き生きした活気ってやつが欠けててねぇ。

新たな覇者が郊外に来たからには、ブレイズウッドも生まれ変わる必要があるだろう？
とりあえず、あたしたちの後ろにあるダイナーから始めようってわけさ。

バーニス
たまたまシーザーちゃんも宴会をするつもりだったの。
「ツール・ド・インフェルノ」の打ち上げパーティーってやつ？
新しい「覇者」だぞ一って郊外に宣言して、カリュドーンの子の理念をみんなに伝えるんだって！
でも、なんて言ったっけ？
「王様自立すべし」？
うちの大将、都会の高級ホテルみたいなのは好きじゃないみたい。
私たち、だーれもお料理できないのにね！
私も火起しならそこそこ得意なんだけどねー…
他のみんなは先代覇者からの引継ぎでばたばたしてるしダイナーの管理までは手が回らないよ。

それに、こういう接客業？ってもともと私たちの得意分野じゃなくて…

カーサ
それで、あたしとシーザーが話し合って閃いたんだよ。
プロキシがいるじゃないかってね！

バーニス
私たち以外で、カリュドーンの子の宴会を仕切れる人がいるとしたら…
それはプロキシちゃんしかいないよ！

①おもしろそうだね

リン

ダイナーの店長？
なんだか面白そうかも！

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②ただのビデオ屋の店長なんだけど…

リン
本当にできるかなあ。
私、ビデオ屋しか経営したことないんだけど…

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カーサ
飲食店の経営を正しいほうに導くのは、地獄から英雄を生還させることよりよっぽど簡単さ。

バーニス
心配しないで、プロキシちゃん！
何かあったらいつでもカーサが相談に乗ってくれるし、カリュドーンの子がみんなでお手伝いに来るから！

カーサ
ひとまず「チートピア」の鍵をあんたに預けるよ。

バーニス
鍵？
でも、あのダイナーってまだ、まともなドアすらなかったような…

カーサ
それじゃあ、ダイナー再建計画を紹介しよう。
こちらへどうぞ、店長様！

「覇者」の厨房にあるコンロが点火…
もとい大炎上！
消防隊員「パエトーン」ただいま到着！
チートピアを経営して「覇者」の宴のための支度をしよう。

…バーニスと一緒に「チートピア」を視察しよう…

カーサ
未来の「チートピア」店長、どうぞこちらへ。
簡単に紹介しよう。
こちらは…

バーニス
郊外の西風に運ばれて来て積もりに積もった灰と、鼻が曲がっちゃうような臭いでいっぱいの怪しい廃棄物の山だよ。
なんか感動的な歴史映画のプロローグって感じだねぇ。
この廃墟から君のチーズ帝国ははじまったのだ！って、どうかな？
店長ちゃん、わくわくしてこない？

①帰っていいかな

②やっぱり帰っていい？

バーニス
安心して！
ダイナーの改修資材が届いたら、「こんなところで食事なんて食ってられるか！」から「どこかの馬の骨なら食べるんじゃないか」って場所にレベルアップしちゃうからねぇ！

カーサ
まったく、すごいレベルアップだね。

①歴史的なレベルアップだね

②ささやかなレベルアップだね

バーニス
カウンターに郊外っぽい小物とか買い足してもよさそ～。
それに、ボトルラックの飲み物は…
もちろん私の特製ニトロフューエルで決まりだねっ！
カーサが引火するものはダメって言ってなかったらなぁ…
も～っと「火力！」でハッピーな飾りつけを考えられたのに…

カーサ
ほら、私はまだここにいるよ？

バーニス
おやおや、カーサちゃんはまだ別の仕事があるの？
ほら、プロキシちゃん、あっちに行ってみようよ！

ダイナーの中を一歩進むごとに、空一面に埃が舞い上がった…

バーニス
わわっ、目に灰が入っちゃったよぉ…
だいじょぶだいじょぶ！
「ステア」と「シェイク」はそんじょそこらの埃で消えちゃうような火じゃないから！
きっと「チートピア」も店長ちゃんの腕があったら、ちょ～っと経営が傾いても潰れたりしないんじゃないかな！

①できる限りはやるよ

②なんだか泥船にのった気分…

バーニス
シーザーちゃんはこの「宴会」に気合満点、ゆくゆくはブレイズウッドでのカリュドーンの子の拠点がここになるって考えたとき――

プロキシちゃん以上の店長はいないなって！

だ～か～ら～、お願い！
店長ちゃんっ――

私とカリュドーンの子も、カーサとブレイズウッドのみんなもいっしょに頑張るから！

ダイナー経営のこまかいコトは、カーサがまだまだ伝えたいことがあるって言ってたよ！

ダイナー改修用の資材もそろそろ届くと思うから…
プロキシ店長ちゃんは、サインと受け取り、よろしくねぇ！

…「チートピア」の経営プランを検討しよう…

カーサ
今の「チートピア」の惨状から、「チーズの天国」「覇者の宴」とうたわれた往時の姿を思い起こすのは難しいだろう…

バーニス
えっへん。
そこは私たちにおまかせあれ！
カリュドーンの子の頼れる「猪突猛進」が最初の改修資材をお届けしちゃうよぉ！

バーニスの話が終わらない内に、大型トラックの「ドドドド」というエンジン音の轟きが遠くから聞こえてきた…

バーニス
来た来た！
きっと「チートピア」の荷物だよ！

カーサ
施工チームの準備もできてる。
さっそく工事を始めようか、店長？

＞チートピア・グレート・アゲイン！

カンカンドンドンバリバリギュイーン…
ブレイズウッドの住民がカーサに騒音問題を訴える前に、「チートピア」の工事は無事完了した。

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興味津々の町民
ここは昔あったダイナーでは…？

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おごり高ぶる町民

ボロボロじゃないか…

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汗だくの作業員
ほんとに入ろうと思うヤツがいるんだろうか？

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営業再開したのかな？

そうみたいだね…
後で入ってみようよ！

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…「チートピア」の経営計画を確認しよう…

カーサ
さて、ダイナーの経営方針は…

バーニス
店長ちゃんのおおせのままに！

バーニス
これなら「チートピア」もどうにか安全な経営基準を満たしたお顔になったんじゃない？

カーサ
今はまだ子供騙しのようだが、以前の「チートピア」は郊外でも大人気のダイナーだったんだ。
新しい覇者と伝説のプロキシの共同事業なんだ、必ずかつての栄光を取り戻せると信じてるよ。

そうはいうが、ここからは本格的にやってもらわなきゃならないんだ。
ダイナー経営の引き継ぎにあたって、注意事項を説明させてもらうよ。
ダイナーにおける店長の主業務は、お客さんのオーダーに応じながら、日々店内のさまざまな事務処理をこなすこと。
ま、言うまでもないことだったかもしれないな？
日々の経営で、ダイナーの管理業務を除いて最も大事な仕事は、「美食顧問」として、お客さんのオーダーに合わせてメニューをカスタマイズすることになるだろうね。

バーニス
つまり「チートピア」って店長ちゃんの気分次第で出てくるメニューが変わるダイナーってコト？

カーサ
そうだとも。
だが、しっかりお客さんの好みや注文に合った料理を提供できなかったら、評価もチップももらえないだろう。

街でも「おまかせコース」が流行っているんだが、要するにその店の評判はすべて店長の腕次第ってことだからね。

バーニス
「Random Play」だって、お客さんの好みにあわせて映画をおすすめするお店だから、プロキシちゃんならきっと大丈夫だよ！
そうだよね、「店長様」！

カーサ
さ、机上の空論はここまで。
あとは自分の手で、一通りの業務にふれて慣れてみるのはどうだい？
あたしが最初のお客さんになるから、コースメニューのカスタマイズをやってごらん。
復活を遂げる「チートピア」最初のメニューを口にする栄誉を、謹んでお受けしようじゃないか。

…「メニューのカスタマイズ」を完了させて、カーサをもてなそう…

カーサ

物は試しだ、早速営業してみよう

今回は、あたしがお客さんをやるよ

＞≪ステージ１≫

…カーサに、食事の出来栄えを聞いてみよう…

カーサ
うん――

シンプルな料理だが、ブレイズウッドの味がする！
こいつなら古株としても太鼓判がおせる出来だね。

だが、あたしの意見だけじゃ不十分だろう。
ブレイズウッドから、何人か試食に呼んできてもらえないかい？
お客さんの意見を集めるだけじゃなくて、「チートピア」再オープンの宣伝にもなるからさ。

おや、気になった連中が集まってきてるようだね。
店長、彼らから始めてみるのはどうだい？

…野次馬見物している町民たちを食事に誘おう…

興味津々の町民

まさか…
営業再開でもして…？

興味津々の町民

私がサボテンよりも小さかったころ、あのダイナーはいつ見ても大盛況だったことを覚えてるよ。

気づいたら閉店していたけれど、子どもの頃の懐かしい思い出があるんだ。

①「チートピア」再オープンです！

②試食していきませんか？

興味津々の町民

わっ！
ホントに再開したんですね？
無料の試食イベントが？
絶対参加するよ！
子どもの頃に味わった、あの味にまた会えるといいな…。

…野次馬見物している町民たちを食事に誘おう…

汗だくの作業員
妙なダイナーだなぁ…

汗だくの作業員

ああ、あの店…
店と言うか長いこと荒れ放題だったろう。
ゴミの片づけだの、老朽化した壁の塗り直しだの、かなりの手間だったろうな…

名前も聞きなれない。

一体どんな料理を出すのやら…

①「チートピア」へようこそ！
②試食会に参加しませんか？

汗だくの作業員

やっぱり変な名前だ…
まあ、町にある店の料理にも飽きてきたし、物は試しに行ってみるか…
口に合う料理があるといいんだが！

…「メニューのカスタマイズ」を完了させて、お客さんたちをもてなそう…

＞≪ステージ2≫

…カーサに営業の成果を報告しよう…

カーサ
「チートピア」のメニューや経営スタイルに対するお客さんの反響はまずまずのようだね。
はやくも仕事のコツをつかんだようだね。
じゃ、次の話をしよう。
大事なのは経営計画を立てることだ。
店長、ビデオ屋の経営方針は成り行きまかせって聞いたけど、「チートピア」はそれじゃダメだ。
なんせブレイズウッドには町の内外から食い意地の張った奴やら色々なお客さんがやって来る。
そういう場所で、店を根付かせないとならないんだ。
だから「チートピア」の第一歩は――

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ドリアン

姉貴は最近、ずっとダイナーのことで忙しいんだ。

タイミングを見計らってちゃんと休むように言ってやらなきゃな。

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メニューが前より増えたみたい！

これ食べたいな！

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…「チートピア」の経営を正式に始めよう！…

＞≪ステージ3≫

＞≪厨房は燃える荒野≫